まずはファイルの用意。ファイルは既に RING サーヴァにミラーされているようです。http://ring.crl.go.jp/archives/linux/linuxppc/linuxppc-live/LinuxPPC/ 等の下にあるファイルを全部、ダウンロードして、HFS パーティションの直下(HFS+ はダメ。「直下」とは、そのヴォリュームの一番上、システムフォルダが入るべき場所と同じ階層)に保存します。
続いて、live.filesystem.gz、Boot LinuxPPC bin、BootX Settings.bin を解凍(ramdisk.image.gz は、gz のまま。もしネットスケープなどでダウンロードして、解凍されてしまっていたら、MacGzip 等のツールで gz 圧縮しておく)。この live.filesystem というファイルの中に、X やら kDE やら ツールやら Linux の主要なファイルが詰まっています。いわば VirtualPC や SoftWindows の PC ファイルみたいなものですね。
準備はこれだけです。Boot LinuxPPC をダブルクリックして、「Linux」ボタンを押すだけ。以上で、あっという間に KDE 画面が立ち現れます。また、/test ディレクトリ以下に、LinuxPPC フォルダのある HFS パーティションが自動的にマウントされています。
ただし、侮ってはいけません。この状態で「ブラブラ遊ぶ」だけなら問題はありませんが、ちょっとでも使おうと思ったら、結構、Linux の知識が必要になります。Live では、ある程度 fix されたファイルは RAM ディスクに展開。書き換え・保存が必要なファイルは live.filesystem というマックのファイルに収められており、これが Linux 側の /live としてマウントされています。だから、たとえば /etc ディレクトリのうち、ユーザが書き換える部分は、/live/etc 以下にリンクされているわけです。問題なのは、このリンクの張り方が、ちょっとおかしいことです。これにより、例えば下で説明するネットワーク関係の整備のために、ネットワーク起動のスクリプトまで自分で手を加えないといけない。そういう意味で、知識が必要なのです。
さらに、インストールされているはずのファイル(rpm -qv、ql で確認できる)の一部または全部が失われているという奇妙な現象に遭遇するでしょう。ですから、rpm で確認してインストールされているはずなのに実体がない場合、同じファイルを rpm -Uvh --force でインストールし直さないといけません。
また、何より恐ろしいのは、パスワードなしで root 権限をゲットできるんですね。ということは、このマシンに Linux の ディスクを(物理的に)マウントしちゃえば、パスワードなしの root 権限でいくらでも悪さができるわけです。お〜コワ。
さて、以上の問題を踏まえて、一例として PB G3 で「ネットワークを稼働させるまでの道」を記しておきましょう。netcfg 等のツールがないので、一からファイルをいじらなければなりません。また、vi がないので、KDE のエディタでファイルを書き換えましょう。
まず、/etc 以下の HOSTNAME、resolv.conf、sysconfig/network に TCP/IP 関係の値を設定。次に、/etc/network-scripts/ifcfg-eth0 がないので、これを自分で作ります。次の値があればいいでしょう。
DEVICE=eth0
IPADDR=[IP アドレス]
NETMASK=[ネットマスク]
BROADCAST=[ブロードキャスト]
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=none
さて、普通なら、これで行きそうなものですが、Live はまだまだです。続いて sed、net-utils、sh-utils の rpm パッケージを用意してインストールしてください(rpm -Uvh --force ファイル名)。これらは、本当ならインストールされているはずのファイルですが、なぜか実体が存在しません。すべて R4 と同じヴァージョンです。
もういっちょう! /etc/sysconfig/network-scripts/ifup のリンク先が、なぜか全然、違う場所についています。これを修正します。「rm ifup」に続いて、「ln -s /live/bin/ifup /etc/sysconfig/network-scripts/ifup」でリンクを張りなおします。
最後! この /live/bin/ifup をエディタで開いて、2行目の「PATH=」の最後の所(でもどこでもいいんですが)に、「:/live/bin」を加えます。そして、「/sbin/ifconfig」となっているところを「/live/bin/ifconfig」に書き換えます。
DONE! これで ifup eth0 を実行するか再起動すれば、ネットワークが動き出すはずです。無論、上記のやり方は、手っ取り早く動かすための「力業」なので、もっと最適な解もあるでしょうし、リンクの張り替えやらスクリプトの書き換えで、他の部分に不都合が出る場合もあるかもしれません。ご容赦ください。
ことほどさように「楽」なのか「やっかい」なのかわからない Live ですが、なにしろ 100MB も空きがあればお手軽に Linux が入ってしまいます。副作用にお気をつけになってお遊びください ;)。
ちなみに近々、Live のコーナーを増設する予定です。
ソースは、2.2.1 に 2.2.1-ac1 パッチを当てたもの。make xconfig でデフォルト値に対しいじったのは、「Java binary サポート (m)」と、「AppleTalk IP サポート (m)」「atyfb (y)」関係くらいです。これでコンパイル後、BootX で起動してみました。
結果は、やはり「No Video driver」をはずすと(つまり atyfb を効かすと)、画面は真っ黒になり、起動も止まります。次に「No Video driver」を入れると(つまりコンソールのドライヴァを MacOS から取得すると)、無事、文字が出てきました。
どうやら、[01/28/99] 等でリポートした「画面がカラフルになって文字が出ない」エラーは、カーネルのコンソール関係のコンフィギュレーションでフォント関係の設定をいじった結果のようです。この辺は、デフォルトのままにしたほうがよいのでしょう。また、カーネルに組み込まれた ATI のドライヴァ(atyfb.c)は PB G3 では動かないようです。
まず、カーネル構築の基本的な手順をおさらいすると、まずソースを /usr/src 以下に展開。linux というディレクトリができます(私は mv linux linux-2.2.0 と名前を換えて、ln -s linux-2.2.0 linux しました)。/usr/src/linux に移動して、make menuconfig で諸元を設定、make dep;make clean;make でコンパイル。続いて make modules;make modules_install でモジュールをインストール。vmlinux を hfs にコピーして、BootX 経由で起動します。
さて、問題点は、コンソール画面の表示がおかしいということです。これに対し、設定を変えていくつかカーネルを作ってみました。
はじめに、カーネルのコンフィギュレーションを make xconfig で行いました。ところが、なぜか「Console drivers」のところで、「ATI Mach64 display support」が設定できません。多分、設定アプリのバグでしょう。この状態で vmlinux を構築、BootX で起動すると、「No video driver」をチェックしてもしなくても、コンソール画面がカラフルな色付きになり、英字フォントが出るべきところで「・」マークが表示されました。例のフレーム・バッファを使ったカーネル特有の「ペンギンさん」が画面の右側(以前は左でしたね)に出てくるほかは、情報がまったく読み取れないわけです。それでも起動には成功。文字どおりブラインド・タッチでログインし、X を起動。すると、X は問題なく立ち上がりました。
続いて、make xconfig でなく、make menuconfig を使うと、今度は「ATI Mach64 display support」のスイッチが動くようになりました。ここで気になったのは、ATI を設定する場所が2カ所、出てきたことです。とりあえず設定を続行し、保存終了。続いて .config ファイルを直に見ると、やはり CONFIG_FB_ATY が二カ所出てくる。そこで一カ所を消し、コンパイル。ところが、この設定でできた vmlinux で起動すると、ペンギンも出ず、画面は真っ黒。しかもハードディスクを一向にアクセスしにいきません。どうやらカーネル・パニックで止まっているようです。
まとめると、私の環境では、次のような障害があったことになります。
1. make xconfig では ATI Mach64 向けのフレーム・バッファ・デヴァイスが選べない。
2. make menuconfig では、ATI デヴァイスが選べるが、2カ所に出てくる。
3. ATI デヴァイス・ドライヴァを入れると起動時にコンソール画面が真っ黒になり、しかも起動途中で止まる。
4. ATI デヴァイス・ドライヴァを抜くと、コンソール画面の表示がメチャクチャになる。ただし、この状態で X は問題なく起動し、表示もまとも。
いずれにしても、フレーム・バッファを使ったコンソール表示は、新しいオプションでもあり、その他の設定との組み合わせが悪かっただけかもしれません。もう少し探究の余地がありそうです。
次に、pcmcia-cs-3.0.8 をコンパイルしてみました。結果はダメです。/usr/include/sys/select.h で定義された FD_ZERO、FD_ISSET 等、FD 関係の関数が引っかかります。select.h を見ると確かに、このままでは意味のない define 宣言しかない。このヘッダ・ファイルは glibc-devel 由来ですが、VAIO の方(glibc-devel-2.0.7)を見ると、select.h から、FD_* 関数を定義したファイルとして、selectbits.h を読み込んでいます。このファイルが PB G3 の方では見あたらず、これが障壁になっている模様。無駄と思いつつ、VAIO の selectbits.h を PB G3 にコピーしてみましたが、やはりエラーでコンパイルは不可能でした。ま、もうじき R5 になるから、その環境で改めてやってみようと思います。
ちなみに、VAIO 505RX、AKIA Microbook 5633 でも 2.2.0 をコンパイルしてみましたが、問題なく動きました(VAIO は pcmcia-cs-3.0.8 もOK)。また、x86 のカーネル設定メニューと、PPC の設定メニューでは、かなり項目が違います。特に、デフォルトの値が、x86 と PPC のそれぞれに適した形で設定されています。特に PPC は、ザッと設定を確認するだけでよく、だいたいデフォルトのままでいけるようになっていると思います。
さて、2.2.0 を構築された方は、ぜひ「うまくいった」「いかない」情報をお寄せください。この場で共有していきたいと思います。
ところで、少し前のヴァージョンから、メディア・ベイ関係では CD-ROM とフロッピーがマウントできるようになっています。私のところでは CD-ROM はマウントできましたが、今のところ音楽 CD はなぜか鳴りません(プレイはできても音が出ない)。これは sndvolmix あたりをいじってみようと思っています。
また、こうしたソフトウェアの常識ですが、readme ファイルは必ず目を通し、「うまくいった」「不具合がある」等、有益と思われる情報はできるだけ作者の方にフィードバックしましょう。
私の PB G3/292 で試してみました。効果は絶大です。これまでの挙動がウソのように改善されました。異次元の速さです。WM として KDE、Enlightenment 0.14、WindowMaker 0.20.2 を使ってみましたが、いずれも快適に使えます。rxvt 、Xterm 等のスクロールももたつきがなくなり、ようやく G3 の本領発揮という実感です。
実は 10/16 の本欄で、「X の描画速度は PB2400 @ 16bpp のほうが G3/292 より断然、速いです」と申し上げましたが、これはまったく“素”のままの Xpmac による体感であり、かなり誤解を招く表現でした。この点に関して及川さんからも指摘を頂いておりました。このほど、及川さんの労作を試すことができ、あまりにも拙速な物の言い方であったと深く反省しております。
ちなみに、及川さんによれば、Geert さんが開発している XF68_FBDev のアクセラレーション部分にも同じコードが使われており、LinuxPPC オンリーでお使いの場合は、こちらを使ってもよいとのことです。
ホームページ http://calvaweb.calvacom.fr/bh40/ から BootX のヴァージョン 1.0b6 をダウンロードして、さらにこのアドレスに vmlinux.g3modem.gz をくっつけて、パッチの当たったプリビルト・カーネルをダウンロードしてください。私の場合、Netscape ではうまくダウンロードできず、NetFinder を使いました。
普通使う分には特段の障害もないのですが、shutdown の時に root ディレクトリがビジーを告げてうまく umount できず、次の起動の度にディスク修復が行われます。
まず PB G3/292 では、例のキーボード入力ができなくなるという症状が出るため、2.1.121 に戻しました。G3 は 2.1.121 で、ほとんど問題はありませんね。
また、PB2400 では、OF 経由では画面が真っ暗。BootX 経由では、X がダメですね。これも急いで 2.1.103 に戻しました。私の環境では PB2400 は 2.1.103 が最も安定しており、過不足ない機能を提供しています。
一方、PB2400 + G3 の澤田さんからは、こんなリポートを頂戴しました。
「Kernel 2.1.125 が出たので、これと BootX1.0b4 を組み合わせて2400/G3で試してみました。
結果はOKと言っても過言では無いでしょう。
Mac側でモニタを16bitにしておき、再起動します。
お決まりのBootXのダイアログが出てくるので「NO VIDEO DRIVER」を
チェック。パラメータにはvideoは入れない。(あっても変らない)
そして「Linux」ボタンをクリック!
すると見事にLinuxが立ち上がってきました。ただしVIDEO DRIVERを
使って無いせいか、vmodeコマンドでは「0 16」と出てきます。
でも16bitでちゃんと立ち上がっているみたいで、X-Windowの色問題
も解決されています!!これで2400/G3もFD要らずです。
#ちなみに「NO VIDEO DRIVER」のチェックをはずすと画面は真っ暗で #立ち上がってしまいます」
G3 なら大丈夫だということです。
いずれにしても、もうすぐ 2.2 がリリースされるでしょうし、そのタイミングで BootX もベータが取れるとのこと。あわててガッつかなくても、自分に適したカーネルで待つのが得策かもしれませんね。 それにしても Bitblt の効果というのは絶大です。X の描画速度は PB2400 @ 16bpp のほうが G3/292 より断然、速いです。
現状では、PB2400 をサーヴァにして色んなことをしています。随分前に入手していた Appleshare IP もようやく試すことができました。それにしても Appletalk 経由のコピーがこれほど速くなるとは思いませんでした。Linux にしなくても、それなりのサーヴァとして使えそうです。何せ、クライアントが少ないので :)
ところで、私の PB G3/292 が、ついに BootX 経由フロッピー・レスで立ち上がるようになった(キーボード入力できるようになった)とお伝えしましたが、これは、BootX の作者 Benjamin Herrenschmidt さんのサイトからダウンロードしたプリコンパイルド・カーネルを使ったおかげです。かさねがさね、Herrenshmidt さん、ありがとう!
近々、PB2400 での挙動や設定法とあわせて詳細をお伝えしたいと思います。
いよいよフロッピーと「おさらば」かと喜んだのもつかの間。キーボードの入力を受け付けないという症状が発生。linux-pmac の ML でも、PB G3/292/250 のユーザが、同様のトラブルを訴えています。
これ、思うに OF のバグに起因するのかもしれません。というのも、PB G3 では、auto-boot を false にしておくと、再起動時に OF でキー入力ができなくなる場合があるのです(何度か再起動を繰り返すと入力できるようになる)。BootX での起動も、要するに「再起動」をやっているわけで、これによりキー入力ができなくなるのではないかと。フー、道は険しく長い。
ただ、2.1.121 自体のできはかなりよさそうです。幾分、動作が軽くなったような気がします。
Linux on PB2400 + G3
さて、読者の Ken Sawada さんがビッグなニュースをリポートしてくださいました。なんと PB2400 + G3(しかも 1M キャッシュ版!)で Linux の起動を確認されたそうです。
「今日、HPを見たらBootXの事が紹介してあったので、早速試してみました。
マシン
PowerBook2400c G3/1M
結果から言うと、うそのように簡単に内蔵HDからBoot出来ました。
Kernel-2.1.121とBootXの組み合わせでばっちりです。
ただ、X-Windowの画面がまるで4bitで表示されているみたいに汚いです。
これはインストールしてあるのがバレンタイン版だからかなあ、と考えています」
この X が 4bit 云々というところは、ひょっとしたら 8bit ということではないでしょうか。Paul さんによれば、「When booted by BootX, it is possible for linux to use the screen as initialized by macos rather than trying to use its own driver. This can be useful if the linux driver doesn't work properly on your system, but it does mean that the colormap is fixed which might make X of limited usefulness. To do this, check the box in the BootX screen labeled "no video driver" or some such, or alternatively add the option "video=ofonly" to the kernel parameters. In this case, the screen needs to be set to 8 bits/pixel; BootX should automatically set the screen to 8bpp itself.」ということです。
ということは、「no video driver」をチェックすると 8bpp で立ち上がり、カラーマップはそのまま固定。で X を 16bpp 以上で立ち上げると色がおかしくなるのではないかと。Chips & Tech 65550 のドライヴァを組み込んでカーネルを構築し直すしかないかもしれません。
いずれにしても、PB2400 G3 で立ち上がることが分かったわけです。偉大なる先人 Ken Sawada さんに感謝! ホサカさまをはじめ、お問い合わせくださった皆さん、よかったですね!
(ちなみに秋葉原の Amulet では、近々、この Rel 4 を販売するとのこと。メールによる予約も受け付けています。予価 \3,980。きょうびの円安下、はっきりいって LinuxPPC から直に買うより安いです)
最初に遭遇したのは、installer.coff が立ち上がらないというトラブル。これは、Apple が Rhapsody 向けに配布している Multibooter が OF に当てるパッチの影響であったようで、PRAM をクリアしたらうまく立ち上がるようになりました。
Rel 4 に付いてくるインストーラ(installer.coff)は、samba の最新の 7/8 のヴァージョンとは違うオリジナルのもののようですが、PB G3/292 では問題なく作動します。見た目も使い勝手も、これまでのインストーラとは何ら変化はありません(少し残念)。
ちなみにマニュアルには、初めに Bootvars を使って OF の設定を行なうように書かれていますが、これは PB では動作しません。Command-Option(PB G3 series は右の方)-O-F で Open Firmware 環境に入って、手動で boot fd:installer.coff とやってインストーラを立ちあげてください。
私の場合、先日 Valentine Release の CD でインストールした後、ほとんど Linux 環境に手を加えていなかったので、「新規インストール」ではなく、「アップデート」を選びました。いろんな rpm パッケージを入れ換えたり、tar ボールやソースからコンパイルしてファイルを入れ換えている場合などは、「新規インストール」を選んだほうが無難だと思います。
インストールは特段の問題もなく終了。Rel 4 に入っている Knownbugs にも書かれていますが、このヴァージョンでは、まだ G3 のフロッピー・ブートはできません。そこで、自分でビルドした 2.1.115 の vmlinux.coff でフロッピー・ブートしました。boot-file のオプションは「root=/dev/hda10 video=atyfb:vmode:14」です。
Rel 4 では、初期状態で KDM が立ち上がるようになりました。これでは startx のオプション(-- -depth 32 mode 14)が選べない(というか設定法を知らない)ので、/etc/inittab で kdm を呼び出す部分をコメント・アウトしました。
さて、PB で OF の設定をマック側から行ないたい場合、CD に付嘱している Bootvars ではなく、Multibooter を使うしかありません。先述の通り、これを使うと OF に様々なパッチも当たるのですが、このパッチが当たっているとなぜか installer.coff が立ち上がらないようです。従って、Multibooter を使う場合は、インストール作業を終えた後にしたほうがよいでしょう。パッチが当たった後でも、vmlinux.coff はちゃんと立ち上がります。
注目の PB G3 series の IDE ドライヴからのブートですが、この Multibooter がカギを握っているように思います。このユーティリティには、アップルからの最新の OF パッチが添付されているのです。linux-pmac の ML など注意深く見ていますが、デスクトップ機などでは、Multibooter + 最新の Quik for Mac + g3fix (LinuxPPC の hurry さん作) で IDE ブートできるようになったという話はありますが、PB G3 series はまだです。私のところでもダメです(Linux 側で quik は動くが Quik for Mac はフリーズする。また、g3fix は、「Multibooter で先にパッチを当てよ」というエラーメッセージが出る。当然、Multibooter はかけてあるのに)。
道のりは長し。ゆえに燃ゆ。
まず、プリ・コンパイルドの vmlinux.coff では、フレーム・バッファは組み込まれていません(これで立ち上げると、画面が四分割されて、それはそれで面白いんですが…… ;) )。
続いて 2.1.115 カーネルのソースから、ATI 用フレーム・バッファ・ドライバを組み込み、vmlinux.coff を構築してみました。これにより懸案であった vmode の変更ができるようになりました。startx でオプション -- -depth 24 or 32 -mode 14 で X を立ち上げると、どうやら 16 bpp 以上のモードになっているようです。
実に美しく快適なモバイル X 環境となりました。
linux-pmac の ML でも G3 機で 32 bpp が動いたという喜びの報告が相次いでいますが、その気持ちがよくわかります。
ただ、一部の色がおかしくなっていたり、時折、画面一杯にゴミが出てくることがあるなど、完璧というわけではなさそうです。
まあ、Paul さん云く「Frame buffer drivers are included for ATI, control, platinum, IMS twin turbo, chips 65550. Most seem to have some bugs :-(. Others are maintaining them, not me. :-)」ということですから仕方ありますまい。
参考までに、OF では boot-file で video=atyfb:vmode:14 とやってます。
さて、もうひとつの懸案である「内蔵 IDE からのブート」に関しては、multibooter、quik に加え、linuxppc の /pub/users/harry にある fixg3 なども試しましたがダメです。現状、常時フロッピー・ドライブを持ち歩く習性がついてます。
PB G3 series で IDE ブートするための情報はかなり入手していますが、相変わらず時間なく、試せていません。
プレス・リリースによれば、スタートアップ画面がヴィジュアライズされたほか、安定性、速度ともにアップしたそうです。またパッケージも当然、最新のものが入っています。さらに、PB G3 series でも動作するようですが、真偽のほどは定かではありません。
さっそく linux-pmac でも話題にのぼっています。一番、注視されているのは、いったいどのヴァージョンのカーネルを積んでいるのかです。現在、一番新しいものは 7/9 版ですが、これはまだ PB G3 series で CD-ROM モジュールが動きません。また、パッケージ類も ftp.linuxppc.org にアップされているものなのか、それよりも新しいものなのかなど、現状では不明です。
私はオーダーしました。10 日から 14 日で届くとのこと。待ち遠しい限りです。
新ヴァージョンの動向が定まったのにともない、インストール方法のページ等、大幅に加筆・修正していきます。
「いやぁ、パワーマネージャのリセットしたのと同じようになっちゃうんですよ」との私の訴えに、クイック・ガレージの方が、「そういや、左のパームレストの裏側に、PMU がくっついてたな。あれ、取り替えてみましょうか」。見事、一発で原因発覚。PMU を換えたとたんにピタリと直りました。こういう場合、バッテリ、バックアップ・バッテり、ロジック・ボードも疑われ、なかなか原因を突き止めるのは難しいそうで。同様の症状にお悩みの方は、一度、PMU を疑ってみましょう。
それにしても、あらゆるトラブルを一手に引き受けて体験し続けてます。ちょっとやそっとの不調では動じなくなりつつある自分が恐い :)
デスクトップ機の場合、Mac 版 quik で boot-strap をインストールした後、Multibooter で OF を書き換えればうまくいくという話もあります(linux-pmac の ML より)。私のところでは、[禁断の]Multibooter を使った後、プログラムのコンパイル中に linux が落ち、その後、しばらく起動しなくなるという不可解な現象に見舞われました(ドライアーよろしく左奥の冷却ファンはうなりだすし ;))。やはり Multibooter にはご用心!([06/30/98] を参照)
vmode が働かない点については、ヴィデオ・ドライヴァの問題だと思うのですが、カーネルをコンパイルする時間がなく十分に試せていません。Geert さんの atyfb なぞ試そうと思っているんですが……。
○パーティション
hda7 4.1G HFS+ (system)
hda8 1.0G HFS (RedHat ディレクトリ)
hda9 0.1G swap
hda10 1.5G ext2 root&user
hda11 1.0G HFS+
○インストーラ及びカーネルは samba.anu.edu.au の 07/09 ヴァージョン(Paul さん、ありがとう!)
○RedHat ディレクトリの中身は LinuxPPC '98 Valentine 版 CD-ROM
○問題点
・内蔵 IDE からの起動はできない(見つからないと出る)
(boot-device は ata0/ata-disk@0,0:10 と ata0/ata-disk@0:10 で試す)
・vmode は 14,8 のみ(16、24、32bit にできない)
やはり OF のバグは辛いですね。
現在は、フロッピーでブートしています。これも1回目は必ず失敗し、2回目でようやく読みにいきます。当面は面倒ですがフロッピー・ドライヴを持ち歩くしかありません。
とはいえ、MkLinux と段違いに速く、しかも一度ブートしてしまえば X も非常に安定しています(MkLinux だとマウスクリックだけで落ちることがあるだけに)。また MacOS 側は HFS+ と HFS が混在していますが、HFS のパーティションは Linux 側から mount できます。
症状は、
(い)Virtual PC で 56MB 以上のメモリを割り当てるとエラーで立ち上がらない
(ろ)使っているアプリケーションの使用メモリ合計が 60〜70MB を超えると Type1、2、7 エラーが頻発する。
素人考えで、元々入っている 64MB のメモリを使い切って、増設した 128MB のほうにアクセスを開始すると不安定になるのではと考え、販売店に持ち込みました。最初は先方も「そんなバカなはずはない」「ソフトの相性では」などと言っていましたが、「とにかく換えてみてくれ」と頼みこみ、無事、交換と相成った次第。換えた途端、ウソのようにエラーが消えました。
現在、すこぶる安定しています。ようやく安心して使い込むことができそうです。
And then, I'll try again
で、[07/14/98] で紹介した LinuxPPC インストール時のエラーも、多分、このメモリ不良に起因していたのではないかと思われます。再挑戦したいところですが、現在、出張中。フロッピードライブを持参しておりません。明後日あたりやってみます。
時間を見つけて、いろいろ条件を変えて試そうと思っています。
最大のニュースが、新しい 2.1.24 カーネル及び installer のリリースです(samba.anu.edu.au/linux-pmac)。これは、G3 マシンへの対応を大きく進展させたカーネルです。Wallstreet で IDE ドライヴをサポートするようになったということで、内蔵 HD からの起動が可能になるかもしれません。
ただし、このカーネルでは、メディア・ベイ向けのアップデートは行なわれていません。従って、現状、フロッピーや CD-ROM は動かないかもしれません。 このカーネルについては至急、私のほうでも確認したいと思います。
さて、linux-pmac や linuxppc の ML などから拾った Wallstreet (PowerBook G3 233/250/292) 関係の Tips を順次ご紹介していますが、きょうは OF に入れないトラブルへの対処法。
Wallstreet を OF で立ち上げるときは、Command-右側のOption-O-F で。
右のオプションボタンを押せ−−これ、案外気付きませんね。でも、これだと、ほぼ確実に OF に入れるそうです。Paul さんも確認済みです。
linux-pmac の ML に投稿された Paul さんのメールは、こう始まっています。「今度は私が聞く番です :)」。おおぉ、これまで数多くのユーザの難問/珍問/要望に応えてきた人にして初めていえる言葉ですよ、これは。して、これほどの人がどんな疑問を?−−と思いきや、要するに、「どうやったら OF に入れるんだ?」という質問でした。確かに New PB G3 機では、毎回、毎回、OF に入れるわけではありません。しつこく、「壊れるんじゃないか」というほど繰り返しても入れない場合があるんですねぇ。
まあ、Paul さんほどの人。こんなオブスキュアな状況は即座に乗り越えることでしょう。PB2400/3400 で PCMCIA が使えるようになったのも、PB 向けのコードがカーネル・ツリーに反映されるようになったのも、すべて PB3400 ユーザでもあった Paul さんのおかげであることを我々は肝に銘じなければなりません。そしてついに G3 ユーザに! 今後の展開が楽しみです。(と、また人頼みモードの私)
[追加!](さっき ML 見たら、「Even mere gods have trouble sometimes :-)」って response つけてる人がいました)
そして交換してきた矢先、今度は3台目が、ディスプレイに筋が走ったり、ホワイト・アウトしたりするのですねぇ。おかしくなったら叩いたりすると直る(昔のテレビかいな)ので、今はだましだまし使っているという情けない状態です。さすがに4台目は、販売店でも手配できんでしょう。品薄だけに。
上記2症例は、News Group (sys.mac.portable) でも報告されていました。初期不良交換できる間に、新しいグラフィック・チップ(ATI Rage Pro)積んだのが出ないかなっと。
そうそう。G3/250 ユーザなら常識だと思いますが、グラフィック・チップ関係のドライヴァに不具合があり、スリープから復帰後、描画が遅くなる場合があります。そういう時は QuickDraw 3D のアプリ(スクラップブックなど)を立ち上げれば直るそうです。あと、ドライヴァは最新のものが ATI のホームページからダウンロードできますから、入れ換えちゃいましょう。この時、ATI Graphics Accelerator、ATI 3D Accelerator、ATI Video Accelerator、ATI Video Memory Manager だけをカスタム・インストールしましょうね。あとは役に立ちません。
ところで、私の愛機が立ち上がらなくなった原因は、もちろんハードの故障だと思います。以下に記すことは、どこかのだれかの話と思ってお読みください。これまでの話とは関係ないものと思ってください。
先日、Rhapsody 用のツール Mutibooter を紹介しました。これを実行すると、OF に数十行のパッチを当てます。OF 環境で printenv すると、nvram の項目で、ががっと当たっているのがわかります。
しかし、このパッチを当てた後、PB の調子がおかしくなり、キー入力を受け付けなくなったりする場合があったらいやだなと。それでリセット(PRAM クリア)かけると、パワーキーを押してもウンともスンともいわなくなったりしたら恐いなと。そうなったらきっと、クイック・ガレージでも部品調達できないだろうし、初期不良交換といったって、流通量が少ないから、そうおいそれと代替機もないだろうなと。いや、私の話だと思ってはいけませんよ。そういうケースがあったらたいへんだろうなと思うんですよ。
従って、先日ご紹介した Multibooter は、本当に決死の覚悟で動かしてくださいね。あ、そうそう。うまくいったという方、ぜひご連絡ください。いや〜、URL を載せなくてよかったよかった。(以上、意味不明でしょうがお許しください)
ちなみに、再起動ではオープンファームウェア環境に入れないと思います。いったん電源を落としてから、起動操作中に Cmd-Opt-O-F の押下で入れます。これでもダメな場合もあり、タイミングは結構、難しいです。
得に問題点はありません。私は外付け SCSI HD にインストールしました。sda5 ……MacOS HFS パーティション(mach_server ディレクトリ、RedHat ディレクトリ)、sda6 …… swap パーティション、sda7 …… root & usr パーティション。
インストールはわずか10分程度。特段のトラブルもなくあっさり起動までいきました。X も XGA モードで難なく立ち上がります。こんなものかと思うほどです。
ただし、MkLinux はかなりバギーです。KDE でわずか数分で固まりました。速度も遅い。メモリも何も動かさないうちから 100MB 喰ってます。やはり LinuxPPC でないとダメですね。
New PB G3 での Linux については、現在パワーユーザの方がチャレンジしておられます。私も個人的に情報交換しており、細かい情報については、立ち上がり次第、お伝えします。お楽しみに。
New PB G3 の tips を一席。まず、リセットキーは、Ctl-Shift-Function-Power ですが、これを行うと、PRAM もクリアされます。これは絶対的に不便ですね!
また、OF モードで、時折キー入力を受け付けなくなります。その場合は焦らずに何度か再起動を繰り返せば、やがて入力できるようになります。途中で強制リセットをかけると PRAM までクリアされますから、勇み足にならないように。
まず、そもそも G3 機での Linux 運用はトラブルが多いようです。その原因の一つが、Open Firmware のバグとのこと。これらにより、たとえば、G3 機一般の問題として、
といった障害が起こると報告されています。さすがに仕事があるのでメモリははずせませんが、明日あたり、少なくとも Linux インストール済みの外付け HD を使ったフロッピーブートくらいは試してみたいと思います。
まずフロッピーを左ベイに差し、
boot fd2:g3installer.coff
でインストーラを立ち上げましたが、途中で止まります。
SCSI の検出などまでは行いますが、page うんたらかんたらというところで引っかかっているようです(メモなくてすみません)。
ささいな収穫といえば、vmode のレゾルーションが最初から 16(1024*768@60Hz)に設定されることがわかったことくらいでしょうか。
ちなみに linux-pmac の ML では、load-base を 900000 にするとうまくいったと報告されていますが、当方ではダメでした(その人のところはデフォルトで 600000 だそうですが、当方のは 4000 です……って、2ケタも違うでねぇが)。
続いて、外付けの SCSI にインストール済みの Linux を試しましたが、こちらは、デヴァイス・ツリーを読み終わったところ=画面がブラックアウトする手前で止まります。残念ながらペンギン君は拝めませんでした。
ちなみに linux-pmac の ML では、しばらく前に、不安定ながらも MkLinux は走るという報告がありました。
今後、
1)インストーラの変更
2)フロッピーブート(vmlinux.coff)
3)外付け SCSI 内の Linux 環境の変更
4)OF 環境変数の絞り込み
5)あっさり MkLinux に日和る(爆)
など試してみようかと思います。
今後も当ページでは G3 関係の情報を精力的に集めていきます。Let's XGA モバイル!
さて、PB G3 の使用感をつらつらと。
まず、キーボードが秀逸ですね。店頭でいじっていたときは、ストロークが浅い気がしましたが、実際に使い倒してみると、必要十分のクリック感があり、かえって軽快なタッチで打ち込めます。Linux モードでも、Happy Hacking Keyboard 君の出番はなさそうです。
評判の悪い「スペースバーの短さ」ですが、私は右親指でしか押さないので、これくらいあれば十分です。また、「コマンドキー」が短い上、かなり右に寄っているのは、2日目には慣れました。慣れてみると、位置としてはこっちのほうが自然な気がしますね。ただ、PB2400 に戻ると、今度はコマンドのつもりで英数キーを押してしまうので焦ります :)
ただ、ホームポジションに対してトラックパッドが右にズレているために(位置としてはド真ん中なんですが)、しょっちゅう右親指の付け根で当ててしまって、カーソルが飛びます。まあ、これも慣れの問題でしょう。
速度は申し分ありません。Netscape が、一昔前のマシン上でのエディターのごとくサクサク動きます。また Virtual PC で動かす Win95 は、手持ちの PC ノート機(Pentium 133MHz + 24MB RAM)よりも速いです。Photshop & Illustrator といった重量ソフトも信じられないほどの速度で動作します。
クパチーノのデザイナー陣が丹精込めたデザインはいうまでもありません。実際に使い始めると、そのフォルムにふさわしい質感に感動しました。輝度調整や PCMCIA カード排出のボタン、バックパネルのフタ、モデム用モジュラー端子のカバー、トラックバッド、拡張ベイ排出ボタン……。すべてのレバー、ボタン類が完ぺきに仕上がっています。
気になる発熱は、「こんなものかな」というレヴェルですね。SpeedMeter で調べると、CPU は常に89℃前後は叩き出していますが。さすがに恐くてキャッシュのスピードは、まだ上げていません。あと、グラフィック・アクセラレータのドライヴァは最新のものが ATI から出ていますが、こちらもいくつかのバグが報告されており、まだ試していません。
こんなこと試してみてよ、とか、ここはどうなってんの、といったご要望ありましたら、極力お応えしたいと思います。
Know-how on WallStreet
新しい PB G3(WallStreet)での Linux の動作について、ぼちぼち ML に情報が上がってきていますね。以前、お伝えした通り、たとえば FD ドライブを入れるベイが右か左かでアドレスが変わるとか、Open Firmware 関連で不具合があるとかです。ある程度情報がまとまったところでお伝えします。皆さまからの情報もお待ちしています。
Impression of MainStreet
新PB G3(WallStreet)を触ってきました。Open Firmware の作動も確認しました。ただ、再起動では Cmd + Opt + O + F が効かないようでした。一度電源を落としてから電源を入れ直して OF に行けました。デフォルトの I/O も Keyboard/Display です(デスクトップ機はいずれもシリアル・ポートで、結構不便です)。printenv したところ、PB2400 と同じ設定のようです。これでとりあえずインストールはいけそうですね。
それにしても噂通り、かなりデカいですね(どこにプリンタ付いてんのって感じ……おお懐かしきエプソン・ノートマシン)。しかしデザインは秀逸至極。シブいですね。いずれにしろ、最初の情報入手から1年余。待ちに待ったマシンだけに思い入れは人一倍であります。
New PB G3 DOES SUPPORT OF (maybe)
先日、WallStreet は OF をサポートしていないのでは、という O'Grady's Power Page の情報をお伝えしましたが、翌日、同ページで、それを否定するニュースが流れていました。いったい、どっちなんだ??
深まる闇を晴らすようなメールをいただきました。米国に在住されている Junichi Kimura さんからの情報です。「実際に店頭のWallStreet 233Mhzと250Mhzで試してみた所、Open Firmware 2.0.1で起動することが確認出来ました」。おお、なんと心強いお言葉。さて、来月上旬めざして資金繰りに走らねば。
ついでに言いますと、LinuxPPC Inc. では、数日前から、正式に G3 をサポートしたインストーラを配布し始めました。これで、環境は整っています。XGA でモバイル Linux という夢を皆でかなえませう。
ちなみに、PowerBook Army の親方(飯島さん)のページでも OF があるとないでは、どう違うの−−という問いかけがありました。お答えしますと、OF がなければ LinuxPPC が動かないということになります。その場合、MkLinux が動く可能性はありますが、LinuxPPC が Linux 本流に糾合されつつある今の状況では、それはかなりの苦痛ということです。
私自身、非常に興味をもっているマシンなので、鋭意情報を収集していきます。