PCカードスロット

新しくなったPCカード機能。その謎を解く!

 

 現在のノートPCに不可欠なPCカードスロット。PB2400cは背面にType 2を2枚(3の場合は1枚)分のスロットを装備。2400/3400系は共通の使用であり、下段はZVポート対応。将来的にはCard Busにも対応予定
言い換えれば、ハードウェア自身はCard Busに対応しているもののOSが対応していない
 従来のPowerBookとは異なるPCカードスロットの仕様は、PCIアーキテクチャに乗っ取った新設計のマザーボードに拠るもの。同時にPC Card Managerのバージョンも2.0から3.0に上がり、機能も向上。刺さったPCカードをPCIカードと同じ様に扱い、刺さった時点でそのドライバを読み込む仕組に。PC Card Manager自体のネイティブ率も上がりメモリの有効管理も実現されて万々歳。問題はたった一つ。そう、2.0と全く互換性がありません。2400/3400専用のドライバが必要な理由はここにあるのです。
 CardBusはTI(テキサスインスツルメンツ)の1130というPCIブリッジ。ZVポートはグラフィックアクセラレータであるCT65550自体がサポートしています。(アスキーより)
 
10/28:カード検証第二弾〜AppleTalk編−河上様より
TCP/IP に引き続き AppleTalk でのパフォーマンス評価を行なった。
なお,今回の評価に用いた機種は,PowerBook 2400c/240 のみ(*註)である。
(*註) PowerBook 2400c/240 での動作保証は,ディアイティ以外の2社は行っていない。
評価方法
  • 通信相手は,PowerMacintosh 8500/180 (以下PM8500)にdit NET-G PCI-10/100BTX を導入したものを用いた。
  • お互いに RAMディスクを作成し,PowerBook 側で PM8500 のRAMディスクをマウントして Finder コピーを行なった。
  • 20MB (1MB = 1024KB, 20,971,520 bytes) のファイルコピーに要する時間を,ストップウォッチにより計測した。
  • 同じテストを複数回行ない,その平均を結果とした。
テスト結果(単位は、bytes/sec)

[PB2400 : MacOS 8.5, PM8500 : MacOS 8.5]

PB -> PM

PM -> PB

Farallon

482,966

821,364

dit

434,804

784,620

RATOC

414,877

809,766

[PB2400 : MacOS 8.1, PM8500 : MacOS 8.5]

PB -> PM

PM -> PB

Farallon

500,913

819,778

dit

455,093

779,144

RATOC

446,064

799,980

[PB2400 : MacOS 8.5, PM8500 : MacOS 8.1]

PB -> PM

PM -> PB

Farallon

481,200

780,110

dit

439,241

758,060

RATOC

420,411

759,246

[PB2400 : MacOS 8.1, PM8500 : MacOS 8.1]

PB -> PM

PM -> PB

Farallon

476,636

764,037

dit

430,927

718,153

RATOC

417,903

742,361

総評
どのカードも,若干の差はみられるが特記するほどの成績はでなかった。
Farallon のカードに付属してきた Timbuktu Express を用いた場合, 興味深い結果となったので,紹介したい。

 

PB -> PM

PM -> PB

Farallon

1,259,781

2,159,551

dit

1,341,740

2,036,457

RATOC

N/A(*)

N/A(*)

(*)RATOC のカードでは,途中で転送が止まってしまい計測できなかった。

結果は,軒並み 10Base-T の論理的限界を越え,Finder コピーに比べて 2倍以上の転送速度を得ることが出来た。

 

10/19:カードバス対応カード検証−河上様より

現時点で Macintosh 用として入手できる 32bit CardBus LAN カードを各社よりお借りし、パフォーマンス評価を行ないました。
評価に用いた機種は、PowerBook 2400c/240 と PowerBook G3 250/13" の2機種で、前者については、MacOS 8.1 と MacOS 8.5の両方で、後者については、8.1のみで検証を行ないました。
なお、ここで述べる結果については、テスト環境により左右される可能性もありますので、一つの参考として頂きたいと思います。
テストしたカード
 

NET-G CB-10/100BTX

ディアイティ株式会社 (http://www.dit.co.jp/)
標準価格 : 32,800円
 
REX-CB81
ラトックシステム株式会社 (http://www.rexpccard.co.jp/)
標準価格 : 19,800円
 
Fast EtherTX-10/100
ファラロン株式会社 (http://www.farallon.co.jp/)
標準価格 : 41,000円 (Timbuktu Express付属)

 

評価方法
20MB (1MB = 1024KB, 20,971,520 byte) のファイルのFTPによる送受信転送速度は、Fetch の申告による。(複数回実行した平均)
通信相手は、Sun Enterprise 3000 で、HUB には KENTRONICS KDH-1008を用い、そのHUBにはテストを行なう相互のマシンのみ接続している。
Macintosh 側はRAMディスクを用い、ディスクI/Oによるパフォーマンス 低下を避けた。

 

テスト結果 (100Base-TXでリンク)

[PowerBook 2400c/240, MacOS 8.5]

get

put

dit

499,321 bytes/sec

537,731 bytes/sec

RATOC

537,186 bytes/sec

436,906 bytes/sec

Farallon

466,033 bytes/sec

N/A(*)

[PowerBook 2400c/240, MacOS 8.1]

get

put

dit

599,186 bytes/sec

838,860 bytes/sec

RATOC

29,696 bytes/sec

806,596 bytes/sec

Farallon

291,271 bytes/sec

N/A(*)

[PowerBook G3 250/13" MacOS 8.1]

get

put

dit

4,194,304 bytes/sec

1,233,618 bytes/sec

RATOC

79,137 bytes/sec

1,165,084 bytes/sec

Farallon

427,990 bytes/sec

1,165,084 bytes/sec

総評

PowerBook 2400c/240 に関しては、dit 以外の2社は動作保証外であるが、dit のカードでも 100Base-TX の恩恵は授かることができなかった。
PowerBook G3 250/13" では、ditのカードが群を抜いて速いという結果が得られた。この結果は、サーバ側のディスクI/Oに足を引っ張られている感じで、恐らくカードの性能としてはまだ高いものと思われる。
しかし、他の2社のカードでは、送信性能はほぼ互角の性能を得られたものの、受信性能に関しては極端に低い結果となった。
これらの結果は、HUB 等、テスト環境の違いで異なった結果が得られるものと思われるが、残念ながら時間切れである。

 

7/ 4:240MHz版は対応済み?

ditによると240MHzはCardBusに対応しているとのこと。ただしAppleが公式にサポートしているわけではないので、実質使えないのと同じ。ditは独自保証で100BASE-Tを出荷するとのこと。

4/10:アップルよりPC Watch担当者様経由。

PC Watchの2400c/240の紹介記事にCardBus対応と書いてあったので問い合わせたところ、担当者の方がアップルに問い合わせて下さいました。
ハードウエア的には、CardBusの仕様に準拠しているけれども、PowerBook 2400c/240の開発段階でハードウエアとドライバの組み合わせで安定して検証できるCardBus対応製品がなく、動作を保証できないので、今回は製品仕様に含めなかったそうです。
 
また、今後サードパーティがCardBus対応製品を出す場合には、そのメーカーが動作を保証することになるとのことでした。

2/20:MacWorldExpoにてアップルPowerBook担当者にインタビュー。

水:「CardBus対応、するんですよね?」
担:「次期からですね。」
水:「え、じ、じゃあ2400では・・・・」
担:「はい、ダメです。」

アップル、てめえ、詐欺じゃねえか!


PB2400本体にまつわる話