読者から寄せられた情報、私が見つけた情報や話題、よた話を vivid にお伝えします。
最初は、応募数と当選数を固定させて速攻で作ったんですが、そのうち欲が出てきまして、任意個の母数から、任意個の当選番号を選び出すソフトに改良したりして、結局、●時間もかかってしまいました。なにしろ C でスクラッチからプログラムを使ったのは 9 年ぶりです ;)。
どなたも不要とは思いますが、一応、ダウンロードできるようにしておきました。Linux で tar zxvf で展開して、lucky-1.3 ディレクトリに移って、make してください。
使い方は、コマンドラインで「lucky <母数> <当たりの数>」と打ち込み、ソフト起動後、適当にキーボードを叩いてリターンを押すだけです。乱数に基づいて、「当たりの数」だけ数字を標準出力に吐き出します。たとえば、ロト6の数を出したければ、「lucky 43 6」、ミニロトなら、「lucky 31 6」とやって、好きな言葉や縁起のいい文をキーボードで打ち込むと、ランダムな(はずの)数字が得られます。「母数」と「当たりの数」を等しくすれば、数列のランダム・ソートになります。まあ、ポイントは、乱数発生にキー入力(と時間)を利用している点くらいで、非常に初等的なプログラムであります。機能の割にはソースが冗漫でお恥ずかしい限りです。
さて、今回、プレゼントの応募に際し、このページへのご意見、ご要望を書いていただきました。多くの励ましの声を頂戴すると同時に、「初心者に分かりにくい」というご指摘が多数ありました。当人は、いつまでも初心者気分でいるわけですが、最近は忙しさにかまけて、情報が未整理であったり、書き方が荒くなったりしていたかもしれません。ともあれ、貴重なご意見、本当にありがとうございました。抽選にはずれた皆さんにも、できるだけご返事を書きたいと思っております。
現状で PPC のツリーは何種類かありますが、いずれも一長一短があります。私は Airmac は使わず、pcmcia カードを使いたいので、pc 版のほうを常用しています。また、mol も入れてありますが、こちらは pc でも wl でも動くはずです。
BenH さんのカーネルは、bk 版に比べてパワーマネージメントが働くので Titanium の発生する熱が格段に減ります ;)。また、bk 版は最近、大きな変更が取り込まれたため、しばらく不安定になりそうです。当座は、BenH さんの pc または wl を試していただいたほうが無難かもしれません。いずれにしても、とてつもないバグやミスが混在している可能性がありますので、使用の際はくれぐれもお気をつけください。
使い方
このカーネル、モジュールは、BitKeeper のソースから、Titaniumu 向けに作ったものです。また、pcmcia-cs については、カーネルにビルトインされているドライヴァが、どうも動かないようなので、David Hind 氏のスタンドアロン版 pcmcia-cs をコンパイルしてモジュールだけ組み込んであります。実際の運用には、/etc/sysconfig/pcmcia、/etc/pcmcia 以下のスクリプト群、cardmgr、cardctl 等のツール類が必要です。私のところでは、これで CITI ディスク等が問題なく動いています。
以前のヴァージョンに比べて、Titanium のイーサが、きちんと 100Mbps で認識されるようになりました。
また、mol についても公開を開始しました。ソースは Samuel Rydh 氏のものを BitKeeper で入手。2.4.4-pre1 ツリーでコンパイルしたものです。0.9.56 に比べて、「Altivec サポートが Titanium で効くようになり、パフォーマンスが良くなった」「Mac OS 9.1 との相性がよくなった」「長時間、起動しても落ちなくなった」などの利点があります。こちらも私の Titanium では問題なく動いています。動作もたいへんキビキビして、Mac OS X + Classic 環境よりも、はるかに使い心地がいいと思います。
いずれも、まったくの無保証ですし、致命的な欠陥が潜んでいる可能性もあります。くれぐれも、自己責任でお使いください。
XFree86 と XAqua インストール後、Mac OS X のコンソールから、「startx -- -quartz -fakebuttons」で X が立ち上がります。Aqua から X に行く時は、Dock のアイコンをクリック。X から Aqua に戻る時は、Cmd-Opt-a を押せばよろしいです。
感想は、とにかく遅い。x11perf で 6.8/sec。LinuxPPC の 30 分の一です。ただ、再起動やログオンし直さずに X アプリが動かせるようになるという意味では、非常に便利です。また、今後、当然、アクセラレーション機能を付加したりするのでしょうし、期待がもてます。
もちろん、Mac OS X でコピーしたとすれば、Aqua では不可視となっている /mach_kernel や /usr ディレクトリなど、システムの枢要な部分がコピーされませんから、起動するはずなどありません。では、Darwin からコピーしたらどうなるのか? これが、やはり難しいのではないかという気がします。その大きなネックになっているのが、「リンク」あるいは「エイリアス」なのです。いろいろ試してみて、次のことが判明しました。名付けて「リンク問題」です。
Mac OS X の導入によって、ユーザのディスクには、Mac OS X、Darwin、Mac OS が共存するようになり、おのおのの側からファイル操作が行われ、非常に混濁した状態になります。
たとえば、Darwin(Mac OS X のコンソールで起動する BSD UNIX 部分)からln -s でシンボリックリンクを張ると、Mac OS X からもリンク(エイリアス)になる。ところが、Mac OS からそれを見ると、サイズゼロの書類となっている。
一方、Mac OS X、Mac OS で張ったリンクというのは、Darwin からは理解できない。
簡単に表にすると、
Mac OS Mac OS X Darwin
Mac OS のリンク ○ ○ ×
Mac OS X のリンク ○ ○ ×
Darwin のリンク × ○ ○
結局、
1. Mac OS のリンク(エイリアス)と Darwin (BSD) のリンクはまったく互換性がない。
2. Mac OS X のリンクは、Mac OS 互換のリンクであって Darwin からは理解できない。
3. Mac OS X から見ると、Darwin のリンクも Mac OS のリンクも理解できるが、どちらのリンクかは、まったく区別がつかない。
という法則を頭に叩き込んで使わないと、とんでもない落とし穴にハマる可能性がある。さらに複雑な法則としては、
4. Mac OS X で作ったリンクを Darwin からコピーすると、Darwin からも Mac OS X からも意味のないリンクになってしまう。
5. Darwin で作ったリンクを Mac OS X でコピーしても、整合性は維持できる。
というのも絡んでくる。結局、これを全部、理解していないと、システムの整合性を維持できないわけです。たとえば、Mac OS X で作ったリンクの入ったディレクトリを Darwin でコピーすると、Mac OS X からも Darwin からも、整合性を復活できなくなる。1つ2つならいいけれど、私の大切な文書ディレクトリは、テキスト中心に、すでに 500MB 近くまで成長しているうえ、中で相当複雑なリンクが張られています。これをおいそれと Darwin サイドから動かしたりしたら、とんでもないことになるということです。
う〜ん。これはたいへんな状況です。一般ユーザ向けの OS として、ある意味で、致命的な欠陥といってよいでしょう。今後、この件についていろいろ考えてまいりたいと思います。
GNOME 系ツールらしく、かなり挙動はバギーです。いな、それ以上に、インストールが、とにかくたいへんでした。メモも取らずにやったので、再現するのは難儀を極めますが、何しろ、あらゆる GNOME ユーティリティ、ライブラリ類を最新のものにしないと動きません。GTK、GDK からはじまって、control-center、bonobo、medusa、ammonite など、片っ端から最新の(不安定な)ものを入れていって、その間、試行錯誤を繰り返して、ようやく Nautilus のコンパイルに取りかかれます。途中、コンパイルエラーが出ると、適当に Makefile やらソースファイルやらをいい加減にいじっていくわけですが、はっきり言って、不安定な形状の積み木を、ゴマカシながら立てたという、そんな感じです。
さて、立ち上がったはいいが……ターミナルのエラー出力は、動かすたびにガラガラ文字を吐き出しています。どうやら oaf サポートがらみのエラーのようです。ただ、一応、動くことは動きます(大幅に制限がありますが)。肝心の Mozilla のソースが大きいのでネグッてしまったのが残念ですが、「新しいモノ」の空気だけは感じ取ることができました。よくできた Eye candy ですね。時間ができたら、キチッと一から構築しなおそうと思います。
また、オリジナルの pcmcia-cs のソースは、カーネルで pcmcia サポートのスイッチが入っていると、モジュール類は、まったくコンパイルしてくれません(排他関係になっている)。結局、ユーザはカーネルの pcmcia モジュールを使うか、オリジナルの pcmcia-cs を使うかを選択しなければなりません(裏技を使わない限り)。
さて、私は基本的に PC カードは使わないのですが、昨日、オリジナルの pcmcia-cs をコンパイルして試してみました。カーネルは Bitkeeper の 2.4.3-pre3 で、pcmcia サポートはオフにしてビルド。続いて pcmcia-cs をコンパイル、インストール。/etc/pcmcia/config.opts ファイルを編集し、「include port 0x1000-0x1fff」「include memory 0x90000000-0x90ffffff」だけを生かすようにします。これで '/etc/rc.d/init.d/pcmcia restart' すると、うまく ide デヴァイス(citi disk)が動作するようになりました。
とは言っても、Firewire、USB を備える Ti G4 で PC カードが必要な局面は、グッと減っていますね。citi disk とか携帯用モデムくらいでしょうか。今後は、むしろ Firewire の情報を集めていくことにしたいと思います。
なお、現在、linuxppc.org で公開中のカーネルは、カーネル・ソースの pcmcia モジュールを組み込んだものです。モデムやネットワークカードくらいは働くかも知れませんが、ide は手を入れないと動かないと思います。この辺について、pcmcia-cs 対応のカーネルやツール類を linuxppc.org に置くかどうかなどについては、現在、Jeff Carr 氏や Jason Haas 氏と検討中です。
これが動作しているところです。カーネルは Bitkeeper の 2.4.3-pre3、Mol はホームページから入手した 0.9.55-1 の src.rpm ファイルを rpm --rebuild しました。Mac OS は Ti G4 に付属している 9.1 です。
Mol は、なかなか設定が奥深く、いろいろ練り込む必要があります。現状では、X のウィンドウ上だと 1152x768@32bpp で動きますが、フルスクリーン・コンソールにすると、キーボードが使えないなどの難点があります(というか、そもそも Ti G4 でコンソールを切り替えるキー・コンビネーションが使えない!)。また、Mac OS 側でバックスクリーンの輝度が落ちると同時に、Mol も落ちてしまうようです。
というわけで、一応、2.4.3-pre3 でコンパイルした現段階での Mol 関連ファイルを linuxppc.org に置いておきました。mol-0.9.55-1.ppc.rpm は rpm -Uvh でインストールします。その後、Mac OS 9.1 の Mac OS ROM ファイルをもってきて、strip_nwrom をかけ、/usr/lib/mol/rom に入れます。molrc、vmodes は、それぞれ /etc、/usr/lib/mol/config に入れてください。startmol で起動しますが、もしかしたら最初に molvconfig を走らせなければならないかも知れません。この場合は、fbset の値を /etc/fb.modes に埋め込んで、1152x768 モードで起動するようにしてください。いずれにしても、このファイルは当然ながら無保証です。しかもテスト中ですので、よくお分かりの方のみお試しください。ご意見等は歓迎します。
また、私が FSMLab の Bitkeeper カーネル・ツリーから構築したバイナリのカーネル類、Ti G4 向けの XF86Config ファイルなどが、Jeff Carr 氏の要請を受けて LinuxPPC.org で公開されることになりました。これらのカーネルの扱い方等、Jeff 氏による Ti G4 向け Tips も、あわせて公開されています。
一方、KDE は 2.1 の正式版が出ています。こちらは、日本 KDE ユーザ会のホームページからパッチを取り寄せ、ソースから構築してテストしました。コントロール・センターで、デヴァイスの値を読みに行くプログラムが軒並みライブラリのエラーで落ちます。また、KDE のサウンドは使えないようです。また、QT は最新の 2.3.0ベータ1 では、QT アプリケーションが Segment fault で落ちてしまうため、2.2.4 を使っています。
ところで、Ti G4 に LinuxPPC 2000 Q4 をインストールする手順や、日本語化する方法などについて、メモを書き貯めています。こちらは、もう少し形を整えてから公開したいと思っています。もう少々、お待ちください。
まず私が、「もう4年間も LinuxPPC を使っています」というと Jeff 氏、「それは僕と同じくらいですね」(爆)。「多分、最初のものだと思うけど、LinuxPPC の CD-ROM は今も取ってある。あなたのサインで、Thank you って書いてある」「そうでしたっけね」。てな感じで会話は始まりました。うっ、このままでは会話が詰まる。そこで私が矢庭に取り出したのが、G4 Titanium です。Wall Street ユーザの Jeff 氏が、しばし手にとってウットリしていたところを制止し、私は、おもむろに LinuxPPC を起動しました。「う、動いているね!」と Jeff 氏。<おいおい、お宅のホームページで「動作する」ってアナウンスしとったやないけ。ひょっとして Expo の展示品 Ti に勝手に CD 差して立ち上がるかどうか確認しただけなんかい?>と心で訝りながら、1152x768@24bpp の X を起動。「ゥワオ!」。途端に Jeff 氏の指がターミナルの上を縦横無尽に駆けめぐる(ホントはコマンドが駆けめぐったわけですが、まさに Linux が Jeff 氏の思うがママに操られていたという意味です)。鮮やかな手さばきで、次々と /proc 下のさまざまな値を閲覧したあと、「クーールッ!」「ヴェリ・ファーストゥ!」と雄叫びを発したのでありました。その後、接客の合間に高山氏がのぞきに来て、「やれやれ、せっかく広い画面 なのに、ターミナル一個だけ立ち上げていじるって、オタクすぎるんじゃない」と冷水を浴びせました。確かに、もう何分もいじってるのに、広い画面 には、ぽつねんとターミナルが浮かんでいるだけ。
そんな言葉も耳に入らず、熱心に Titanium をながめ、いじりまわす Jeff 氏。<そうですか、そうですか。お気に入っていただけましたか>と思いながらも、私は、日本人の悪い癖で、画面 を指さしながら、こんなお世辞をいっちまいやした。「いや、Jeff。クールなのは、LinuxPPC のほうさ!」。いやぁ、今思い出してもこっ恥ずかすぃ。さて、Titanium を気に入ったものの、Jeff 氏は、「いや、でもメディアベイがないと仕事になんないんだよなぁ」云々と寂しげな顔を。私は、再び日本人の悪見本として、こんなジョークを言っちまいやした。「いや、Jeff。あなたは PowerBook を2台持てるじゃないか(You can have two PowerBooks)」。一瞬、怪訝な顔をした後、私が無理無理なジョークを言ったんだと善意に解釈してくれた Jeff 氏は、ちょっと頬に引きつりを残しながらも、笑ってくれやした。
ともあれ、XF86Config をメールするとか、今度、リンクを張ろうとか、これからも互いに keep in touch だ、とか別れの挨拶を交わしつつ、名残惜しくもお別れしたのでした。Jeff Carr 氏、なかなかの Nice guy でございました。さらにまた、Amulet の市川・高山両氏が、「Jeff がさぁ」とか「あの Jeff クンが」と呼ぶニュアンスが、よく理解できたのでありました。
Expo Impression
人混み嫌いで出不精で物ぐさな私にとって、2回目の Expo でございました。1回目の
'99 Expo については、かつてくだらないリポートなど記しました。その時に比較して、今回は、さらに全体的にうら悲しいというか物寂しいというか、本当に、全国のマックファンが集う一大イベントなのであろうかという疑念がふつふつとわいたというのが正直なところであります。
まず、ブースの密度が、ずいぶん低くなったんじゃないのかと。全体にスカスカというか、色がないというか、床の地肌が見えてますというか、まぁ、どれも同じ意味ですけど、本当に見るものが少ない。また、前回リポートしたような、デジカム握りつつヒジを脇腹に付けて手ぶれ対策しているかぶりつきの叔父様が大ハッスルする光景もなければ、そういう叔父様の横から放射される熱い視線を一身に集める妖艶なお花も、ほとんど咲いていません(何のこっちゃ)。何というか、「経費ケチってる」という印象が、どうしても否めません。まあ、見るべきほどのものはなし、というのが率直な感想です。
そうしたなかで、活気があったのは、やはりショップ系のブースの周辺。たとえば Amulet では、相変わらず、職人的な手際で PowerBook の分解を実演し、マニアの視線が釘付けになっていました。さらに、Amulet ブースの隣では、Mac OS Emulator を外国人が実演。ボゥッと見ていると、いきなり「君、G4 持ってるかい? この Emulatro は、G4 より速いんだぜ」といって、Athron 1.2GHz で Mac OS を起動。わずか 4 秒後には、起動プロセスが終了していました。呆気にとられる我々をしりめに、外国人は席に戻ってしまう。私と友人は、しばらく Emulatro を触ってみましたが、動作自体は G4 より速いなんてことはなかったので、要するに「起動が速い」ということを言いたかったのでしょう。ものは言いようで、アメリカの通 販番組を深夜よく見ますが、ああいう「うまい言い方」で客を引っかける手腕は、さすがに発達しています。
今回の購入品は、id-ee の Bookmark 4。言い足りない部分は、またリポートします。
ようやく G4 Ti の X が 1152x768@24bpp で立ち上がりました。素晴らしく快適です(スクリーンショットはこちら)。デスクトップのアイコンを見せたまま、ターミナル・エミュレータを2枚、横に並べられます。ガンマ値がいいのか、発色も
MacOS よりもよろしいようです。(Amulet
高山氏から紹介してもらった Ian
Roxborough 氏の How To を参考にしました。ただ、肝心の設定が書かれていないので、これを突き止めるのに苦心しました
;))
では、1152x768@24bpp 化の手順を記します(実際には、気が遠くなるほどの試行錯誤があったわけですが ;)、全部はしょって現段階での「最短の道」です)。
いかがでしょうか。あなたの Titanium は、完璧な Linux を手に入れましたでしょうか? 今後は、pmud の導入/テスト、日本語環境の整備など細かい設定・インストールを行っていきます。
PowerBook G4/500 への LinuxPPC 2000 Q4 のインストールに成功、ブートできました。細かいカスタマイズ等は、まだこれからですが、第一報をお伝えします。
デフォルト状態で、X は 8bpp であるものの、1152x768 で表示されています。スクリーンショットをどうぞ。また、インストールの経過メモを以下に記します。後日、きちんと整えた形で公開したいと思います。
さらに、以下の点に気が付きました。
時間が取れ次第、情報の精度を上げていきたいと思います。
予想をはるかに超えたデザインでした。およそチタンという無機質な素材感ではありません。もっと透明で、もっと洗練された、それでいて確かに艶めかしい匂いがほのかにする感覚です。これは多分に、筐体の枠組みに使われたカーボン・ファイバーとキーボード台座の「白」が寄与しているのだと思います。
実際に使ってみると、画面も予想以上に広大に感じます。これは機能面は当然として、むしろ感覚面 での利点が非常に大きいことに驚きました。つまり、人間の目が、横に並んでいたのだということを思い出させてくれるのです。安心感があります。ようやくコンピュータが、単なる技術的便宜によって制約されていたディスプレイの比率を捨てて、人間の感覚を解放してくれたのだと思います。わずか128ドット、壁を超えただけで、これほど人間の心理に影響を与えるなんて、実際に使うまで、私も想定していませんでした。
ほかにも、スリープ・ランプのゆっくりとした点滅が、北海道・別海の湿原で見たホタルの淡い光を喚起するなど、3年ぶりの新しい PowerBook は、特別の感慨とともに私の愛機となりました。
肝心の Linux は……現実の仕事が、もう少し落ち着かないことには ;)。
One Zero, too, comes.最も心配だった重量的な問題は、さほど気になりません。そんなことよりも、実際に TiBook を手にしてみて、満員電車で折れるのではないかという懸念が増大していただけに、これがクリアされただけでも十分、価値ある買い物でした。Rimowa とも比較してみたかったところですが、なにぶんにも今現在、なかなか外に出る時間もなく、これは諦めました。
まぁ、これ自体は、根拠の薄い噂かもしれませんが、Titanium という素材を導入したことに付随して、当然、想定される話です。サイケ色、ポップ色は、ちょっと勘弁ですが、淡いシャンパン・ゴールド風のシルバーが出るとググッと盛り上がりますね。
なるほど。これまでゼロハリとか、その手の系列のアイテムには、まったく興味が湧かなかったわけです。しかし、確かに、「G4 Ti は厚くて薄い」->「満員電車で押される」->「ポッキリ折れる」->「大枚がフイに終わる」という悲劇の図式も頭に浮かぶ。だったら、悲劇に遭う前に、多少高くても保険と思って先行投資する価値もあろう。というわけで、少々、ネットを渉猟してみました。どうやら Z3 あたりが G4 Ti にはピッタリきそうです。ただ、重量が 2.4 キログラムと重い。いや、ゼロハリを使う方々は、そんな重さこそ、内容物の盤石な保護を確証する最大のメリットなんだとおっしゃるのでしょう。いろんなサイトで、何度、「アポロに乗って月の石を運んだんじゃ〜」という謳い文句を拝見したでしょう。しかし小生、無駄 に体格があるようでいて、その実、中身は結構、軟弱な物ぐさ者。Ti と合わせて約5キログラムの荷重で満員電車を乗り切れるかどうか。要検討です。
そこで、もっと軽いアルミのアタッシュはないものかと探しますと、RIMOWA ですか。ドイツで創立百年というメーカーが、ずいぶん軽いの出してるんですね。知らなかった私のほうがおかしい位 、有名なメーカーだそうです。デザインはというと、ゼロハリに比べてシャープな直線を基調としていて、むしろこっちのほうが G4 Ti に合うような気もいたします。ただ、この点をアミュレットの PB G3 ML で聞いてみますと、実際に使っている方が、以外と弱くベコベコになる、といったようなアドヴァイスをくださいました。
いずれにしても、目の玉が飛び出るほど高価な品ですから、買うなら買うで、本腰を入れて比較・検討しなければなりません。この辺、実際にご使用になっておられる方からのコメント、お待ちしています。
また、MacWEEK のニュースでは、何やら Michael J. Fox が Ti を予約したらしき店のコメントも出ています(昨晩、Gateway の CF に出てるのをみてビックリした、なんて言ってます)。
Ready for G4 Ti?まず心配になるのが、バッグでしょう。インナーには、POWERBOOK ARMY でも紹介されていたWaterField Designsの G4 Sleeve Case を発注しました。わずか $33 にもかかわらず送料約 $27 が付加されて、とんでもない金額になっています ;)。まあ、仕事が忙しく、なかなかショップ回りもできない身なので仕方がありません。それに、この金額でも許せるという、ホットなできごとがありました。実は、注文の翌日、同社の Gary という人から「間もなく発送します」というお知らせメールが届きました。それも通 り一遍のビジネルライクなメールじゃなくて、「This message isn't automated」と書かれているので、あえて送ってくれたんでしょう。さらに、心意気を感じたのは、メールの末尾です。「Congratulations on your new G4! 」って祝福してるんです。PowerBooker の心が分かる会社なんだなと思い好感がもてました。本当の PowerBooker は、単に「カネ」とか「スペック」じゃなくて、その奥にある「何か」を求めているわけです。Pismo にはなかった、そういう「力」が、Ti には横溢しています。
バッグ本体は、現在使っている Paul Smith の黒いソフトバッグが、そのままいけそうです。これは玉 川高島屋の Pault Smith で VAIO Z505 運搬用に購入した女性物(サイズがちょうどいい)で、「とにかく軽いこと」「インナー・ポケットがいっぱいあること」を基準に選びました。Wallstreet は入れたことがなかったんですが、さっき入れてみたら、ちゃんと入ったし、幅にも余裕があるので、まあギリギリいけるでしょう。
続いてメモリです。これも 256MB をもうすぐ発注する予定です。現在、最も安く高さ 1.5inch のものを探しています。ここは安い、という情報がありましたら、ぜひお知らせください。
また、ゆくゆくは Ti をメイン・マシンにするつもりなので、キーボードとマウスについても気になるところ。現在は PowerMac G4/450 に iMate 経由で Happy Hacking Keyboard(HHK)をつないでいます。PowerBook 2400c 時代は、HHK の高さと PB の厚みがほぼ等しかったのでよかったんですが、Ti だと、ちょっとキーボードが厚くなって格好が悪いでしょう。これはちょっと課題です。リポートによれば、Ti のキーボードの感触も悪くはないようですけど、ティルトしていないのと、キーボードの使用頻度があまりにも高く傷みが激しくなることが想定されるため、やはり外付けかなと考えています。Powerlab のオリジナル・キーボードが出てくれば、余分にストックを買って安心して使い倒せるんですが……。ちなみに純正の英字キーボードは論外でしょう。Control が A の横にないというのは、キーボードじゃないからです(以前、アメリカのマックユーザは、Control を手のひらで押す、なんて話聞きましたが、私には無理です)。それなら、まだ日本語キーボードを我慢して使うでしょう ;)。
一方、マウスは、残念ながら、これまで Wallstreet で愛用してきた Logitech の ADB 3button(Thanks for Dr. Takeda!!!)を使えないかもしれません。Linux や Mac OS X では iMate が使えないからです(といいつつ、試す余地はあるかもしれませんが)。そこで、こちらは Wallstreet 専用にして、新たに USB マウスを物色しなければなりません。実は、USB なマウスについては、Kensington の Mouseworks、Mouse-in-a-box Optical Pro など購入してみました。しかし、Mouseworks は、あまりに巨大で指がひきつる。Opt. Pro はマウスを動かすたびにボタン 4、5 が誤作動する(Pro じゃなくてノーマルなほうがよかったかも知れません)。しかも、どちらも Mac 用ドライバがあまりよくなくて、スクロールが異常に遅かったり、形状が末広がりになっていて扱いにくいなどの理由で、結局デスクの肥やしと化しています。一方、Logitech の Mini Wheel Mouse は、何の変哲もないマウスですが、かなり心地よく使えています。今のところでは、Kensington の Orbit USB/ADB かノーマルの Optical、Logitech なら、せっかくなので Optical + Wireless にしようかな(今はないようですが)と思っています。
細かいものでは、Speaker も気になります。今、デスクトップには Bose の Media Mate(白いやつ)が居座っています。これはこれで満足していますが、Ti G4 とは絶対に合わないでしょう ;)。入力が2系統なので、しばらくは共有して使いますが、要検討です。音質、デザイン、サイズを考えると、Sony SRS-Z1PC がベスト・マッチングかも知れません(長岡鉄雄氏、江川三郎氏も絶賛してますし、だいぶ値ごなれも進みました)。あるいは、ヘッドフォン・ジャックが左横に来たということなので、私が毎日、通 勤に愛用している Bang & Olfsen のイヤホン(超絶サウンド! B&O のトップページでアジア系男女が装着してます)が好適かも知れません。これをもう一個買い足すという手もありますね。
あとメインで使用するために懸念されるのは、HD の容量です。内蔵を増やすというのもいいのですが、私の場合、20GB+ のデータをモバイルするというシチュエーションは考えにくい。そこで、Amulet が提供している FireWire の 3.5inch HD ケースあたりを狙おうかと思っています。
いずれにしても、あれだけ TiBook のデザインが素晴らしいわけですから、その周辺にも、そんじょそこらの間に合わせをもってくるのは、無粋というものです。というわけで、「Ti Goods!(新しい Ti G4 には、新しい周辺グッズを!)」コーナーを新設しました。Ti フリーク同士、いろんな情報を交換していければと思います。
まず、オーダー番号は、1/31の21時ごろの時点までで、9152番、上昇しています。このオーダー番号が何かについても、今回の AppleStore Order Tracker によって、受付時点で順番に機械的に割り振られる番号であることがはっきりしました。多分、AppleStore での全製品(PB G4 とは限りません)の注文数の積算になっているのでしょう。そこで私が以前、別 の製品を注文した時のオーダー番号と比較すると、1/10、つまり今回の一連の新製品が発表される前までは、ざっと一カ月に平均約8000件のオーダーがあったと推定できます。一方、1/10から31までに約9000件のオーダーがあったわけですから、新製品発表によって単位 時間あたりの注文件数が、ザッと約1.5倍に増加したという計算になります。
ちなみに、現在、登録されている先頭の注文者の方と私のオーダー番号の差は約380。このうち PB G4 Ti の比率、さらにそのうち 500MHz の比率がどのくらいか分かりませんが、いわゆる最初期の出荷ロットに入るかどうかは、微妙な線かもしれません。昨日、AppleStore からは、「2月5日の週の週末より順次、配送される予定です」というメールが入りました。12日に注文された、ある方(BTO)は、同じ文面 で「2月12日の週の週末より」となっていたそうです。
ともあれ、今まで隠されてきたものの内実が、かなり明らかになったのではないでしょうか。AppleStore Order Tracker という興味深い試みの場を提供された山本氏に、この場をお借りして感謝申し上げます。
混乱の原因の一つには、Apple サイドが、いまだ販売店に対しても明確な出荷日を伝えていないことがあるようです。「早くても2月中旬」「いや3月だ」などアングラ情報・憶測が飛び交う一方、ZDNet News によれば、25 日のスタッフとのミーティングで、Jobs が「PB G4 は来週から出荷が始まる」と語ったとか。また、米国 Apple Store で注文した人が、「1/17 以前に注文した人には、21 ビジネス・デー、それ以降なら 45 ビジネス・デーで出荷する」という回答をもらったそうです。「ビジネス・デー」というところがミソで、「カレンダー・デー」と違って土日を除くことになり、たとえば発表当日の 1/10 に注文したら、10+21+8 で、最速でも 2/8 になるなるというのです(The PowerBook Zone、O'Grady's PowerPage)。なるほど、これなら確かに Apple Store の注文時に出ていた「21日」という数字と、「発売が2月にズレこむ」という噂との整合性がとれます。いろんな情報を付き合わせて、私は、この線が妥当なんじゃないかと邪推しています。もちろん国情が違いますから、これが即、日本にも当てはまるかどうかは分かりませんが。
ともあれ、日を追うごとに G4 Ti の予約数は爆発的に伸びているようです。Apple には、そういうユーザの熱い期待に少しでも誠実に答える形で善処してもらいたいものです。まぁ、あれこれ言いながら待っている時間というのも楽しいわけですが、限度はあるでしょう。万一これが3月まで延びようものなら、「可愛さ余って憎さ100倍」。何事も「タイミング」「間合い」ってものをはずしちゃあいけません。
Long but short time
「PB G4 Ti を予約した。今は待ち遠しくてたまらない」という方が多いのではないでしょうか。それくらい、久々の興奮を呼ぶマシンであることは、その後、仕入れた情報でも、続々と明らかになっています。特に、PowerBook
を何台も乗り潰してきた人には、ひときわその気持ちが大きいのではないでしょうか。一方で、PB
G4 Ti をクソミソに貶す人が出ているようです。
下世話な話で恐縮ですが、私はサザンが大好きです。クラシックとジャズをメインに聴きますが、それに負けないくらいサザンも好き。デビュー以来、一貫して応援してきた筋金入りです(小学生時代に、市民会館でやったデビュー・ツアーも見に行っただけに)。そのサザン・ファンといっても、ミス・ブランニューデーあたりからのファンもいれば、Kamakura あたりからのファン、あるいは真夏の果実、もっとくだって Tsunami からって人もいるんでしょうね。それぞれの人によって、サザンのサウンドに求めるものは違うようです。桑田氏は、時折、「売れる」より「自分が好きだ」という観点で曲作りするんですけど(生臭い反戦ソングやスケベソングなんか)、後からファンになった人ほど、そういうスタンスの曲に、軽い拒否反応があるみたいです。
PowerBook も同じようです。だいたい新機種が出ると、賛否両論が吹き荒れるもんですが、今回の G4 Ti については、異様な拒絶反応といいますか、「これは PowerBook じゃない」「あんなの買う奴は金をドブに捨てるようなもんだ」みたいな過激なこと言ってる人もいるようです。一昔前、そう、iMac 以前の Mac ファンは、どんなに腐った批評でも、そこまで言う人間はいなかった。同じ Mac ユーザは、Win 全盛のなかで密かな灯火を守ってるって感じで、ゆるやかな連帯ができていた。好きな機種、嫌いな機種はあっても、底流には、「Mac、がんばれや」という、そこはかとない愛情が脈々と流れていた。それが何だか、そうじゃなくなってきたような気がします。
だいたい Apple は、そもそも、あんまりユーザの嗜好なんて気にしてこなかった。ユーザの嗜好より一歩も二歩も先のものを出して、いい意味でユーザを出し抜いて、「どうだ!」てな感じで魅了してきたからこそ、熱狂的なファンもいた。そこには、「クロックスピードが云々」というような、セコいというか、下卑た価値感なんか入り込む余地はなかったわけです。特に PowerBook なんて、平気でデスクトップより1年も2年も前のレベルの CPU を入れてきたけど、キチッと売ってきた。また売れてきた。
ラーメン屋でも、そんなのありますよね。行列が並ぶようになったり、チェーン化したら、もう味の質が半分くらいになっちゃうとか。「大衆化」するのは結構ですが、「迎合化」だけはやめてもらいたい。いい意味でも、悪い意味でも、Win 系マシンとは同じ座標ではかれないというか、Win が n 次元なら、Mac は n+1 次元のところで勝負してきたからこそ今まで生き延びてきた部分はある。そこをユーザも Apple も履き違えると、とんでもない敗残の姿を晒すハメに陥ると、心から憂えるものです。
「サブノート」じゃなかったから幻滅、なんて人もいるようですね。確かにサブノートがあったら、それはそれで少数ニッチは満足するでしょう。だけど Apple の今の経営基盤の脆弱さ(手持ちキャッシュはすごいけど)を客観的に考えれば、それはちょっと酷。それに、サブノートって、今、そんなに魅力あるのかなぁ。まあ、アメリカじゃあだめでしょうね。Z505 がギリギリ。自分のことを考えても、VAIO で 505 から、即座に Z505 に乗り換えたのも、キーボードとディスプレイが小さすぎて、とてもじゃないけど、まともに使えないからです。仕事& Linux で使えないわけです。そんなの持ち歩くんだったら、頑張って A4 ノート持ち歩くか、Palm や EZ or iMode で済ます。それが今のモバイル状況なんじゃないだろうか。そういう意味では、A4 で、フルパワーで、フルサイズのキーボードで、ディスプレイも妥協しなくて、Z505 の線を狙って Apple として質量・サイズを削げるだけ削いできた PB G4 Ti は、理想的なマシンというほかない。唯一残念なのは、CPU メーカに足を引っ張られて、プラン通りにクロックアップできなかったこと。だけどこれも、実際に G4 400/500 レベルの速度を体感してる人なら、よっぽど先鋭化したプロフェッショナルユースじゃないかぎり、「これ以上速くたって、しょうがないよな」と思うはず。どっちにしろ、G4 Ti が売れるか売れないか。そこでユーザの審美眼が問われるような気がします。
ちなみに、私の周囲にいる、かつて PowerBook ユーザで現 Win ノートユーザの人々に、G4 Ti は、かなりインパクトを与えているようです。もう予約を入れた人も何人かいます。Win 機と懸命に張り合う軸じゃなくて、違う軸を狙ってるんだ、というところにビビッドに反応しているようです。
私は昨日、Apple Store にて 500MHz の注文を終えました。これまで私が購入した PowerBook のなかで、一番、安かったのではないでしょうか(間に購入した中古の DUO 280 を除けば)。PB 540c が、確か 50K 前後。5300ce が Canon の展示品アウトレットでも 47K(当時、新品価格 70K 前後だったはず)。PB 2400c がやはり 50K 前後。現在、使用中の Wallstreet 292 が 82K。それを考えれば、税込み 42K の G4 Ti は、率直に言ってお買い得という印象です。
約3年前に登場した Wallstreet は、多くのパソコン・ユーザに衝撃を与えました。だいたい、あれほど真っ黒なボディーなんて、当時のノートパソコンにはなかった。グラマラスなシェイプから始まってトラックパッド・ボタンの形状に至るまで、洗練された、まったく新しいノートパソコンのあり方を示してくれたものです。やがて数々のメーカーから、多くの亜流 Wallstreet が生まれたことは、歴史の示すところです。
いや、初代 PB も、Duo も、Black bird(540c)も、PowerBook は、常に先進のデザインと発想をカタチにして、我々に示し続けてきた。だから "PowerBook" だったわけです。ところが、Lombald、Pismo までの2機種は、いったい何だったのか。Wallstreet の焼き直しでしかなかった。故障は少ないかもしれない。回路は洗練されたかもしれない。しかし、陳腐極まる優等生。ただの「優れた工業製品」なのです。きっと多くの PowerBook ファンは、「ただの工業製品」に大枚はたいてきたわけではない。「the PowerBook」を手に入れたかったのです。荒削りでもいい、トラブルだらけでもいいから、PowerBook らしさを見せて欲しい。熱狂的な PowerBook ファンは、そう念願し続けてきたに違いありません。3年もの長きに渡って。このあたりの不満は、ちょうど一年前にも記したところです。
PowerBook がもたつく間に、Sony から VAIO という新しいカタチが生み出され、コンセプト・リーダーの座を奪われてしまった。まあ、これは Sony というところがミソで、たとえば、最初の PowerBook が Sony のプロダクトであったこと、VAIO も、そもそもは Mac OS を載せる可能性があったらしいことなどもあり、PowerBook と VAIO というのは、私などからすると同じカテゴリーに区分けされているから許せるわけです。
そういう背後事情があるところへ、すでに2年前から、Sony が次期 PowerBook デザインをやっているのではないかという噂も流れていた(これは、かなり確からしい情報のようです)。実際、2年前から、大きな Expo のたびに、薄型のエグゼクティブ・モデルが出るのではないかと大いに盛り上がっては消えてきた。私たちは、待ちに待ってきたわけです。
思うに、PowerBook に関して私は、どうしても相対評価を下すことができません。価格でいえば、これまで私が購入してきた、どの PowerBook も、同程度のスペックの Intel 系マシンと比べれば高すぎた。しかし、だから何だというのでしょう。Intel マシンで Mac OS は動きません ;)。それに、デザインやコンセプトを何一つ生み出せず、ただ物真似の、頑丈なだけの、イマジネーションを欠いた「工業製品」と「PowerBook」を、どうして同じまな板に載せることができるのか。それは乱暴にいえば、Aibo と生きた愛犬を同じ尺度で見るようなものです(ここまでくると、ちょっと異常ですが)。そういう観点からいえば、クロック数だけに新味を感じようとしてみたり、拡張ベイがなくなったことに捕らわれすぎたりという、世俗的評価に腐心するのは、どうもいただけない気がしてならないのです。
というわけで、私は G4 Ti に、「やっと帰ってきた PowerBook」を感じます。すばらしいじゃありませんか、あのフォルム。ラウンド・デザインに食傷気味のところへもってきて、あのシャープな直線に包まれた G4 Ti は鮮烈です。まさに smart apple(切れ者)。え、VAIO をはじめ日本のサブ・ノートに形が似ているとおっしゃる? それをいうなら、世にあるすべてのノートパソコンは、すべからく同じ「直方体」ではないですか ;)。ディテールの作り込みを見ようではありませんか。不必要にゴチャゴチャした凡百のマシンに比べ、たとえば G4 Ti の液晶パネルのエッジには、何一つ凹凸がない。開くとラッチ部分が引っ込むようになってるからだそうです。量 販店のディスプレーに並べられたとしても、G4 Ti は、多くの有象無象のノートパソコンを蹴散らして眼に飛び込むことは間違いありません。
きっと Mac OS X が出た後に、スピードバンプ・モデルも出るでしょう。クロックだけじゃなく、グラフィック・カードも倍速になるに違いない。でも、そんな微細な、世俗的な価値など、どうでもよいのです。事実、私が Wallstreet を購入した数カ月後には、クロックの早いモデルが出ましたが、まったく何の興味も後悔もなかった。それどころか、圧倒的に薄型の Pismo が出た時ですら、何の感慨もなかった。あまりに分厚く、同僚から「座布団」と呼ばれる我が初代 Wallstreet に比べれば、貧相で書生臭い優等生(ユーザの皆さん、失礼)。PowerBook マニアとは、そういう偏見の固まりであると私は思いこんでいます。
冒頭にも書きました通り、好き嫌いは、あくまでも主観です。だいたい、私が良いと思うものは、どっちかというと、世の主流からはずれているものが多い。Linux しかり Mac OS しかり。スケルトンには興味ゼロ。G4 Cube より Cobalt Cube に惹かれる。巨人が嫌いで日本一の Y 新聞も読まない。野球よりサッカーがいいし、使ってる携帯は cdma one。そうそう、ビデオも製造中止になるまでベータを使ってました。そんな私が惚れ抜いている G4 Ti が、どれだけ売れるか分かりません。効率主義、コスト主義で「工業製品」を選ぶ大半の人々には、あんまりウケないとは思います。本当は、株価ジリ貧の Apple に、ここで起死回生を狙って欲しいのですが。
おっと、そういえば、G4 Ti って、私が長年愛用している、CONTAX T2(こことかここ)に、ソックリですね。同じチタンだし。デザインがシンプルだし。だから惹かれるのかなぁ ;)。ともあれ、相当、長く愛し続けるマシンになることは間違いありません。
と能書きをたれるのはこれくらいにしまして、入手次第、Linux を入れて Know-How を公開してまいる所存です。思えば3年3カ月前、PowerBook 2400 に初めて Linux を入れてみた時の興奮。あれを思い出します。全精力を傾注して情報収集&ハッキングにあたります。ご期待を!
映画には SUN Microsystem のマクネリが登場したり(予告編ムービーにも出てますね)、製作アドヴァイザーに、あの Linux の後見人、「マッドドッグ」Jon Holl が就いていたり、予告編に出てくるパソコン画面 のデスクトップが GNOME だったりと、たいへん盛り上がっています。キャストも、「ジョーブラックによろしく」の Claire Forlani や、LUX ヘアースタイリングの宣伝に出ている美少女 Rachael Leigh Cook が脇を固め、我々の目を存分に潤してくれるでしょう ;)。
既に test カーネル等をお使いならばお分かりと思いますが、2.2 系からアップグレードする場合、USB まわりの仕様が大幅に変わっていますので注意が必要です。拙 USB Mania ページでも若干、触れていますので、ご参考になればと思います。一方、pcmcia-cs システムがカーネルに組み込まれていますが、これはスタンドアローン版の pcmcia-cs と排他的関係にあります。より安定したものをお望みであれば、カーネルのスイッチは OFF にして、スタンドアローン版を導入したほうがいいでしょう。
また、モジュール・ディレクトリの構造が、大きく変わっています。2.2 系で、これまで /lib/modules/`uname -r`/ 以下にドライヴァの種類ごとに置かれていたモジュールが、主に /lib/modules/`uname -r`/kernel/drivers に移動されています。modutils、Mkinitrd は最新版に変えて、あわせて /etc/modules.conf 等も見直しをはかる必要があるでしょう。
今のところ私の VAIO マシンでは、非常に快適に動作しています。21世紀の幕開けを新しいカーネルで飾ることができるのは、とても気分がいいものです ;)。
Koffice では、Kword の日本語入力位置がズレるという点をのぞけば、かなりいい具合だと感じます。Kspread ではセルで日本語表示ができるようになりました。インタフェースの仕上がりも素晴らしいですし、機能面 も申し分ありません。Linux 上の 日本語 Office suite として、これは本当に期待できます。
とは言っても、ベータ版であることが前提です。Kword で、二行ほど日本語を入力したところで落ちましたし、KWord ではセルに日本語を入れても、そのセルをマウスでクリックしてアクティヴな状態にしないと表示ができないようです。また、Excel のファイルを KSpread に読ませようとしましたが(Excel 97 のファイルと互換性あり)、こちらも落ちてしまうようです。
しかし、こと英語で使用する限りには、完成度はかなり高まっていると言えるのではないでしょうか。たとえば KSpread のインタフェースは、Excel よりも統一感があり分かりやすいという印象をもちました。
tips for sawfish
ほとんど無限にカスタマイズできるともいえるウィンドウ・マネージャ sawfish。たいていは、マウスの真ん中ボタン・クリックで出てくるメニューの「カスタマイズ」から設定が変更できますが、なぜか、その「マウスのクリックで出てくるメニュー」自体のカスタマイズができません。あんまり凝る方ではないのですが、ここは操作性に関わる重要な所なので、変えたいと思う方も多いのではないでしょうか。
こういう場合、自分のホームディレクトリに「.sawfishrc」というファイルを作り、そこに LISP で設定を書き込む方法が簡単でしょう。ちょうど Emacs みたいなやり方です。私は、GNOME ユーザ会の Sawfish JP ページを参考に、次のようにやっています。
カスタマイズのサンプルとなるのは、sawfish デフォルトの LISP ファイルです。これは、インストール状況によりますが、たとえば私の場合、/usr/share/sawfish/0.31/lisp にあります。ファイルを眺めれば、自分なりのカスタマイズが見えてくると思います。
1.93 に比べ、まず Konqueror(Mac でいうと Finder + Web Browser + etc.)が、格段に進歩していると感じました。安定性も高まり、Java の ON/OFF 等、Netscape 並みの設定がコントロールセンターでできるようになりました。SSL や日本語のページも障害が少なくなったようです。また、何と言っても QT が GPL 化されたことが大きな変化と言えるでしょう。
全体の動作は、依然、若干重めです。フォルダを開くとか、アプリを立ち上げるといった通 常の動作でも、ワン・クッションはさまる感じです。また残念ながら、まだ kmail は日本語が通らないようです。一方でデスクトップ・デザインは、よりカスタマイズの柔軟性が高まりました。アイコンもデフォルトで2つのセットから選べるようになっています。パネルまわりもデザインが作り込まれています。kdetoys で、きれいな世界時計が組み込まれました。
実は、最も注目される koffice は、まだビルドしていません。2、3日中にトライする予定です。ともあれ、KDE といい Gnome といい、互いに競い合いながら、よくぞ短期間で、ここまで操作性・安定性が向上したと思います。
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