i386 版の Applixware は日本語版がパシフィック・ハイテク社から出ています。これ、私もショップにいくたびに手にとってしまうんですが、「OS 本体がタダなのになんだかなぁ」と躊躇して、まだ入手していません。もちろん Linux には Mule という素晴らしい環境があります。これはこれで慣れると便利なのですが、CUI ベースのため、どうしても初心者にとっては敷居が高いといえるでしょう。そういう意味で Applixware のように「おまかせパック」的アプリケーションは歓迎されると思います。
PPC 日本語版については、やはりパシフィック・ハイテク社にがんばってもらいたいところですが、あれだけ売れている TurboLinux さえ PPC 日本語版は出ていないことを考えると、どうでしょうか。要するに一番ネックになるのは、現時点で「商売になるかどうか」だと思います。もし、ご要望があれば、このページで皆さんの意見をとりまとめて、何らかのアクションでも起こしてみましょうか? 「Applixware PPC 日本語版」に関する色々なご意見お待ちしています。
(ご要望が多ければ、私、微力ではありますが、一肌脱ぐのもやぶさかではありません)。 i386 マシンで英語を使うなら、他に StarOffice というフリーウェア(だったと思う)もあります。欧米で Linux が急速に普及している一因も、こうした「Windows から移りやすい環境」が整いつつあることにあります。Linux がサーヴァ用 OS ではなく、クライアント OS としても十分、使えるという認識がかなり醸成されているわけです。
実は最近、Software Design 誌 12 月号についてきた「Plamo Linux」を i386 ノート機にインストールしてみました。Slackware ベースで、ノート環境、日本語環境もバッチリ揃うという「おまかせパック」です。インストール時間は、わずかに30分ほど。あっという間に、ほぼ完全な「日本語 Linux」のできあがり。日本語でメール読み書きして、Web サーフィンして、Mule するくらいだったら、これだけで何も不足はありません。おまけに「Linux 版 Sharlock」とも呼べる「Namazu」という日本語全文検索システムがついてます。評判は聞いていたのですが、実際に使ってみると、これがまた便利のなんの。これだけの環境を PPC 上で整えようと思ったら、設定まで全部、自分でやると1カ月くらいかかるんじゃないでしょうか。
もちろん、Linux の楽しさは、悪戦苦闘しながら自分流にカスタマイズしていくところにもあります。ただそれは富士山に登るのに、どこまで「他力」でいくのかと同じ議論で(北海道に住む人が全部「自力」で行こうとすれば、どうなることでしょう)、人それぞれがあっていいのだと思います。Plamo Linux を使ってみると、デフォルトで「ベーシックな日本語環境までは作るよ」というあり方は、大いにアリだな、と思います。Windows 使う半数以上の人は(ゲーム人間は除く)、これに Applixware でも入れればクライアント OS として完璧に使えるんじゃないでしょうか。
ここまでくるのに、それこそ多くの方の貴い営為があったであろうことは想像してあまりあります。PPC でも、こうした動きが出てくればいいな、と強く思います。もちろん自分自身、このページを使って、「できるだけ簡単に、日本語クライアント OS として使える環境を作る」ための情報を提供していきたいと思っています。
こと PowerBook に関していえば、ようやくそうした議論ができる土壌が整ったのだと思います。何しろ、わずか1年ちょっと前には、Linux 自体が動かなかったわけですから。
ところで、少し前のヴァージョンから、メディア・ベイ関係では CD-ROM とフロッピーがマウントできるようになっています。私のところでは CD-ROM はマウントできましたが、今のところ音楽 CD はなぜか鳴りません(プレイはできても音が出ない)。これは sndvolmix あたりをいじってみようと思っています。
リリース・ノートによると PB2400 で画面がブラック・アウトするバグがフィクスされているようです。PB2400 ユーザの方は BootX 1.0b6 + 2.1.127 を試してみることをお勧めします。
Roadmap to R5
11/11 (日本時間のきょう?)に LinuxPPC inc から新しい製品のアナウンスがあるようです。何でしょうね。
そして、これは先週の話ですが、LinuxPPC が R5 までのロードマップを示しています。R4.1、4.2、4.3 とベータ・テスティングを行い、12 月をめどに R5 を出すようです。すでに 7 日から、R4.1 を公開しています。
最終的には RedHat 5.1 にならって glibc2 を採用。従って現在のバイナリはすべて動かなくなります。コンパイルし直すか、簡便なアップデータ(fix)が出るので試すことになります。また、デフォルトのウィンドウ・マネージャは GNOME (もしくはWindowMaker など)に一本化するか、あるいは KDE 等を含めてユーザの選択可能にするか検討するようです。
いずれにしても、R4.1〜4.3 はかなり不安定なヴァージョンになるでしょうから、予備の HD などで試すのがよいかもしれません。もう少し時間が取れたら、しっかりご紹介したいと思います。
BeOS R4!! (with J)
日本のパソコン界では、これからしばらく話題は BeOS でもちきりになりそうです。Be 社が Release 4 を発表しました。それも日本で! 日立の BeOS プリインストール・モデル発表にぶつけてきましたよ。
R4 からは、かねてからの予定通り、日本語入力ソフトが添付します。ガセ社長も日本市場にかなりの期待を寄せているようですね。私も個人的に好きな、ぷらっとホームも俄然、飛ばしてます ;)。ヒューヒュー!
以下、久し振りの“Linux と関係ないモード”です。Linux しか興味ない人は読み飛ばしてくださいな。
実は私、自称 OS フェチでして、BeOS は確か最初の版から全部 CD を持っています(はずですが、あちこちに散乱したために、にわかには消息不明)。今年中には R4 も届くでしょう。なぜか。学生時代に作った UNIX のプログラム(今となっては古臭い AI 記述言語 ;))を移植するために、力もないのにデヴェロッパ登録しているのでした、ははは。自宅の PM 7600 も、BeOS が動かなくなるという一点で G3 化を躊躇してきたほどです(単に金がないだけだろうとツッコまないで)。
この BeOS、当初は PowerPC をフル回転させる夢の OS として開発されてきましたが、R3 からどうも雲行きが変わってきました。そして今回の R4 で、完全に Intel プラットホーム向けの色合いが固まった感じがあります。コンパイラもずっと Code Worrier を使って PPC と Intel でほぼ完全ソース互換だったのが、Intel 版だけ egcs になるそうだし。しか〜も! Intel 版は、どうやら、これまで以上にポータブル・マシンで動かすのが簡単になるようです。pcmcia サーヴィスもサポートします。
これで、私が Linux & BeOS マシンとして Intel ノート機を購入する可能性が俄然、高まったというわけです(だからどうした)。VAIO 君、待っててね(おいおい、サイフが空だぞ)。
なぜ、G3 で動かないのか。Be 社の Web ページには、その理由が皮肉たっぷりに書かれています。“G3 チップが悪いんじゃないよ。悪いのは Apple だからね”(超意訳)。日本での記者会見でも、ガセ社長、Apple に対して結構イヤミかましてます。
さて、こうした「ガセ」ネタ(笑い)も、おいおい取り上げたいと思いますが、PB で動かないことが確実なようですので、PowerBook Army の本旨からはずれそうな場合は、私の別の Web サイト( ただし、これ1月から全然アップデートしていません。関係ないけど、このページのカウンタ、1億マイナス1まで計れるんですよ〜)で取り扱っていくかもしれません。
また、こうしたソフトウェアの常識ですが、readme ファイルは必ず目を通し、「うまくいった」「不具合がある」等、有益と思われる情報はできるだけ作者の方にフィードバックしましょう。
私の PB G3/292 で試してみました。効果は絶大です。これまでの挙動がウソのように改善されました。異次元の速さです。WM として KDE、Enlightenment 0.14、WindowMaker 0.20.2 を使ってみましたが、いずれも快適に使えます。rxvt 、Xterm 等のスクロールももたつきがなくなり、ようやく G3 の本領発揮という実感です。
実は 10/16 の本欄で、「X の描画速度は PB2400 @ 16bpp のほうが G3/292 より断然、速いです」と申し上げましたが、これはまったく“素”のままの Xpmac による体感であり、かなり誤解を招く表現でした。この点に関して及川さんからも指摘を頂いておりました。このほど、及川さんの労作を試すことができ、あまりにも拙速な物の言い方であったと深く反省しております。
ちなみに、及川さんによれば、Geert さんが開発している XF68_FBDev のアクセラレーション部分にも同じコードが使われており、LinuxPPC オンリーでお使いの場合は、こちらを使ってもよいとのことです。
ずっと前に試して以来だったので、その変貌ぶりに驚いています。テーマも豊富に用意されていて、そのいずれもが美しく落ち着いた仕上がりです。スクリーンショットも用意してみました。
あわせてなかなか秀逸なファイル・マネージャ wmfinder もコンパイル/インストールしましょう。こちらも特段の問題もなくコンパイルできると思います。
2.1.125 Kernel works
BootX の最新版 1.0b6 が出ました。これと、同作者の PB G3 series 向けにパッチを当てた 2.1.125 のカーネルで、ようやくアプリケーション・タイプの BootX が使えるようになりました。
ホームページ http://calvaweb.calvacom.fr/bh40/ から BootX のヴァージョン 1.0b6 をダウンロードして、さらにこのアドレスに vmlinux.g3modem.gz をくっつけてパッチの当たったプリビルト・カーネルをダウンロードしてください。私の場合、Netscape ではうまくダウンロードできず、NetFinder を使いました。
普通使う分には特段の障害もないのですが、shutdown の時に root ディレクトリがビジーを告げてうまく umount できず、次の起動の度にディスク修復が行われます。
ただ、最近あまり Linux に行けないので、さらに詳細な使用感等は、後日。