LinuxPPC 正規代理店の秋葉原 Amulet 高山氏からも情報をいただきましたが、LinuxPPC 2000 には、“7つの驚くべき特徴”があるようです。
日本語環境については、Amulet の「陽炎」が使えるかどうか等、情報を確認次第、随時、お伝えする予定です。
Hinds 氏のリリース・ノートにも、カーネル・ソースへの組み込みの経緯について若干触れられています。何やら Hinds 氏はあんまり深いところで噛んでいるわけではないようです。
Run with G4
Powerlogix 社は 13 日、今後、PowerMacintosh 向けの G3/G4 アップグレード・カードに LinuxPPC をバンドルすると発表しました。これによりユーザは世界最速のプロセッサとともに、その能力を十二分に引き出してドライブする Linux を入手することになるのです。
KDE 1.1.2 ships
デスクトップ環境 KDE の最新版 1.1.2 がアナウンスされました。新たに KDE テーマ・マネージャを装備。デスクトップの配色やウィンドウのデコレーション、アイコン、サウンドなどの変更が簡単に行えるようです。また、アイコン類もより洗練された模様。私も時間見つけてダウンロードしてみます。
なお、すでに PPC のバイナリ/ソース RPM 版パッケージも用意されています(i386 より早い!)。
Cool Linux Keyboard
Cool Keyboards 社が、おそらく世界初の Linux 用キーボードを発表しました。写真で見るとペンギンと Linux のロゴがまぶしい、なかなかユーモラスな品ですね。最大のポイントは Windoze マシンだと「メニュー」や「旗」の絵が印刷されているキーに、それぞれ「Linux」「ペンギン」が刻印されていることです。どうやら社長さんも Linux ユーザで、あれらがいかんともしがたい怒りを誘ってきたようです。カバー付き。$34.95 で LinuxMall にて入手可能。おっと、PS/2 端子でないと動きません。
その仕様確定の最終段階で取り込まれたのが、一昨日に伝えた pcmcia-cs の統合だったようです。アナウンスメントでは、「ここ数週間、David Hinds をはじめとするメンバーのおかげで PCMCIA etc. が統合できた。とてもうれしい」(超意訳)と特記されています。
Linus さんは約束通り、今年いっぱいには 2.4 のリリースにこぎつける構えです。淡々と営々とカーネルの開発は進んでいくのです。
ドライバを見ると、まだ一部のカードのドライバしかありませんが、Linux-kernel の ML にはさっそく Pavel Machek 氏が pcnet_cs を組み込むためのパッチを送っておられました。pcmcia-cs 本体は 3.1.0 の開発が進められているようで、このバージョンからはモジュールをはずした形でのリリースとなるのでしょうか。
残念ながら肝心のカーネル本体がコンパイル時、最後の最後にエラーで止まります。まだ 2.3.17 のアナウンスメントもない段階ですが、早晩、2.3.18 が出るかもしれません。いずれにせよ、年内と言われている 2.4 リリースへむけた歴史的なステップになることは間違いないでしょう。詳細がわかり次第、さらにお伝えします。
ちょっとはしゃいでしまいましたが、それもそのはず。この話を最初にうかがったのは今を去ること○カ月前。LinuxPPC R5 の最初のリリースの話があった頃なんですから。待ちました。時に絶望したりなんかしながら。でも、正義は最後に勝つ!(なんのこっちゃ)
またまたはしゃいでしまいましたが、このページでもかねがね LinuxPPC 1999 の日本語化パッケージ「陽炎(かげろう)」については熱いラブコールを送り続けてまいりました。それがもうすぐ完成するとのことで、発売は9/25に予定されているそうです。1週間くらい前から体調整えて走る準備しときましょう!
さらにビ〜〜〜ッグニュ〜〜〜ス。この「陽炎」、次期 LinuxPPC からオリジナル版に組み込まれるそうです! なんたる先駆! なんたる具眼! これでもう生粋の日本人も畏れるものはありません。
どうしてもはしゃぎ続けてしまうわけですが、「陽炎」はスペックがかなりすごいです。もちろん KDE は日本語版。glibc2.1.1 におぉ、そして XFree86 はなんと 3.3.4 に X-TT 付きと聞いておぉおおお! です(この間 3.3.5 が出ましたが、この際それは目をつぶりましょ)。ちなみに X-TT とは X で TrueType フォントがビットマップと全く同じように扱えるという素晴らしい機構を提供するサーバです。これがないとどうしても Netscape の文字が不格好になってしまうんです。それにしても 3.3.4 で日本語の X-TT なんて、i386 系ユーザでもなかなかお使いの方、いないのではないでしょうか。
XLI(X Linux Installer)にも驚きましたが、ついにデフォルトで日本語を備え、しかも i386 も含めたディストリビューションとしては考えうる限り最新のソフトを糾合した LinuxPPC。Jeff Car 氏の先見性と Amulet のパワーに脱帽する以外にありません(今度、焼き肉一皿おごりますよ)。
今回の件では、お二人の方(お二人とも私のページに温かいご理解を寄せて下さっており、これまでもたいへん学ばせていただいた先輩です)から、「やり過ぎではないでしょうか」「賛同します」という両極の、しかしいずれも建設的なメールを頂戴しました。私なりに色々と考えさせられる一件ではありましたし、今後のスタンスについても勉強になりました。この場をお借りしてお二人には心から感謝申し上げます。
「陽炎」については、順調な仕上がりをみせているようです。私の表記ミスで、「KDE の PPC 向け日本語版」と書いてしまいましたが、正確には、LinuxPPC 1999 にかぶせる KDE を中心とした日本語化パッケージです。これ、実現したらとても素晴らしいですよね。
現状、他の CPU 向け(特に i386)ディストリビューションに比べても、マックユーザの間には Linux に対する抵抗が多いというような声も聞かないではありません。ざっくばらんに私見を申せば、Windows なんかよりも、あらゆる意味で MacOS のほうが秀逸であり(ゲームオンリーのユーザでない限り ;))、Windows ユーザに比べたら Linux を必要とする局面は少ないために、ハナから相手にもしないということも言えるかも知れません(MacOS > Linux >> Windows ってなところでしょうか)。私自身、デスクトップには2〜3台のディスプレイが並んでいますが、そのうちの一台は、必ず MacOS が立ち上がっています。そうでないと仕事にならないのです。ただ、その延長線上には、Linux の取っつきにくさから「敬遠」「食わず嫌い」になっているケースもあるのではないかな、とも思います。その部分を払拭するという意味で日本語化パッケージ、特に KDE をベースにしたものは非常に重要だと思います。
インストールや運用面で、Linux は飛躍的に簡便化しています。それこそ日進月歩で一部のマニアの OS では全然なくなってきていると言えるかも知れません。「日本語化」という足枷がはずれた時、PPC 版の Linux は日本でも更に飛躍的な普及が望めるはずです。ユーザが増えることがいいか悪いかという議論もあるでしょうが、まだまだマイノリティといえる PPC 版 Linux の場合、もうちょっとパイを広げてみてどうなるのか、その可能性を探るのは決して意味のないことではないと思います。
一方、KDE と GNOME、どっちがいいかという話もあります。「日本語版は GNOME があるんだから、何で今更 KDE なの?」なんて乱暴なことを言う人もいます。私は両方、日本語版を i386 マシンで使ってみていますが、この辺は「現段階では」まだまだ好みの問題であり、人が云々する話ではないと思います。まぁ、いまのところ洗練度、完成度、安定度といった面で KDE。将来性、面白み、カスタマイズ性といった点で GNOME に軍配が上がるのかな、といった程度でしょうか。ともあれ PPC 向けは、まだ両者が互角の土俵に乗ったわけではありません。まずは「陽炎」の登場を待ち、あとはユーザの審美眼に任せるということになるのでしょう。
私はと言えば、どっちかというとメニューでいろいろ操作するってのが面倒なクチです。何かしようと思ったら、まずターミナル立ち上げる、というほうなので、GNOME 抜きの WindowMaker が一番好きです。
ところが、こうした Amulet のプロジェクトに対して、一部、意地汚くも醜い商業根性で接するという不貞の輩が存在します。私も執筆した経験のある Mac 系某誌であります。
今ここで詳細を記すわけにはいきませんが、Linux をめぐる精神について理解のある方であれば、だれしも必ず立腹するであろうひどい話です。今後、事態の推移を見守りたいと思いますが、その上で、Linux 文化に反するやり方を続けようというのであれば、雑誌名を明記した上で、Linuxer として(もちろん個人の立場で)ボイコット運動を展開することも辞さない覚悟です。
ちなみに、「ボイコット運動」について認識の低い日本の読者を相手に言わせていただければ、これは、あくまでも正当な市民運動であります。「お上根性」の抜けきれない前時代的人間には理解できないことでしょうけど(爆笑)。日本では「ボイコット」というと何か悪いこと、暴力的なことをしているような気になるものですが、正しい市民意識の根づいた国家であれば、当たり前のように行われている知的な(またあるケースでは唯一の)市民活動です。以前も、Linux 開発者への情報開示を拒否した東芝のノートパソコンについてボイコットを呼びかけたところ、妙に過剰反応してきた向きもあり、鼻先で笑ってしまいました(その後、東芝は素晴らしい路線転換を果たし、現在ではノートパソコンにおいて日本でも最先端の取り組みをしています)。また、最近も SONY のノートパソコンについて、Linux を使うという意味では欠陥商品である等と書いたところ、まったく無内容なメール(かつ、それを匿名で送るのですからお笑いですね)を送りつけてくる卑劣漢もいました。こういう姿を見るにつけ、あまりにも市民意識の低い日本という国に落胆著しい。いずれにせよ、私のページは、私がまったく個人の責任において、何のヒモもなく、私個人の意識と立場において運営しているわけでして、その意味で、ここでボイコット運動を呼びかけようが何をしようが、法的にも道義的にも(もちろん故なきことであれば道義的責任は発生するでしょうが)何の問題もないということを理解していただければと思います。
今回の件、私かなり本気です。それくらいひどい話なんですよ。
安定版については、2.2.11 からいよいよ Linus 氏の手を離れ、全面的に Alan Cox 氏の管理下に置かれるようになったそうです。今後 Linus 氏は 2.3.x 及び 2.4 の準備に専心するようです。
私も 2.2.11 の構築してみました。Config して、いざビルドしようと思ったら、いきなりのエラー! おおっ? と思いましたが、2.2.11 からは PC のメモリ容量について 1GB 以下か 2GB 以下というスイッチが新たに現れまていまして、これを設定しないとページングがらみのヘッダファイルがアンビバレントになってエラーになるのでした。お粗末。このスイッチを決めて、問題なく構築完了。
ちなみに 2.2.11 では、USB 関係のコードも 2.3 系のコードが流入して、かなり一新されています。ここら変、2.2.10 に加えていくつかやらないといけない点があります。近々、USB Mania! コーナーでご紹介しましょう。
一方、2.3.13 ですけど、これもファイル・システム系がまだまだ不安定のようで、私のようなトーシローが手を出せるレベルではなさそうです。一応、FAT 等は全部はずして構築してみましたが、しばらく使って、やっぱり恐いので安定版に戻しました。
ところで、PPC に関しては、2.2.11/2.3.13 においても最新コードの統合までは、あと一歩だそうです。Kernel ML では快適に動くというリポートもありましたが、もうちょっと vger あたりで落ち着かせておくのがいいかも知れません。
その一環として、東芝100%出資の会社「東芝コンピュータエンジニアリング」が、Linux 開発者並びにユーザに対して有益な情報を提供する Web ページとともに、ユーザ同士をつなぐメーリングリストを立ち上げました。
東芝のダイナブックは、いわば「ダイナブック思想」の体現者として、常に時代のなかで輝く存在でした。今また Linux の最適機種として、時代の先端に躍り出る姿をたいへんうれしく思います。これからも安心して周囲にも勧めることができます。
一方、サポート面で Linux ユーザの評判が最悪なのは SONY です。私も VAIO Z505DX を使っていますが、添付してきたOS(Windoze98)以外の OS を入れることなど完全に想定外です。そもそもユーザ・サポートの杜撰さはユーザの間でも定評があるところですが、Linuxを使っているなどと言おうものなら、それこそまともなユーザとしてすら扱ってはもらえません。最新機種(N505)では、キーボード周りに致命的なハード上の欠陥があったわけですが、これが判明して以降も、ユーザの問い合わせに対し「知らぬ存ぜぬ」「ソフトの問題」を繰り返したり、本来ならリコールしてもおかしくないところを、うるさく言ってきたユーザだけコッソリと部品交換するように指示していたりと、なかなかいい根性をしているようです ;)。(以上、Nifty の FVAIO から)
ちなみに VAIO Z505DX ですが、Linux マシンとしては欠陥だらけであり(音が出ないのは最新デバイスゆえに致し方ないとしても、USB やイーサ、PCMCIA が不安定極まりない)、Linux 中心に使いたい方は買わないほうがいいでしょう。これ以降の機種についても、状況は同様と思われます(VAIO 505RX、SX までは極めて快調であることは確認しています)。
VAIO のコンセプトとデザイン、工業製品としての仕上がりが際立っているために、アフターフォローの失点があまりにも惜しくてなりません。なんとかしてほしいと思います。
話題の GUI インストーラで、何の苦もなくインストールまで終了しました。はっきり言って超簡単です。思えば約2年前、初めて PB2400 に LinuxPPC を入れたことを考えると、まさに隔世の感があります。
ご存知ない方のために若干、ご説明しますが、LinuxPPC 1999 は、基本的には Intel 系の RedHat Linux 6.0 に準拠した内容です。しかし、LinuxPPC がオリジナルで作った X 上の GUI インストーラが添付しており、これが画期的なできばえなのです。MacOS 上でインストーラを立ち上げ、ボタンを一回押すだけで、あら不思議。X が立ち上がり、WindowMaker が立ち上がり、簡単操作のインストーラが立ち上がる。あとはボタンクリックを繰り返すだけでインストールが完了するのです。
あれはまだ3月でしたか……R5 のリリース予定から2カ月は過ぎていた頃でした。Amulet 市川社長から、LinuxPPC Inc が入れてきた進捗状況を聞きました。その際、市川さんは「今、インストーラの『ママ・テスト』やってるみたいですよ」と言ってましたっけ。「ママ・テスト」――素人である自分の奥さんや母親にやらせてみて、ちゃんとうまくいくか見届けるテスト。これを通過しているだけに、1999 のインストーラは、ただ者ではないできばえです、本当に。う〜む、そういえば、この「ママ・テスト」は私もよくやりますね。自分の書いた記事が理解できるか、女性を怒らせたりしないか。これ結構、鋭い点を突かれることもあります。ともあれ、世はすべからく女性の時代(という言い方自体、いけないというフェミニストもいますが ;P)。LinuxPPC にも、女性の絶大なる影響力が浸透しているというわけです。なんか Linux って男の世界みたいな気がしますが、そんな観点からも LinuxPPC は、ぜひ女性にも試してもらいたい逸品です。
Waiting for a Japanese KDE for PPC
このページでは、スタート当初から KDE について宣揚してまいりました。最近、KDE 日本語化の進展も著しく、 ようやく日本でも KDE が騒がれているようです。先日は、どこか大手の書店の経営者だったかが、「KDE が売れるキーワードだ」みたいなこと言ってた記憶があるし。「え〜、そんなになっちゃったわけ?!」と驚いたものです。ちなみに私自身は、KDE はテスト以外で使っているわけではありません。私の4台の Linux マシンは WindowMaker 一色です ;)。あくまでも、今後の Linux の普及を考えた場合、KDE は要になると言い続けてきたわけです。
KDE の日本語化といえば、最近では、Amulet が OpenLinux 2.2 向けに開発し、無償公開している日本語化キット「かぼす」に入っているものが評判です(最近、KDE-jp の ML でも見かけますね)。Amulet 佐藤大輔氏の労作で、LinuxPPC 向けの移植作業も進められているようです。大いに期待し、また応援していきたいと思っています。
Wonderful Wanderlust
メールの読み書き環境として、私は XEmacs + mew を愛用してまいりました。ここにきて、少々前のことになりますが、Wanderlust という、なかなか興味深いメール/ニュース管理システムと出会い、いろいろと試しています。
詳しくはホームページ(http://www.gohome.org/wl/)に譲るとして、この Wanderlust は、早くいえば Mew の「いいとこ取り」をし、よりグラフィカルに仕上げたリーダーです。まだ Mew ほど細かい設定をしているわけではありませんが、今後、軸足をこちらに動かす気配すらあります。ともあれ、これに馴染み次第、使い方を詳しくご紹介しようかと思います。お使いでない方も、とにかく一度、触れてみてはいかがでしょうか。
以下、Tsuneya Watabe 氏のメールから
6月初めまではpcmcia-cs-3.0.12をコンパイルして使用しておりました。このバージョンのいい点は、それまでのバージョンでは挿入時にkernel panic errorを起こしていたMegahertzのカードモデム(XJ/CC1560J)が問題なく認識されることであり、LANカードとあわせてひさしぶりに二つのカードスロットが埋まるようになったことです。
6月初旬からftp://csb.stanford.edu/pub/pcmciaにpcmcia-cs-3.0.13のベータ版がおかれるようになり、つい先日正式な3.0.13バージョンが公開されました。さっそくコンパイルしてマシンを起動させたところ、memory probeのエラーが出現、それまではまったく問題のなかったTDKのLANカードまでもがkernel panic errorを起こすようになりました。
どうしたものかということで、スタンフォードのDavid Hindsさんが主催されている"PCMCIA driver beta testing"に質問を投げかけたところ、Hindsさんから3.0.13バージョンのベータ版のいくつかを試し、どこで問題が起きているのか調べてみたらどうかという返事をいただきました。これで分かったことは3.0.13のベータ版のうち6月15日版までは従来通りにカードが正常動作し、それ以降のベータ版ではkernel panicを起こすということでした。
この旨をHindsさんの方に連絡をいたしましたら、本日再びメールをいただき、3.0.14のベータをおいたのでそれを試してほしい、とのことでした。早速コンパイルしましたが、3.0.13のリリース版で生じていたmemory probeの問題はすべて解決しました。
もしPCMCIA-CSのコンパイルを試みられる方がおられるようでしたら、上記の最新のベータ版を試されることをお勧めします。なお、この最新ベータでも、CiTiDiskのようなATA/IDEカードは同じ様なmemory probe failureを起こし未だに使用することができません。一応この点もHindsさんに連絡はしましたが、解決には時間がかかるだろうと思います(注)。
最後に現在の私のシステムですが、PB2400 (603e/180))、9500 (604e/200)ともにR5(pre-R5を逐次改良、R5にしてしまったRH6.0。glibやgtkなどファイルによってはLinuxPPC 1999のCDよりも新しいかもしれません)で動いております。現在2.2.10の安定版カーネルを使用中です。
(注)立命館大学の小林泰三氏、京大の曽越宣仁氏が共同で進めておられる IDE デヴァイスへの対応等について、かなりの進展を見せているそうです。これらの結果が http://www.ike-dyn.ritsumei.ac.jp/~tkoba/linuxppc/index.html にて公開されています。
以上、Tsuneya Watabe 氏のメールから
Watabe さん、情報をありがとうございました。
その名も King という rpm パッケージをインストール。翻訳ソフト本体と、Mule で使える perl フロントエンド、ランタイム・ライブラリ等が付いています。
翻訳ソフト本体は kingtr というコマンドで、基本的には標準入力から英文を読み込み、標準出力に日本語文を吐き出します。試しに 300 行ほどの英文を食わせてみましたが、約20秒ほどで翻訳は完了。さて日本語のデキはと申しますと、これまで触れたことのある翻訳ソフトの中では、かなりいい線いっているのではないかと思います。もちろん「誤訳」「超訳」「珍訳」部分を頭の中で補正しながら読まないとダメなのは疲れますが、面白さ、今後の期待度という点でたいへん評価できると思います。とにかく何でもアッという間に訳してしまうのには驚きます。
また Mule とあわせて使うと、マウスで囲ったリージョンだけを翻訳させるとか、カーソルを置いた場所の単語だけ引くとかでき、とても便利です。これをぜひ XEmacs で使いたいものです(ちょこっと試しましたがどうもダメです。何とかやる方法はあるのでしょうか……)。
私的には、通常接する英文程度ならば特段、翻訳ソフトは必要としないのですが、久々に楽しめる逸品といえるかもしれません。個人辞書を充実させれば、翻訳業務にもかなり役立つのでは、という印象を持ちました。
この Dev 1.0 は、先日出たばかりのインテル版 RedHat 6.0 相当で、LinuxPPC preRelease 5 とファイルを共用しています。すなわち、
という、まさに最新パッケージです。
インストールは特段の問題もなく終了。X の設定ツール(XConfigurator)は使えませんので、自分の手で /etc/XF86Config を設定し、1024x768@16bpp で X が動いています。preR5 の時の画面のチラつき、ノイズもなくなり、非常に安定した X 環境です。
日本語環境としては、kterm、kinput2、Canna、Wnn、less の SRPM パッケージを入手して rebuild し、ja_JP.ujis ロケールをインストール。また、XEmacs-21.1.2 、WindowMaker 0.53.0 をソースからコンパイルして入れました。
これにより Gnome、WindowMaker ともに日本語表記が出るとともに、XEmacs により日本語文書の処理も問題なくできます(Mew でメールの読み書きも OK)。難点は Web ブラウザで、Netscape Communicator は動かないようで、代わりに Mozilla が入っていますが、これがまだ不安定です。
時間が取れ次第、もう少し詳しくお伝えします。
pcnet_cs ドライヴァがサポートしているカードの一覧は、こちらです。イーサカード、ファースト・イーサカード、コンボカードなど、多数あります。曽越さまのメールにもありますが、これが動作するようになると、MacOS では使えないようなインテルマシン向けの廉価なカードを Linux で使えるようになるかもしれません。
実は、自分できちんとチェックしてからと思っていたのですが、どうも時間が取れそうもなく、さりとて掲載をズルズル先延べしていては、多くのユーザにとって不利益となるだろうと考え、ここでご紹介することにしました。曽越さまのご快諾をいただき、ほぼいただいたメールの原文のまま掲載いたします。これをご使用になってお気づきの点は、曽越さまか私のぺージ宛てにご一報ください。
(以下、曽越さんのメールから)
立命館大学の小林さんによるserial_csのパッチと、小林さんのハック精神に触発されて、私もpcnet_csを解析してみました。いろいろ試行錯誤の結果、次の環境でpcnet_csが動くようになりました。
ハードウエア : PowerBook2400c/180/80M/4G + Melco LPT2-T
ソフトウエア : LinuxPPC-jp + kernel 2.2.7 + pcmcia-cs-3.0.9
小林さんと連絡を取り合って、私の修正を見て頂いたところ、小林さんもLaneed LD-CDYというカードで動作することが分かりました。
私の調べた範囲では、pcnet_csにはごく一部にバイトオーダーの問題が生じていて、それもごく一部だけに、一律にreadw() <-> readw_ns()といった修正ではダメなようでした。私のパッチを添付します。
もう一つ修正しないといけない場合があり、それはlinux/drivers/net/8390.c で、これはpcnet_csとコンビを組んで動作する汎用のドライバーのようですが、その中で、バグのあるネットワークカードに対処する部分が、私のところでは必ずエラーにされることが分かりました。そのエラーチェックを外す修正も添付します。
この2つの修正で私のところではwww, ftp, mail, netatalkなどが送受信ともに うまくいっています。
残っている問題点は、私の修正ではpcnet_csの自動認識で、dma_***()という関 数の組み合わせを使うように設定された時に効き、もしshmem_***()という関数を使うように設定されたときは、分からないということです。これはpcnet_csに与えるオプションでuse_shmem=nという項目があり、それを使えばうまくいくかもしれません。
pcnet_csが動けば、TDKなどの高めのカードじゃなくて、安いdos/v用のカードが 使えます。私のMelcoのカードは4000円ほどで買いました。しかもMacOSに対応していません(笑)。
(以上、曽越さんのメールから)
曽越さん、立命館大学物理学教室の小林泰三さん、ありがとうございました。
PowerPC 向けの修正がかなり加えられている模様です。また、USB ドライバ(特に OHCI サポート)が相当、強化されているはずです。
New PB G3 appeared!
Apple の世界開発者会議で重要なアナウンスが行われました。このうち PB & Linuxer にとって注目される動きは、何と言っても新型 PowerBook G3 の発表です。コードネーム Lombard or 101 と呼ばれていたもので、旧来の PowerBook G3 のマイナーチェンジ版と言えるでしょう。これは予想通り、CPU のクロックアップ、サイズ(厚み)や重量のスリム化以外に ADB ポートの廃止と USB、IEEE1394(FireWire、これは PC カードで供給)の採用が行われています。
PB G3 ユーザから見ると、魅力的なのはバッテリ持続時間と DVD、USB の採用くらいでしょうか。HDD は 6GB に減っていますし(Build to order なら 10GB も可能らしい)、PC カードスロットは1つになりました(といっても、私のマシンでは2つあってもほとんど活用してませんが ;))。この辺を勘案すると、食指はピクリとも動きませんね。ただ、PB2400 が古びたから乗り換えようかと思っていたユーザにとっては、非常に魅力的な製品ではないかと思います。価格も妥当ですし、いわゆる「いい製品」「優等生」ではないかと思います。(間違っても「刺激的な製品」とか「興奮させる逸品」とは思えませんけど)
ちなみに秋ごろには、eBook と呼ばれる(のではないかというウワサ)エグゼクティブ向けの PowerBook が控えているようです。米国のウワサ系サイトでは、厚さ約2センチ、重量約 1.5 キロで、VAIO 505系ノートをターゲットにしているとされます。もちろん私はこちらが本命です。
Linux を動かすために気になるのは、新型 PB の USB コントローラやビデオ周りのチップです。多分、USB は OHCI だろうと思います。これは 2.2.7 ac2 以降のカーネルに暫定版のドライバが組み込まれ始めていますので、試してみる価値は十分あります。また、uusbd では iMac 対応を強力に推進した、我らが Paul Mackerras さんが、新 USB ドライバ(Linus さんがベースのコードを書き、カーネルに組み込まれたもの)の Mac 対応に鋭意、取り組むと宣言しておられます(linux-usb ML より)。ちなみに、linux-usb ML で見たんですが、Linus さんって VAIO 使ってらっしゃるんですね。VAIO のコントローラで即、動くわけですよ ;)。
Darwin has completed!
同じく Apple WWDC で、Darwin のソースコードが完備されたことが発表されました。実際に Web ページに行ってみると、これまで欠けていた boot, DriverKit, Libsystem, objc4 が揃っていました。これで、全部コンパイルすれば動くはずです。
そして、待望のバイナリ版 Darwin がダウンロードできるようになりました。 http://www.publicsource.apple.com/projects/darwin/release.html からダウンロード可能です。ちょっと見ると、簡単に動かせそうですね。今、必死にダウンロード中でして、動かしてみたらリポートします。
Qt や KDE については、発足当初からこのページでも取り上げたりしていますから、興味のある方は読んでみてください。要するに、この素晴らしいライブラリが制限付きのライセンス下にあったことから、GNU を中心とするオープン・ソース陣営が抵抗を抱き、そこで出てきたのが GTK という GUI ツールキットであり、GNOME というデスクトップ環境なのです。
両デスクトップ環境を比較すると、GNOME が後追いであることなどから、現状、まだ KDE のほうが完成度が高いと感じます。ただ、GTK がはじめから正式に日本語化されていたのに対し、Qt は情報が少なかったために、日本では、どうも GNOME 優先の雰囲気があるようですね。中には、“GNOME が出たから KDE はなくなる”といった暴言に近い情報を流しているサイトもあるようで、深く憂慮してきました。両方使ってみれば、好みの差はあれど、決してどちらかが優れているというような判断は出てこないと思うんですが……。
いずれにしても、KDE の日本語化されたものが簡単にインストールできるようになれば、特に初心者にとってたいへん有意義なことだと考えます。私はまだ Qt の日本語化パッチを試していないのですが、機会を見つけてやってみたいと思います。
New USB site今後、これらのノウハウはLinus さんが開発を始めた“シンプル版 USB ドライバ”に移されていくことになると思います。同時に、Johannes Erdfelt さんが linux-usb.org のドメインを取得され、このページで USB ドライバに関する情報が集約されていく模様です。アドレスは http://www.linux-usb.org/ です。
ちなみに、2.2.7 で組み込まれた USB ドライバについてご質問がありましたのでお伝えします。[05/01/99] でご紹介した XF86Config の設定のなかで、「Port "/dev/hidbp-mse-0"」とあるデヴァイス・ファイルですが、次のように mknod してください。
mknod /dev/hidbp-mse-0 c 10 32
これは uusbd の名残りであり、今後、変更になるかも知れませんが、私のところでは、このメジャー/マイナーで動作しています。
このドライヴァについて iMac、PM G3(BW) 等で試してご覧になった方がいらしたら、ぜひ、その結果をお教えください。iMac 等の場合、usb-0.20.tar.gz を別途入手して(kernel.org のミラーサイトの test ディレクトリにあるはずです)コンパイル後、usb-uhci.o を /lib/modules-
いつもながら手元に USB を持った Mac 機がありませんのでインテル・マシン(VAIO Z505DX)で試してみました。USB マウスに関しては問題なく動きます。また、これまでと違い、バスマウスではなく、PS/2マウスをエミュレートするようになっています。従って、このドライヴァを使う場合は、X の設定に変更が必要です。
たとえば私の場合、USB マウスをトラック・パッド(Z505DX はアルプスのグライド・ポイントを内蔵)と併用するために、次のような設定を XF86Config で行っています。
Section "Xinput"
SubSection "Mouse"
DeviceName "Second Mouse"
Protocol "PS/2"
Port "/dev/hidbp-mse-0"
AlwaysCore
EndSubSection
EndSection
といった感じです。
Linux-USB の ML で Linus さんが語ったところによれば、pre-2.2.7-4 パッチに、usb-0.20 ドライヴァが組み込まれました。 コンパイルするためには、arch/i386/config.in の USB 関係のコメントをはずし、さらにカーネルの設定で experimental にします。やってないので分かりませんが、iMac などでは単独で usb-0.20 をコンパイルしてモジュール・ディレクトリにコピーすることになると思います。
ML では、Inaky さんが開発してきた uusbd との統合はあるかとの質問に対し、UHCI に関してはその考えはないと Linus さんは答えています。もともと Inaky さんのコードが C++ ライクなために複雑で見通しが悪い、という問題意識をもって Linus さんがシンプルなコードを書いたのが発端でした。ML での議論でも、「とにかくシンプルにできることは極力シンプルに」といった Linus さんのカーネル設計思想の一端が垣間見ることができ、たいへん勉強になります。
ちなみに iMac、B&W G3 Mac では OHCI ドライヴァを使う必要がありますが、Linus さんの USB ドライヴァはこの点、まだ問題があるかも知れません。またキーボード、USB ハブに関しても完成度はまだまだ uusbd のほうが上のようです。
(注)このコーナーでは次期 PB 機で Linux を動かすための準備として、USB、IEEE1394 に関しても焦点を当てています。
Meet Darwin -1-
少々前の話になりますが、PowerBook G3/292 で MacOS X Server が動きました。あまりいじっている時間がないので、とりあえずの所感を。
まずインストールするパーティションに注意したほうがいいようです。私のディスクは「MacOS(HFS+ 4GB)、Linux とのやり取り用(HFS 1GB)、LinuxPPC(2GB)、予備(HFS+ 1GB)」といった構成になっていました。この予備パーティションは13番目、つまり hdad に当たるわけですが、最初はここに MacOS X Server を入れました。ところがインストールはできるのに立ち上がりません。これは多分、OpenFirmware の制約なのでしょう、Default Catch エラーが出るのです。そこで「Linux とのやり取り用」のパーティション(これは10番目のパーティションです)にインストールし直して、ようやく立ち上がるようになりました。
MacOS X Server と MacOS の起動の切り替えには「SystemDisk」というツールを使います。これは OpenFirmware の環境設定(nvram の内容)を MacOS 上で変更するツールです。私の場合は起動後、OpenFirmware 環境に入るようにしておき、Boot で X Server が、Bye で MacOS が立ち上がるようにしてあります。この辺は、一昔前の Linux 起動と同様ですね。SystemDisk の他に System Disk Extension という機能拡張書類があり、これを入れておくと、MacOS 起動中に Option ボタンを押し続けると、MacOS と X Server の起動切り替えが行うことができます。
MacOS X Server では、PB G3 の内蔵イーサ、拡張ベイのCD-ROM とフロッピー、SCSI 端子(Jaz、HD を接続)が使えます。pcmcia については試していませんが、多分ダメでしょう。ディスプレイは 1024x768@32bpp が OK です。
使った感じとしては、やはり UNIX (BSD) ですね ;)。Mac ライクなのはアイコンやメニュー・バーくらいなもので、中身はまるで違うという印象を受けます。NeXT を使っていた方ならば、もう、そのまんまというイメージなのでしょう。Linux ユーザは、使い勝手のいいウィンドウ・マネージャのついた UNIX と思うことでしょう。
注目の BlueBox(MacOS のエミュレータ)は予想以上のできばえです。それほど大きなソフトを立ち上げていなければ、192MB のメモリでも即座に MacOS と X Server を切り替えることができます。
Darwin のソースはいくつかコンパイルしてみましたが、必要なライブラリがまだそろっていないためでしょうか、どれもエラーで止まりました。この辺はこれからです。
とまあ、非常に頼りないリポートですが(なにしろ実際に動かしたのはたったの2日間だけに)、ボチボチ色々な情報を盛っていきます。
RedHat 6.0 announceed!
LinuxPPC がベースとしている RedHat の 6.0 がアナウンスされました。ざっと見たところ、○カーネルが 2.2 ベースに移行、○rpm ツールが 3.0 にアップ、○glibc が 2.1 にアップ、といったところが目新しいところでしょうか。
間もなくリリースが予定されている LinuxPPC Release 5 も、すでにカーネルは 2.2、glibc は 2.1 が採用される見通しなので、この辺はあまり遜色はないでしょう。最終ラウンドで rpm 3.0 が入れば、RedHat 6.0 と同等なのですが ;)。
ということは、PowerBook で Darwin(本コーナーの[03/18/99]も参照)を動かすことが事実上、可能となったと言えそうです。ブラボー! すでに MacOS X Server をお持ちで試せる環境の方は、ぜひ PB での動作状況をお知らせください。
今後も、この周辺の情報は鋭意、集めてお伝えします。
パッチは2種類。
まず、この pcmcia-serial-patch1.gz を展開して pcmcia-cs のソース pcmcia-cs/include/pcmcia/k_compat.h に当てます。
次に、pcmcia-serial-patch2.gz を展開してカーネルのソース linux/drivers/char/serial.c に当ててください。
(パッチの当て方は、手でやる場合は「-」の付いている行を削り、「+」の付いている行で置換します。または、当該ファイルのあるディレクトリに行って、patch < /some/whare/pcmcia-serial{1 or 2} でも大丈夫です。なお、このパッチファイルを Netscape でダウンロードする場合は、「ソースで保存」を選ぶと自動的に .gz がはずれます)
これで pcmcia-cs をコンパイルしてみてください。これまで、モジュールのロード時に sereal_cs.o が unresolved エラーとなって利用不能となっていた症状が直ります。もし、不具合等がありましたら小林さんか私のほうへリポートをください。
小林さんは PB2400 & Linux のパワーユーザで、以前にも 2.1.x カーネルの Chips & Tech チップ向けパッチを開発され、多くのユーザに貢献されました。今回のパッチも、ご自身が風邪をひかれて体調不良のなか、ソースをハックされたものです。ユーザの一人として、ご尽力に心から感謝申し上げたいと思います。(小林さん、早くお風邪を治してくださいませ)
私の元に一通のメールが寄せられたのは、先月中旬のことです。昨年4月から米国西海岸にお住まいの日本人の方です。名前は伏せますが、さる分野では世界的にも著名な方です。私も、これほどの方に Web をご覧になっていただいていたというだけで、たいへん光栄に思いました。
この方は、Macintosh をこよなく愛しておられます。「Apple にできるだけ近い処に居たい」と、Apple 本社まで、わずか2ブロックのアパートにお住まいです。また、「小生PBg3/300、2台(MacOS専用、Linuxppc専用)トータル6kgを毎日肩から下げて出勤していて、皆から笑い者になっているPlusからのMacFanです」とおっしゃる熱烈な PowerBook & Linux フリークなのです。まさに PB Linuxer の鑑といってよいでしょう。
その方は、こうおっしゃいました。
「さて、マウスのフェラーリと、Kensingtonをご愛用のようですが、最近Mac専門店で、Logitecのワイヤー付き3つボタンマウスを見つけました。
そこで10個ほど買い占めました。箱は開封した様子はないのですが、ボロボロです。中身はれっきとした新品で、ビニールにしっかり封がされたversion1.2のドライバーFLDも入っています。このバージョンは貴重です。
なぜかと言いますと、最近のTrackMan Marbleも動くのです。TrankMan Marbleに入っているversion 2.0ではワイヤー付きの3つボタンマウスは動きませんでした。(まちがっているかもしれませんが)
そこでもし、このワイヤー付きを今でもお使いで、他のはイヤだというMacFanがいらっしゃいましたら、日本に持って帰ろうかと思っています。
先月一時帰国したときは、仕事仲間に3個持って帰りましたが、好評でした。
最近のは皆大型化していてPowerBookにはこれが一番適しているのではと小生は使っています」
私は、日本には、もうなくなってしまった Logitech ADB 3ボタンが入手できるのは、またとない素晴らしいチャンスだと思い、また、何よりも、この方の熱い心に動かされ、ぜひとも Logitech をご紹介したいと進言しました。快くご承諾をいただきました。
その後、マウスの引き渡し方法に関してやり取りが始まりました。その中で、あちらのショップのほうで、まだ入荷が可能であること、この方も少しでも多くのユーザに Logitech マウスを使っていただきたいというご意向をお持ちであることなどを考え、PowerBook ユーザ、LinuxPPC ユーザにとってご用達のショップ、秋葉原AMULET で扱っていただくのはどうかとご提案しました。AMULET もまた、かつて NeXT ユーザ等に Logitech の ADB 3ボタンマウスを提供しておられ、このマウスを長らく探していたとのこと。ここに全員の願いが一つになりました。
クパチーノの Mac フリークさんは現地で交渉にあたられ、日本のユーザのために30個を確保してくださいました。しかも相当の値引きまでしてくださいました。これにより、非常に安価に、幻のマウスが入手できることになったのです。
さて、ここで、クパチーノ在住の Mac フリークさんからのご要望があります。このマウスは、次の方に使っていただきたいのです。これは、私の希望でもあります。
私のページの読者の皆さまならば、これほど簡単な条件もありますまい。さあ、マウス界のメルセデスを、あなたも、ぜひ入手してください!
ここで、クパチーノの Mac フリークさんが自ら撮影されたマウス実物の写真をご紹介しましょう。それぞれクリックして、ぜひ拡大してご覧になってください。鋭敏な感性の持ち主ならば、これがいかに垂唾の的であることがお分かりになるでしょう。
まず一点目は、こちらです。どうですか。なんと優美な曲線でしょうか。ちなみにバックにあるのは、Apple ロゴ入りの Combo Pad であり、これまた涎のたれる構図です。
そして、こちらが PowerBook G3 と Logitech マウス。まさに工業製品界の「美の競演」といった風情ではありませんか。
最後に、これがクパチーノの Mac フリークさんの2台の PB G3。左のマシンでは MacOS、右では LinuxPPC が動いています。2台とも、毎日、肌身離さず持っておられるのです。これを拝見して、私も2台目が欲しくなりました ;)。
いかがですか、皆さん。このメルセデスは、現在、Logitech でも製造されていません。そんなマウスが手に入るなんて、夢のようではありませんか。先に掲げた4つの条件を満たす方には、ぜひ使っていただきたいと思います。
念のため申し上げておきますが、クパチーノの Mac フリークさんも私も、まったくのボランティアでご紹介しています。ただただ、PowerBook と LinuxPPC を、そして3ボタンマウスを愛する者としての、やむにやまれぬ思いに突き動かされているのです。クパチーノの Mac フリークさんに感謝しつつ、Logitech ADB 3ボタンマウスを使わせていただこうではありませんか。
一方、本家 Inaky さんの UUSBD のほうも 0405 スナップショットが出ましたが、こちらは UHCI + スクロール・マウスでは動かなくなりました。ちなみに Linus さんが独自のドライバを作った背景には、Inaky さんのプログラミングの難解さがあったようです。Inaky さん自身が公言するように、彼は C++ から来た人だったのです。To be simple or complx, that's the problem.
がっちりコードを見る暇も力量もないのですが、コードは bzip2 で 14KB。Linus さんご本人も「シンプルなのはいいことだ」と言うように、Inaky さんの uusbd よりもえらく簡素です。もちろん、まだヴァージョン 0.01 ですし、コントローラは uhci、デヴァイスはマウスだけのサポートです。コンパイルすると usb-uhci.o という約 17KB のモジュールが一個できます。単純に insmod でロードできるようですが、X の立ち上げ時にエラーが。少々テクがいるのかも知れません。
この投稿があるや、Aran Cox さん、Paul Mackerras さん、Lennart Augustsson さんといった大御所が加わってスレッドは騒然。興味のある方は uusbd のホームページからたどってみてください。
さて、どうももうすぐ P1 あるいは Lombard が出てきそうな雰囲気ですね。ハード構成で気になるのは、やはり USB と IEEE1394(FireWire/iLink)。こちらのノウハウも i386 ノート(VAIO Z505DX にグレードアップしました)で蓄積中です。
出てもいないものをどうこう言ってもしかたありませんが、P1 が VAIO 505 的な路線狙いなら(先頃出た Z505 でも結構)大歓迎なんですが……。重さもそうですが、やはり薄さによって「持ち運ぼうか」「置いていこうか」が決まるように思います。
2.2.4 はさっそく Linux 氏らから、オプション選択によってはコンパイルできないというバグが報告されています。これについては、http://www.atnf.csiro.au/~rgooch/linux/docs/kernel-newsflash.html のパッチを当てれば通るようになるそうです。安定志向ならば既存の 2.2.3ac4、あるいは 2.2.5 か Alan Cox 氏らのパッチを待ったほうが賢明かも知れません。ちなみに当方の i386 マシンでは PII、MMX ともに安定して動作しています。
PPC に関しては、現在 MacOS 側での仕事が詰まっており、Linux 側に行く余裕がなく試せていません(あぁ、もう一台 PB G3 が欲しひ ;))。
発表によれば、Apple は今回、新たに Apple Public Source License(APSL) というラインセンス規約を設け、この許諾条件下で無償にプログラムのソースコードを公開するという。ざっと見た限りでは、APSL は非常に制約の少ない「良心的な」ラインセンス条件のようである。
プレスリリースによれば、APSL 下で公開される MacOS X サーヴァのソースコードは「ダーウィン」と名づけられた。このダーウィン(第1版)には、MacOS X サーヴァの基幹レイヤであるカーネル Mach 2.5 と BSD 4.4 に加え、AppleTalk、ファイル・システム HFS+、分散型データべース Netinfo の実装等が含まれている。実際にダウンロードページを覗くと、カーネル、BSD のツール類、ドライヴァ、ファイルシステム、ライブラリ等、すでに多くの実装コードが公開されていた(このページからたどれる。ちなみに、このサイトは MacOS X サーヴァ + Apache 上で運営されている ;))。
非常に乱暴な言い方を許してもらえば、ダーウィンは、MacOS X サーヴァから GUI 関係をはぎ取った PPC 上の BSD4.4 ベース OS といえよう。要するに、PPC Macintosh ユーザにとって、強力な POSIX 互換 OS の選択肢が増えたということである。歓迎できないわけがなかろう ;)。
Apple の発表によれば、たとえば Web サーヴァ Apache において MacOS X サーヴァ は現存するいずれの OS よりも有利な速度で稼働できるという(これには疑義を呈する情報もあり=slashdot.org 等)。Apple が Macintosh マシン向けに独自に開発したコードは貴重である。これは、もし LinuxPPC などに応用されれば、より十全にハードウェアの能力を利用したシステムを実現できよう。
Apple は、APSL はいわゆるオープン・ソース・ライセンス(Open Source Definition
ともあれ、Apple Computer によるダーウィン・プロジェクトの決断を心から歓迎するとともに、その成功と発展を祈るものである。また、Apple の暫定 CEO、Steve Jobs 氏によれば、MacOS X サーヴァの価格をユーザの声に応えて、ほぼ半額に引き下げたのだという。俄然、MacOS X サーヴァが面白くなってきたのである。
本ページでも、Darwin 並びに MacOS X サーヴァ関係の情報も厚くしていく予定である(久し振りに興奮している)。
この日本語環境は、間もなく登場予定の LinuxPPC Release 5 を対象とするものでしょう。R5 には、glibc2 に不随する locale まわりの不具合や、R5 で登場すると思われる新しいタイプのインストーラへの対応など、多くの問題が考えられます。しかし、今回の日本語化には、LinuxPPC Inc. も全面的な支援を約束しているということです。
また、Amulet は OpenLinux の日本語環境「ゆず」を開発、無料で公開するなど、Linux の日本語対応化の推進には定評があります。特に、Amulet 開発部には、JRPM プロジェクトなどで i386 版の日本語化推進で有名な佐藤大輔氏がいることも心強い限りです。ちなみに佐藤氏は UNIX 関係の雑誌等で Linux の国際化について記事を執筆(最新刊『SoftWare Design』誌の Linux 特集号にも出てます)。日経 Linux の「Linuxで始めるX国際化プログラミング」などは勉強になりました。
これまで Amulet は、Linux の PPC 移植作業を進めている LinuxPPC Inc. と緊密に連携を取りながら、Linux の普及に尽力してきました。日本語マニュアルの無償公開など、ある意味、採算を度外視して、LinuxPPC コミュニティを支援してきたといっていいでしょう。本年1月の MacWorld Expo サンフランシスコでも、Amulet 市川社長が LinuxPPC Inc. 代表の Jef Car 氏と会い、今後の展開について意見交換をしたそうです。
Amulet によれば、今回の日本語環境に関しても利益は求めない方針だといいます。私も個人的に Amulet の方々とは、よく話をしますが、いつも、いい意味でユーザ側に立った発想をしています。商業主義が横行する世知辛い世の中にあって、ある種、得難い存在だといつも感服しています。
よく Amulet の方が言っていますが、実際問題として LinuxPPC Inc. 自体が、あまり儲けを求めるというのではなく、あくまでも Linux コミュニティの繁栄を願って開発に取り組んでいるそうです。多くの RPMS ファイルの移植を行った Gary Thomas さんなど少数の開発者が、学生ボランティアたちと、それこそ雑魚寝しながら作っているようです。
そういう意味で、確かに LinuxPPC は無料でダウンロードもできます。しかし私は、少ないけれどもドネーションのつもりで CD-ROM の購入を2年前から続けています。だって、自分ですべてのファイルを移植しようったって、無理でしょう。私も初心者の友人に自分の CD から入れてあげることはありますが、必ず「気に入ったら、ぜひ CD-ROM を勝ってくれ」と言うようにしています。それをヘビーユーザ同士で回覧したりバラまいたりという発想には、私は生理的・倫理的な抵抗感を抱きます。無機質に見える(でもペンギンが可愛い)LinuxPPC の CD-ROM ですが、その盤面の奥に凝縮された熱い情熱と尊い努力を想像すれば、たとえ全ファイルを持ってても、やっぱり買わないといけないなと思ってしまいます。
今回の Amulet による日本語環境の無償配布も、あくまでも商業ベースではなく、コミュニティへの貢献という観点で決定されたものです。私は満腔からの賛辞を捧げたいと思います。また、自分に可能な限り、彼らのプロジェクトを支援していきたいと思います。
リリース・ノートから拾ってみると、まず制御を Linux カーネルに引き継ぐ部分が相当、変わったそうです。ヴィデオ関係も手が加えられているようで、マウスのポインタが残ったりといったことがなくなるかもしれません。さらに、GrabG3CacheSetting というツールが加わりました。これにより、G3 アップグレード・カードのユーザに対し、キャッシュのオン・オフを切り替えるスイッチ・ボックスが提供されるようです。PB2400 + G3 カードのユーザの皆さん、試してみて、その結果をお知らせください。
これに関しましては、linuxppc-jp のメーリングリストで大江貴志氏が、“http://samba.anu.edu.au/cgi-bin/cvsweb/linux/include/asm-ppc/ で手にはいるsemaphore-helper.hとsemaphore.h”を使うことでエラーを回避できる旨、ご指摘になっていました。
GNOME 1.0 has arrived
デスクトップ環境 GNOME 1.0 正式版がリリースされました。本 Linux News でも、1年以上前に GNOME については詳しく触れています([1/15/98]、[1/24/98 part1]、[1/30/98] など)。興味のある方はご覧ください。
インストールすべきファイルがあまりにも多いので少々、辟易しますが、私は i386 マシン用の rpm を用意して入れてみました(Enlightenment ベース)。安定度、洗練度ともに格段に上がっています。1年で、よくここまで進化した、と思えるできばえです。ただ、やっぱり私は、あのハ*テンを思わせるロゴが、どうも……。
Great Install Festival
先週の金曜日に、閉店後の秋葉原 Amulet をお借りして「Linux インストール大会」が開かれました。突然のスケジュール決定にも関わらず、Amulet 市川氏、高山氏のほか6人が参加。PB G3 5台、PB2400 3台が一堂に会しての盛大な集いとなりました。
眉間にシワを寄せて Linux インストール! という感じではなく、話題は山本さんが購入した DVD ドライヴから CVGS、懐かしのガンダム電卓まで幅広く、マックを愛する者たちの情報交換の場となりました。
次回は未定ですが、開催の折は皆さんお気軽にご参加ください。また、急な日程のためご参加いただけなかった方からも多数、メールを頂戴しました。今度は、もう少し余裕をもたせたいと思います。
これにあわせて各企業が、これでもか、これでもかと Linux 対応や新製品、新企画を発表した。中でも大きなニュースといえば、巨人 IBM であろう。世界規模で Linux 対応製品やサポート環境を拡充。Caldera、RedHat、日本のパシフィック・ハイテクほか Linux のディストリビュータと開発・マーケティング分野で提携、技術協力をしていくと発表した。Netscape は Linux 用の各種サーヴァをリリース。Corel のCEO、Michael Cowpland 氏は自ら基調講演に立ち、Linux アプリケーションの一層の開発を約すとともに、デスクトップ(クライアント)向け Linux ディストリビューションの提供も発表した。MacWorld Expo では Jobs にこてんぱんにやられる形となった VooDoo(3D ヴィデオカード)の 3Dfx Interactive は(失礼、やられたのは Win でした ;))、同ヴィデオカードの Linux 対応を発表。すでに Linux 向け商用ゲームソフトも発表されており、「ゲームもできる Linux」へと変貌を遂げる足掛かりになるかもしれない。
さらに Linux 系情報へのポータルサイトとなる Linux.com ページが始動。ここには Linux 系の人気ページ、Slashdot、Freshmeat の Web マスターらも名を連ねている。RedHat もメイン・ページをポータル化していくという。
ほかにもかなりの情報が流れています。まだ何か重要な情報があった気もしますが、それはおいおい。日本語なら ZdNet や Cnet、Linux Japan、Nikkei Linux、Linux通信、そして現地に Densuke 氏を派遣している Amulet などのソースにアクセスしてみてください。いやぁ、それにしても Linux の日本語情報源って、ずいぶん増えましたね)
Play Station 2 & Linux
SONY がプレステ2を発表しました。記者会見には大賀会長、出井社長が顔をそろえるなど、かなりリキが入っていた模様です。それにしても、驚くのは、そのスペック。もう皆さんご存じと思いますが、本当にスパコン並みですね。しかも値段は数万円とか。こりゃゲームだけに使うのはもったいないなと誰もが思うことでしょう(といいつつ、今、もっとも CPU パワー炸裂するのが 3D ゲームだったりして)。
どこかのニュース源が「プレステは OS に Linux を使う」なんてぬか喜びしそうな情報を流していましたが、これは間違いのようです。「プレステのソフト開発に Linux(gcc)を使う」が正解だそうです。
それにしても、このプレステ、新規開発の 300MHz RISC チップや同じく自前のグラフィック・チップが超弩級なのはもちろんとして、PCMCIA カード・スロット、USB、FireWire(iLink or IEEE1394)を装備するとか。おいおい、本当に Linux 移植する人が出てくるんじゃないかぃ?−−とぬか喜びさせてくれますね。たとえば Linux の USB 対応だって、「もうどうしても iMac で Linux したい」という開発者の大車輪の活躍で一気に進みました。「もうどうしてもプレステで Linux したい」人も必ずや出てくるんじゃないでしょうか。それだけのポテンシャル秘めたマシンでしょう。
かくいう私、プレステは持っていません。奥さんと電気屋さんいくたびに「買おうか、やめよか」考えあぐねた挙げ句、いつも「また今度」ということで見送ってきました。まぁ、ゲーム買ってもやる時間ないし、そもそもテレビは息子の「しまじろうビデオ」やら「ディズニービデオ」やら「だんご、だんご、だんご、だんご」やらで占領されてるし。先日、秋葉原 Amulet で、高山氏が買った Connectics VGS オン PB G3/300 を見せてもらいました(プレイできないから見るだけ ;))。こいつぁすごいですね。冗談で、PB G3 オフやって、その場で一斉に PB を広げて、Windows やら Linux やらプレステやら動かすのを見せびらかすってのはどうでぃ、てな話になりました。くわばらくわばら。
Bravo! Kensington
この間、新設した「Love Mouse!!」コーナーですが、いかがでしょうか。私と同じ Kensington 2ボタンマウスをお使いの長谷川光さんから、Linux での設定についての別解を頂戴したのでご紹介しておきました。
このページでもリポートをご紹介している「(Kensington のトラックボール)Orbit フリーク」石井聡さんとメールのやり取りをしているうちに、「Kensington ユーザで何かできないか」という話になりました。私も使い始めてから、どうにもこの Kensington の魅力に取りつかれてしまいまして、一昨日は あるお店の閉店一掃セールで PS/2 の Thinking Mouse が売れ残って破格値になっているのを衝動的にゲットしてしまいました。不器用なので4ボタンはどうかな、とも思ったのですが、実際に使ってみると、不器用な私でも混乱しないような絶妙のデザインになっています。いやはや脱帽しました。
いずれにしても、Kensington フリークのご先輩諸兄、どうか Kensington への熱きメッセージをお寄せください。
日本では日本ポラロイドが扱っています。ここに問い合わせて、「都内だとどこで売ってますか」と聞いたのですが、数えるほどしかないんですね。Orbit を取り寄せしないで買えるところはほとんどないんじゃないかという話です。だいたい、100種類くらいマウスが置いてあるような量販店に行っても、Kensington だけはない。そういうモノに、どうしても燃えてしまうってのが現代人の習性なのでしょうか ;)。
Kensington は、買って60日以内なら、返品を受け付けてくれます。販売店の問い合わせのついでに、「私の ADB マウスは、2つのボタンの『遊び』が違うので、どうも感触が悪い」と言ってみましたら、即座に「お取り替えしますよ」とのご返事。また、「2ボタンの表面の仕上げが気に入って Thinking も買ったが、これは仕上げがまるで違うんですね」と言うと、「そんなことはないはずですね。じゃぁ、新しいの取り寄せますから、2ボタンの交換の際に確認してみてください。そっちが気にいったら、取り替えます」とくるんです。これは本当に安心です。しかも5年間、無料修理の保証もついています。マウス界のフェラーリ、Kensington は、サービス面でも最高なのでした。USB の Thinking が出たら、また欲しくなるでしょう ;)。
それによれば、2.2.1 カーネルから kernel/ksyms.c と kernel/sched.c をもってきて 2.2.2 に上書きすればいけるということです。
きょう出た Alan Cox 氏の非公式パッチ 2.2.2-ac6 でも、スケジューラ周りはかなり厚い修正が行われています。この辺は 2.2.3 で落ち着かせるのでしょう。いずれにしても Watanabe さんの TIPS を使って 2.2.2 へと移行できます。
Multi Button Pointer
昨日も「Mac で使える3ボタンマウスがあんまりない」と書きました。ADB 多ボタンマウス問題は、意外と見落とされてきたようにも思います。しかし、GUI 全盛の今、決してないがしろにしていいものではない。そこで、「Love Mouse!!」コーナーを設け、多ボタンマウスの情報を交換していこうと思います。さっそくKenginton Orbit ユーザの石井聡さんの情報と、私が先日 Expo で購入した Kensington 2ボタンマウスや Logitech コードレスなどの Linux での設定法について掲載しておきました。
趣味性の高い部分ですし、「使えるか使えないか」と同時に「好きか嫌いか」が重要なファクターです。Linux で多ボタンを使えるようにする設定とともに、実際のユーザの熱い声などをご紹介したいと思います。もちろん、「これから Linux をインストールしたいが、自分の愛するこのマウスは動くのか?」「あの憧れのマウスを使っている人はいないか?」といった質問も OK です。どしどしお寄せください。マウス情報はサブジェクト(タイトル)に [mouse] と書いておいていただくとありがたいです。
特にグラフィック系ソフトを多用される Mac ユーザのポインティング・デヴァイスに対する思い入れはなみなみならぬものがあります。私の友人のデザイナなどタブレットを使わなくても、PhotoShop とマウスだけで実に見事な絵を描きます。そうした「マウスの魔術師」から、単なる「マウス・ヲタク」(私もそれに近いかも)まで、それぞれのマウス(トラックボール/パッド)への思い入れを語ってください。
ところで、i386 と書きましたが、もうすぐ Intel 系は、チップ毎に最適化された Linux カーネルが入手できるようになりそうです。というのも、Intel が Pentium III、MMX 向けの情報を Linux 開発者に公開すると発表。全面的な支援に乗り出したからです。それぞれのチップ独自の特殊な命令を全部使えるようになるわけで、gcc も最適化がグンと進み、速度アップがはかられる模様です。
先日、糾弾した Toshiba とは大違いですね(M$ の軛から脱したい Intel と M$ の小判鮫化しようとする企業をまあ、単純に比較はできませんけど)。その後も Toshiba 関係は、M$ べったりの悪質なユーザ無視の体質を問われるニュースなどが流れています。どうなっているんだ、この会社は!
3 button mouse?
皆さん、Linux で3ボタンマウスはお使いですか? 私は Logitec のコードレス Mouseman を持ってはいますが、デカくて手が疲れるので使わなくなりました ;)。先日、Kensington の2ボタンを入手したので、これを X で使えるようにしたいと思っています。
いずれにしても現在、ADB 仕様の3ボタンマウスは市場には皆無といっていいでしょう。USB マウスでも、スクロール付きの2ボタンはいくつかありますが(私も Logitec のと Sony 製 VAIO 用の小形のを持ってます。これはスクロールボタンを押すと真ん中クリックが行えてなかなか便利です)、純粋な3ボタンはまだのようです。所詮、ADB は消え去る運命なのでしょうが、ここは一つ、ADB で多ボタンマウスを使いたいじゃありませんか。マウスには一家言あるぞとおっしゃる方は、ぜひ、どんな多ボタンマウスをお使いか、メールにて情報をお寄せください。
ちなみに先日、秋葉原ぷらっとホームにぷらっと立ち寄った時に、PS/2 端子に ADB デヴァイスをつなげる変換器が売っていました。まだ試作機ということで、何の保証もないそうですし、値段が1万円超(爆)。この逆があればあったでたいそう役に立つんですがね。たとえば Logitec の PS/2 用3ボタンマウスなら、このぷらっとホームや秋葉原 Amulet に行けば、2〜3千円前後で買えます。うらやましい環境です。
ちなみにカーネルの再構築について簡単におさらいを。まずソースを /usr/src/linux 以下に展開(リンクでもよい)。まだ張っていないなら、/usr/src/linux/include/ 以下の asm(asm-ppc へのリンク)、linux を /usr/include 以下に張る。/usr/src/linux ディレクトリで、以下を実行。make config(menuconfig、xconfig でも可)、make dep、make clean、make、make modules、make modules_install。BootX を使っているのなら、/usr/src/linux/vmlinux ファイルを MacOS 側に送り、システムフォルダか BootX アプリと同じディレクトリに入れる。
make config では、ほとんど設定をいじらずにデフォルト状態でいけるだろう。続いて PCMCIA ユーザならば [02/24/99] にも書いた TIPS に注意して、pcmcia-cs-3.0.9 をコンパイルし直すのもいい。
Boycott TOSHIBA!!
Linux の IrDA(赤外線通信デヴァイス)対応を推進している開発者 Dag Brattli 氏が Toshiba に対し、同社ラップトップの IrDA デヴァイスに関する情報公開を求めたところ、先般、最終的に Toshiba 側から「公開には応じない」とする解答があった模様。これに対し Brattli 氏は「Linux ユーザは、どんな Toshiba 製品も買わないよう強く勧める」との声明を発表した(Linux/IR ML、24日 GMT)。
私は個人的に、この声明に全面的に賛同する。コンピュータ業界の大手が軒並み Linux への支援・参加を打ち出す中で、この Toshiba の決定は愚劣の一語に尽きる。それを単に1デヴァイスの情報非公開への決定と捉えてはならないだろう。Linux の思想性に真っ向から対立するものである。Toshiba は、そういう道を選んだ。Linux を否定するという意思決定を下したのである。Toshiba が何らかの方針転換を行わない限り、金輪際、Linux ユーザは Toshiba 製ラップトップは買うべきではないと強く訴えたい。これは市民の自由権の行使である。
もちろん、もう少し情報を集めてからでないと、拙速の誹りを免れないが、Toshiba ボイコット運動を開始する考えもある。かれこれ10年以上にわたり DynaBook を愛し、憧れ、見守ってきた一人だけに実に残念である。
HP rushes to Linux!!
CNET Briefs Tech News に「HP は Linux に本気」と題する記事が流れた。Hewlett Packerd 社がオープンソースへの傾斜を高めるとともに、Linux 開発者に対する積極的な支援を打ち出したことを伝えている。
もちろん企業には企業の論理がある。その裏に、どのような思惑があるかは分からない。しかし、少なくともオープンソースを表に出した HP の意思決定は、方向性として歓迎されよう。上記記事には、他にも IBM、SUN、Compac、SGI など、積極的に Linux 戦略を推進する企業についても紹介している。
Quad G3 system !!
LinuxPPC Inc. は24日、カリフォルニア州サンノゼで来週行われる LinuxWorld Expo で、4つの G3 チップ(PPC750)を使ったマシンを公開すると発表した。しかも、それぞれの CPU が 400MHZ で駆動されるという。
マシンは Synergy Microsystems 製。LinuxPPC Inc. は、この想像を絶する超ハイパワー・マシンを駆使し、Linux の SMP(symmetrical multiprocessor)機能を実演するのだという。Linux の SMP 実装は、それほど安定したものではないとも聞く。だが、実際に PB G3 で Linux を動かしている実感から言えば、G3 チップ上の Linux は Pentium II など問題にならないほど速い。その CPU が4つもついているのである。とてつもない化け物である。何よりも成功を祈りたい。(R5 の準備忙しいのに大丈夫なのかとも思うが……)
Source of informations
よく Linux の情報源にはどんなものがあるかとの問い合わせを受ける。私の場合、日々の情報源としては、まず LinuxHQ にアクセスする。先の Linux/IrDA 開発者のニュースもここから入手した。またこのページからは、Freshmeat、Slashdot、LinuxWeeklyNews Daily といったニュース系ページにもリンクされており、いわばポータル・サイトとしても使いやすい。
あとは日本では CNET、ZdNet が最近、Linux 関連のニュースを積極的に流している。また日本にも Linux 専門ニュースページが増えた。日経Linux はあまり更新が頻繁ではなさそうだが、OpenLinux の日本語化キット「ゆず」の開発者、佐藤大輔氏の国際化プログラミング講座など有益な情報も多い。また ASCII の「Linux通信」は比較的更新が早い。
穴場は秋葉原 Amulet のニューズレター。ショップ系では MacOS に劣らず NeXT、PC-UNIX に注力してきたところだけあって、情報がマニアックだ。LinuxPPC の日本唯一の正規代理店でもある。たとえば最新版では、来週の LinuxWorld Expo に先の佐藤氏を派遣する模様。濃密なリポートが楽しみだ。また、先の「ゆず」に続き、今度は LinuxPPC 向けに「日本語環境の整備を予定」とある。こういう、ほんわかした情報こそを見逃してはならないだろう :)。
「pcmcia-cs-3.0.9 を普通にコンパイルすると(kernel 2.2.1, preR5)pcmcia_core までが unresolved symbol のエラーを出すようです。それも pcmcia_core 自体が unresolve ではなく、その中に含まれる?mmset、abs が unresolve だといってきます。訳がわからないのでコンパイルの際に不具合を伝えるメッセージを睨んだ結果、modules/cistpl.c を 3.0.8 のものと入れ替えたましたら従来通りLAN カードが認識されました。で、現在は変則?3.0.9 のバージョンで動かしております」
ちなみに私の場合は PB はまだですが、Intel マシンでは kernel 2.2.1-ac7、pcmcia-cs-3.0.9 で問題なくコンパイル/運用できています。PB でこれからコンパイルされる方は、Watabe さんの TIPS を参考にしてください。
Work around the USB
Intel マシン上でようやく USB マウスの稼働に成功しました。デスクトップの方はすぐできたのに比べ、VAIO がなかなか難しかったぁ。最後は Linux-usb ML の方々の助けを借りて問題を解決できました。ありがとう、Alan Cox さん!
というのも、次期 PowerBook には当然、ADB の代わりに USB ポートがついてくることでしょう。もしかしたら SCSI もなくなるかも知れません。iMac ではすでにマウス、キーボードともに Linux 上でほぼ問題ない仕上がりになっているようですが、今後も USB ハブとか外部記憶媒体、オーディオデヴァイス、通信デヴァイス等、色んなものがつながれていくことになるでしょう。でも現状の開発進度は、マウスとキーボードがようやくまともに使えるというレベルのようです。そういう意味で、将来のためにノウハウを蓄積しておこうと思っています。USB あなどれじ。
ちなみに Linux 上の USB 開発は、iMac で動かそうと、Paul Mackerras さんはじめ PPC の強者がガーッと開発に加わって一気に使い物になるレベルに達したようです。Linux & USB について詳しく知りたい方は、こちらが総本山になってます。あとは Fire Wire も期待したいが、どうでしょう。私は行くぞ! 未来の PB ユーザのために!(チョト大袈裟)
今回、LinuxPPC Inc の許可をえて、Lite に加えいくつかのパッケージも追加して添付してあります。また、それらのインストール法、簡単な活用法についても書いておきました。付録 CD とマニュアルを使えば、AppleShare サーヴァ、FTP サーヴァとしてすぐに利用できるようになります。
インストール/活用マニュアルは Lite 向けに書かれたものですが、もちろん、BootX を使ったRelease 4(フル・ヴァージョン)のインストール・マニュアルとしても応用できると思います。ぜひご活用ください。
この記事やインストールに関してご質問(や、もちろんバグ情報も ;))があれば、私宛にメールください。その際、Subject の頭に、[Nikkei]とつけておいていただけると反応が速いでしょう :)。また、あわせて私のページで、記事に書き足りなかった部分や、さらに使い込んで行くための TIPS など(日本語環境の構築とか)を扱っていく予定です。そういった点のご要望もお寄せください。
CD-ROM の締め切りの関係で、残念ながら Live は付けることができませんでした。しかし、私も実際に Lite、Live を使ってみた感じでいうと、Lite のほうがハードディスクのパーティションが必要な分、インストールがやっかいなのは確かですが、一度、インストールしてしまえば、ソフトの追加など、扱いは楽です。一方、Live は、いわゆる通常のインストール作業が必要ないので、本当に「Linux の感触だけを確認する」「画面を友達に見せびらかす ;)」といった意味ではお手軽ですが、その先はちょっと難しい。ネットワーク環境の整備だけでもワザが必要です(弊ページ Go! Live! をご参照のこと)。
今後も PowerBook & Linux ページでは、初心者の方を対象にした Lite、Live 情報とともに、玄人向けの 情報もお送りする予定です。一人でも多くの方に、Macintosh という素晴らしいマシンで Linux を動かして欲しいなと希望しつつ。
ちなみに、私も金曜日あたりには Amulet のブースにお邪魔しようと思っています(ホントにただの「邪魔」者になったりして)。
また、Amulet what's new によれば、私も楽しみにしていた LinuxPPC Inc. の Jeff さん来日の件が、どうやら R5 の追い込みで見合わせることになったそうです。まぁ、しょうがないでしょう。その代わり、ぜひ R5 には 2.2.1 以降の最新のカーネルと「画期的な技」を添付してもらいたいなぁ。いや、必ず期待できる仕上がりになることでしょう!
まずはファイルの用意。ファイルは既に RING サーヴァにミラーされているようです。http://ring.crl.go.jp/archives/linux/linuxppc/linuxppc-live/LinuxPPC/ 等の下にあるファイルを全部、ダウンロードして、HFS パーティションの直下(HFS+ はダメ。「直下」とは、そのヴォリュームの一番上、システムフォルダが入るべき場所と同じ階層)に保存します。
続いて、live.filesystem.gz、Boot LinuxPPC bin、BootX Settings.bin を解凍(ramdisk.image.gz は、gz のまま。もしネットスケープなどでダウンロードして、解凍されてしまっていたら、MacGzip 等のツールで gz 圧縮しておく)。この live.filesystem というファイルの中に、X やら kDE やら ツールやら Linux の主要なファイルが詰まっています。いわば VirtualPC や SoftWindows の PC ファイルみたいなものですね。
準備はこれだけです。Boot LinuxPPC をダブルクリックして、「Linux」ボタンを押すだけ。以上で、あっという間に KDE 画面が立ち現れます。また、/test ディレクトリ以下に、LinuxPPC フォルダのある HFS パーティションが自動的にマウントされています。
ただし、侮ってはいけません。この状態で「ブラブラ遊ぶ」だけなら問題はありませんが、ちょっとでも使おうと思ったら、結構、Linux の知識が必要になります。Live では、ある程度 fix されたファイルは RAM ディスクに展開。書き換え・保存が必要なファイルは live.filesystem というマックのファイルに収められており、これが Linux 側の /live としてマウントされています。だから、たとえば /etc ディレクトリのうち、ユーザが書き換える部分は、/live/etc 以下にリンクされているわけです。問題なのは、このリンクの張り方が、ちょっとおかしいことです。これにより、例えば下で説明するネットワーク関係の整備のために、ネットワーク起動のスクリプトまで自分で手を加えないといけない。そういう意味で、知識が必要なのです。
さらに、インストールされているはずのファイル(rpm -qv、ql で確認できる)の一部または全部が失われているという奇妙な現象に遭遇するでしょう。ですから、rpm で確認してインストールされているはずなのに実体がない場合、同じファイルを rpm -Uvh --force でインストールし直さないといけません。
また、何より恐ろしいのは、パスワードなしで root 権限をゲットできるんですね。ということは、このマシンに Linux の ディスクを(物理的に)マウントしちゃえば、パスワードなしの root 権限でいくらでも悪さができるわけです。お〜コワ。
さて、以上の問題を踏まえて、一例として PB G3 で「ネットワークを稼働させるまでの道」を記しておきましょう。netcfg 等のツールがないので、一からファイルをいじらなければなりません。また、vi がないので、KDE のエディタでファイルを書き換えましょう。
まず、/etc 以下の HOSTNAME、resolv.conf、sysconfig/network に TCP/IP 関係の値を設定。次に、/etc/network-scripts/ifcfg-eth0 がないので、これを自分で作ります。次の値があればいいでしょう。
DEVICE=eth0
IPADDR=[IP アドレス]
NETMASK=[ネットマスク]
BROADCAST=[ブロードキャスト]
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=none
さて、普通なら、これで行きそうなものですが、Live はまだまだです。続いて sed、net-utils、sh-utils の rpm パッケージを用意してインストールしてください(rpm -Uvh --force ファイル名)。これらは、本当ならインストールされているはずのファイルですが、なぜか実体が存在しません。すべて R4 と同じヴァージョンです。
もういっちょう! /etc/sysconfig/network-scripts/ifup のリンク先が、なぜか全然、違う場所についています。これを修正します。「rm ifup」に続いて、「ln -s /live/bin/ifup /etc/sysconfig/network-scripts/ifup」でリンクを張りなおします。
最後! この /live/bin/ifup をエディタで開いて、2行目の「PATH=」の最後の所(でもどこでもいいんですが)に、「:/live/bin」を加えます。そして、「/sbin/ifconfig」となっているところを「/live/bin/ifconfig」に書き換えます。
DONE! これで ifup eth0 を実行するか再起動すれば、ネットワークが動き出すはずです。無論、上記のやり方は、手っ取り早く動かすための「力業」なので、もっと最適な解もあるでしょうし、リンクの張り替えやらスクリプトの書き換えで、他の部分に不都合が出る場合もあるかもしれません。ご容赦ください。
ことほどさように「楽」なのか「やっかい」なのかわからない Live ですが、なにしろ 100MB も空きがあればお手軽に Linux が入ってしまいます。副作用にお気をつけになってお遊びください ;)。
ちなみに近々、Live のコーナーを増設する予定です。
ソースは、2.2.1 に 2.2.1-ac1 パッチを当てたもの。make xconfig でデフォルト値に対しいじったのは、「Java binary サポート (m)」と、「AppleTalk IP サポート (m)」「atyfb (y)」関係くらいです。これでコンパイル後、BootX で起動してみました。
結果は、やはり「No Video driver」をはずすと(つまり atyfb を効かすと)、画面は真っ黒になり、起動も止まります。次に「No Video driver」を入れると(つまりコンソールのドライヴァを MacOS から取得すると)、無事、文字が出てきました。
どうやら、[01/28/99] 等でリポートした「画面がカラフルになって文字が出ない」エラーは、カーネルのコンソール関係のコンフィギュレーションでフォント関係の設定をいじった結果のようです。この辺は、デフォルトのままにしたほうがよいのでしょう。また、カーネルに組み込まれた ATI のドライヴァ(atyfb.c)は PB G3 では動かないようです。
[2.2.0] Runs well on PB 2400 (report)
PB 2400 でカーネル 2.2 を構築された方々からリポートを頂いています。この場でご紹介します。
まず、tokamac さんは、PB2400/G3(NuPowerG3/240) で、特にパッチを当てていない 2.2.0 で、設定はデフォルトのまま(make menuconfig でどこもいじらない状態)で無事、構築できたそうです。
次に、Tsuneya Watabe さんからは、詳細かつ多岐にわたるリポートを頂戴しました。pcmcia-cs-3.0.8(最新版)も問題なくコンパイルできたそうです。以下、Watabe さんにご快諾いただきまして、メールを引用します(環境は LinuxPPC preR5 だそうです)。
「最新の2.2.1のソースをkernel.orgから取り寄せ、コンパイルしてみました。R4で稼動している9500とR5で動いているPB2400の両方で行いましたが、両者とも問題なくコンパイルできました。
9500ではXpmac、2400ではXF68_FBDevを用いていますが、それぞれ24-bit、16-bitのカラーで問題なく動いています。PCMCIAについては3.0.8がPB上で問題なくコンパイルできています」
「また、PB2400については2.1.13xのカーネル構築の頃からXのカラー表示については問題がありません。PB2400をR5にしてからは、面白いというか、理解できないのは、OF bootでもBootX経由のbootでも16-bit表示は可能だが、BootX経由だとXを立ち上げた後しばらくするとサーバーが勝手に死んでしまう現象があることです。(中略=Nakashin 注)しかしOFbootですと、このXの問題は生じません。なお、両者ともvideo=ofonlyで起動しています」
私のほうから、カーネルの設定はどうなっているでしょうか、とお問い合わせしましたところ、Watabe さまから、以下のご返答を頂戴しました。
「R4システムのもとでの2.1.127ぐらいからでしょうか、kernel構築は殆どdefaultの設定でmake configを行ってきましたので、何も工夫はしていない、というのが正直なところです。何かやったことといえば、compilerとして用いているegcsを、その時々に合わせできるだけ新しいものを使用するようにつとめたことぐらいです」
さらに、Watabe さんからは、R5 での運用の注意点についてもご指摘をいただきました。
「御存知のようにR5ではXFree86が使用されているわけです。私が最初にR5ファイルをダウンロードした際のXF86はバージョンが3.3.2のものでした。現在私のPB2400で動いているXの環境は3.3.2のRPMファイルによるもので、XF68_FBDevもそれに付属のものを使用しております。後に登場したpre-R5 では3.3.3 になっておりますが、この3.3.3 では何度挑戦しても画面が4分割されたような状態になってうまく動きませんので、R5のCD-ROMが出荷されるまでこのままにしておこうと考えております」
「単にR5をインストールした状態でstartxとやると
execve failed for /etc/X11/X (error 2)
というメッセージが出現、Xは立ち上がりません。これはそもそも/etc/X11にXというファイルがないことに起因するのですが、この部分を
ln -s /usr/bin/X11/XF68_FBDev /etc/X11/X
とやればうまく行く、と教えてくれたのがTomさん(linux-pmac ML=Nakashin 注)でした。それ以降は、少なくともXF86の3.3.2を使用する限り画面表示の問題は出ておりません。
もう一度3.3.3を試すべきかとは思いますが時間がないのでそのままにしております。
Xpmacについてもちょっと面白い現象がおきます。OF bootですと、startx後のPB2400のカラー表示は使い物にならない色の組み合わせになりますが、BootX経由ですとちゃんと16-bitの表示になります。Windowmakerを使用しておりますが、いざWMからコンソール画面に戻ろうとすると、戻ることができません。システムはクラッシュしませんが、要するに戻れない、という状態で、別のMacからtelnetしてサーバーをshutdownさせるという状態です。理由はまったく追求しておりませんが。これも3.3.2バージョ ンでの現象です」
非常にためになります。リポートを下さったご両氏、本当にありがとうございます ;)。
New KDE
新しい KDE 1.1pre2 beta を試してみました。まず動作が軽くなっています。また、心憎いアプリがさらに増えています。私の好きな「倉庫番」ゲームもお目見えしました ;)。ホント、英語しか使わない人間だったら、これで十分の環境ですね。
デスクトップもフロッピーや CD のアイコンが加わり賑やかになりました。これをクリックすると、ちゃんとマウントしてくれます。KFM の挙動もキビキビ。ざっと見ただけでは、「練り上げる」方向でいい仕上がりだと思います。
ちなみに当方では、まだ試していません。またこれらのパッチは 2.2.1 または .2 に反映されていくようです。なお、常識ですが、くれぐれも重要なデータや仕事の入ったマシンで 2.2.0 を試すのはやめたほうがいいでしょう。x86 では、最悪クラッシュするバグもあるようです。
引き続き 2.2 関係について情報を集めます。
まず、カーネル構築の基本的な手順をおさらいすると、まずソースを /usr/src 以下に展開。linux というディレクトリができます(私は mv linux linux-2.2.0 と名前を換えて、ln -s linux-2.2.0 linux しました)。/usr/src/linux に移動して、make menuconfig で諸元を設定、make dep;make clean;make でコンパイル。続いて make modules;make modules_install でモジュールをインストール。vmlinux を hfs にコピーして、BootX 経由で起動します。
さて、問題点は、コンソール画面の表示がおかしいということです。これに対し、設定を変えていくつかカーネルを作ってみました。
はじめに、カーネルのコンフィギュレーションを make xconfig で行いました。ところが、なぜか「Console drivers」のところで、「ATI Mach64 display support」が設定できません。多分、設定アプリのバグでしょう。この状態で vmlinux を構築、BootX で起動すると、「No video driver」をチェックしてもしなくても、コンソール画面がカラフルな色付きになり、英字フォントが出るべきところで「・」マークが表示されました。例のフレーム・バッファを使ったカーネル特有の「ペンギンさん」が画面の右側(以前は左でしたね)に出てくるほかは、情報がまったく読み取れないわけです。それでも起動には成功。文字どおりブラインド・タッチでログインし、X を起動。すると、X は問題なく立ち上がりました。
続いて、make xconfig でなく、make menuconfig を使うと、今度は「ATI Mach64 display support」のスイッチが動くようになりました。ここで気になったのは、ATI を設定する場所が2カ所、出てきたことです。とりあえず設定を続行し、保存終了。続いて .config ファイルを直に見ると、やはり CONFIG_FB_ATY が二カ所出てくる。そこで一カ所を消し、コンパイル。ところが、この設定でできた vmlinux で起動すると、ペンギンも出ず、画面は真っ黒。しかもハードディスクを一向にアクセスしにいきません。どうやらカーネル・パニックで止まっているようです。
まとめると、私の環境では、次のような障害があったことになります。
1. make xconfig では ATI Mach64 向けのフレーム・バッファ・デヴァイスが選べない。
2. make menuconfig では、ATI デヴァイスが選べるが、2カ所に出てくる。
3. ATI デヴァイス・ドライヴァを入れると起動時にコンソール画面が真っ黒になり、しかも起動途中で止まる。
4. ATI デヴァイス・ドライヴァを抜くと、コンソール画面の表示がメチャクチャになる。ただし、この状態で X は問題なく起動し、表示もまとも。
いずれにしても、フレーム・バッファを使ったコンソール表示は、新しいオプションでもあり、その他の設定との組み合わせが悪かっただけかもしれません。もう少し探究の余地がありそうです。
次に、pcmcia-cs-3.0.8 をコンパイルしてみました。結果はダメです。/usr/include/sys/select.h で定義された FD_ZERO、FD_ISSET 等、FD 関係の関数が引っかかります。select.h を見ると確かに、このままでは意味のない define 宣言しかない。このヘッダ・ファイルは glibc-devel 由来ですが、VAIO の方(glibc-devel-2.0.7)を見ると、select.h から、FD_* 関数を定義したファイルとして、selectbits.h を読み込んでいます。このファイルが PB G3 の方では見あたらず、これが障壁になっている模様。無駄と思いつつ、VAIO の selectbits.h を PB G3 にコピーしてみましたが、やはりエラーでコンパイルは不可能でした。ま、もうじき R5 になるから、その環境で改めてやってみようと思います。
ちなみに、VAIO 505RX、AKIA Microbook 5633 でも 2.2.0 をコンパイルしてみましたが、問題なく動きました(VAIO は pcmcia-cs-3.0.8 もOK)。また、x86 のカーネル設定メニューと、PPC の設定メニューでは、かなり項目が違います。特に、デフォルトの値が、x86 と PPC のそれぞれに適した形で設定されています。特に PPC は、ザッと設定を確認するだけでよく、だいたいデフォルトのままでいけるようになっていると思います。
さて、2.2.0 を構築された方は、ぜひ「うまくいった」「いかない」情報をお寄せください。この場で共有していきたいと思います。
関連情報として、現状で充実しているのは Linux Today でしょうか。
私もダウンロード中ですが、しょっちゅう切れるので、明日にまわすかも知れません。入手し次第、PB G3、VAIO 等で構築してみたいと思います。今後も関連情報を営為、収集していきます。
この Notes、私は恥ずかしながら使ったことがないんですが、実にすごいソフトらしいですね。これでないとできないことがたくさんある。要するに置き換え不能なわけです。Notes が Linux に来れば、クライアント OS としていよいよ採用を本腰入れて検討する会社なんかも、もっと出てくるでしょう(会社の意思決定者には、そういう適正な感覚を持っていて欲しいとも言えますが)。
とまれ、今年は Linux、大ブレークする予感がありますね。
まず、その会見の経緯からして、LinuxPPC Inc. の雰囲気を伝える生々しいものです。(以下、「」内は AmuletNewsLetterの引用です)
「LinuxPPCのブースに立ち寄り、しばしJeff Carr氏と歓談。しかし、お客さまが多く、すぐに混乱状態に。お客様が多いときに、難しい話をされるととまどってしまうのは万国共通だな、ということで深夜ホテルに伺いましょうということになった。
彼らの宿泊しているホテルは、私のホテルの30m先だった。夜10時にうかがうと、5−6人がねとまりできるようにつながっていて、そこで雑魚寝している様子だった。Jeffは、飛行場にスタッフを迎えに行っているので不在とのこと。代わりのJason氏に、日本での現状と日本語化について2時間半にほどレクチャーした。彼らは日本の現状についてほどんど知識がないため、日本語化とはどんなことをすることなのか、Linuxでは、どんな人が日本語化をすすめているのかを、私の少ない知識を動員して説明する」
ホテルで雑魚寝とは、なかなか味がありますね。いい雰囲気です。アットホームな会社なんでしょうな。それにしても日本語化についてほとんど知識を欠いているあたり、やむなしとはいえ、非常に危機感と使命感を感じますね。続いて、Applixware のくだり、実に生々しいです、はい。
「彼らの最新情報としては、LinuxPPCの最新版をVersion 5として、1月末にリリースする予定とのこと。それと同時にApplixwareのLinuxPPC版をリリースする予定とのことである。Applixwareに依頼したところ、数日でLinuxPPC版のAplixwareができてしまったらしい」
Webページで「Applix にメールしろ! メールしろ!」と叫んでいた時期のことでしょうか。日本語版も「数日で」できちゃいませんかねぇ ;)。
「LinuxPPCのインストール経験が有る人なら、必ずぶつかるpdiskコマンドの壁がある。Intel版のPC-UNIXユーザなら誰でも知っているfdiskコマンドだが、最近のPC-UNIXでは、これを真面目に計算してパーティションを割ることはしない。しかしLinuxPPCでは、まだこの部分が残っており、パーティッションは、root,swap,usrなどをマニュアルで切らなければならない。ところが、今度Linuxppcでは、FWBと提携して、Harddisk Tool Kitを使えば、この面倒なパーティッション割りをせずにインストールできるようになる。このあたりのリリースは1月末になるらしい」
ということは、R5 が手元に届くころからは、“最後の鬼門”だったパーティションが変わるのか? ちょっと気になりますね。気になると言えば、迷走を続ける LinuxPPC のデフォルト・ウィンドウ・マネージャは、いったい、どこに落ち着くのか、ですが、市川社長、きっちりこの辺も突っ込んでおられます。
「中長期的な話になるが、LinuxPPCでもGUIとしてGNOMEを採用したいとの意向だった。
現在はKDEとAfterStepを採用しているが、KDEは、完全にライセンスを解放してはいないため、利用しにくいとのことである。フリーではないというのが、よくないとのことである。本当はAfterStepの方が軽くて使いやすいのだが、MacユーザにとってはGUIが見やすいとのことでKDEを採用しているとのことである。
GNOMEは、まだまだ出来が甘いところもあるがスピリットが買えるので期待していいだろうと言っていた」
確かに GNOME は、はっきりいって、なんつうかダサダサですね、現状は。しかし、「スピリットが買える」というあたり、男気というか、気持ちいいじゃありませんか。AMULET の市川社長も、私とほぼ同年代なんですが、とっても男気のある方です。きっと、この日の会談も、熱い熱い語らいだったんでしょうね。リポートは、その雰囲気が伝わる言葉でしめられています。
「遅くまでつきあってくださったJasonさん、朝っぱらから公園のベンチで熱く語ってくれたJeff君ありがとうございます。感謝の気持ちとしてAMULET T-shirtsをプレゼントしてきました。アミュレットでは、今後もLinuxPPCプロジェクトを応援しようと堅く決意した次第です」
LinuxPPC も AMULET も、また好きになった私でした。
某 ML で、「昨年、R4 を注文したが、なかなか届かない」とおっしゃっていた方がおられます。私も1週間前に送ったメールの返事がまだ届きません。でも、LinuxPPC Inc. の皆さん、今回の Expo で相当、ハッスルしてましたね。全米のマスコミも一斉に LinuxPPC に注目です。少ない人数で、「雑魚寝」しながら頑張ったんでしょう。晴れ舞台で大技決めた LinuxPPC の面々に、私は心から拍手を送りたいと思います(各報道については http://www.linuxppc.com/ にリンクがあります)。
ふと Web ページを訪ねたら始まってました。いや〜、あまりに突然のことでビックリしています。PPC Linux 関係のメーリング・リストはほとんど購読していますが、まったく情報が流れていませんでしたね。アナウンスによると、どうやら Mac World Expo に照準をあわせて“発射”したようです。
Release 5 で最も大きく変わるのがランタイム・ライブラリのメジャー・ヴァージョンアップです。libc5 系から libc6 系となり、R4 までのアプリケーション等は、基本的にコンパイルし直さないと使えません。ただ、この辺は、たとえば私が VAIO 505RX で使っている TurboLinux 3.0J ですと、runlibc5 というアプリケーションを通せば libc5 でコンパイルされたプログラムが走ります。
私はさっそくオーダーしました。10 日から 14 日かかるという返事が来ましたが、まあ 10 日というのはないでしょうね。いずれにしてもゲットしたら即座に入れる予定です。R4 からのヴァージョン・アップ、日本語環境等にまつわるトラブルも予想されますが、できる限り情報を集約していくつもりです。
私も近日中に試してみようと思います。
ftp://dev.linuxppc.org/linuxppc/linuxppc-pre-R5/
ftp://dev.linuxppc.org/linuxppc/linuxppc-pre-R5/RedHat.installer/vmlinux-2.2.0-pre1
ML で流れている情報のなかには、PB2400 で両者が問題なく動いているというものもありました。気になる本番の R5 ですが、これまでの出方を勘案すると、最低でもあと1カ月はかかるように思います。LinuxPPC のメンバー、案外ルーズなんですね、学生っぽい人たちだけに。
さて、一番の注目点は、「BeOS って、PB で走らないの?」というところだと思います。これに対しては「現状、ダメでしょうね」というのが答です。私もさっそく PB G3/292 に入れようとしましたが、敢えなく失敗でした。
ただこれ、「なぜ走らないのか」「どこが引っかかっているのか」が問題です。もちろん Be Inc. のホームページを見れば、PB G3 なんて絶対動かないのは当然です(まず PB が対象外。おまけにデスクトップでも G3 はサポートしてないと明言されている)。でも、たとえば G3 だって、PM7600 なんかにインタウェアの G3 カード積んだら動くんですねぇ。さらに PCI 601 機なんて絶対サポートされてないんですが、なぜか、同じくサポート外の G3 カード積むと動く例が出てくる(マイナスにマイナス掛けたらプラスになるって計算かぃ?)。いろいろやったら PB G3 でも動いたりして(Jaz 使ってみよっかな)。
Intel 系でいうと、VAIO 505 で動かしている方がおられます。もちろん CD-ROM ドライヴにアクセスできませんから(だって SCSI 端子付いてないもん。おまけに BeOS は「まだ」PCMCIA ノーサポート)、ハードディスクをはずしてデスクトップ等につないでインストール後、本体に戻すというハイテクを駆使して難をしのいでいるそうです。
それにしても Intel 系デスクトップって、安いですね。P2 300MHz あたりでも十万円台前半である。先日、友人が「買おうかな」ってんでまわったんですが、2軒目くらいで思わずカード握っちゃいましたよ ;)。この辺買って、手持ちのディスプレイにつなぐ。あとは LAN 線さえあれば快適 BeOS (& Linux & OpenStep)環境のいっちょう上がり。安上がりです。
なぜ BeOS が G3 や PB をサポートしないのかについては、先日、ここで論じた通りです。あの論でいくと、603/604 マシンで BeOS が動いているのは、ある意味で互換機政策のおかげだし(かなりの情報が公開された)、奇跡といえるのではないかな。
すごく論理が飛躍してますが、「やっぱり Apple には OS メーカーに専心してもらったほうが皆のためなのかなぁ」。これが実感ですね、PPC の可能性を花開かせるという意味でも。ここは互換機にぜひ復活を果たしてもらいたいと願うのは素人の浅知恵でしょうか。でも大半のユーザは私みたいな素人ですよね。このままいったら絶対、離れるって。Windoze は魅力ゼロだけど Intel マシンは今の Apple 機より断然、面白い。これ素人の結論。優劣でいったら PPC 機も負けてないんでしょうが(実際、BeOS on G3 なんてすごい速いです)、囲い込んでるところがところだけに能力が生殺しにされてるんじゃないかと思わずにはいられませんね。……ときょうはちょっと愚癡りモードでした。
TurboLinux Pro 3.0 日本語版(以下、TL)を発売と同時に購入した。少々、値段は張るものの、モバイル Linux 環境で完璧に仕事をしたいとの欲求から導入に踏み切った。標準で添付されている主な商用ソフトを挙げれば、OMRON の Wnn6 最新版(xwnmo が使える)、OMRON dp/NOTE(多機能日本語ワープロ)、Applixware 日本語版(ワープロ、グラフィック、スプレッドシート等の Office スイート)、英和・和英辞典、RYOBI TrueType フォント5書体。もちろん、日本語インストーラである。これに RedHat 5.1 or 5.2 相当の RPMS パッケージにソースまでついて2万円+αとは、私の認識では相当に安い。
全体的な印象でいえば、パッケージとしての完成度は非常に高い。これまで Linux を初心者の方に勧めるのはどうかと躊躇せざるをえなかったが、TL のような製品ならば、かなり初級の方でも使いこなせるのではなかろうか。
インストール作業の難易度はマシンによるだろう。標準的なデヴァイス類を装備したデスクトップなら何の苦労もないはずだ。私の場合は、Sony VAIO 505RX であるが、PCMCIA 経由の ATAPI CD-ROM(Sony 純正モデル)が標準のインストーラでは自動で認識してもらえず(多分、pcmcia-cs 3.0.5 ベース。3.0.6 ならばサポートされている)、結局、別の LinuxPPC マシン(PM7300)に CD-ROM をマウントして、そのディレクトリを VAIO から NFS マウントするという手段を使った。この辺は、すでに雑誌に付録で付いてきた TL 3.0 β版をインストールしていたので、だいたい予測済みであった。
トータルのインストール時間は、小一時間といったところであろう。X の設定が終わって再起動する。startx で X が立ち上がらない。これは、TL 3.0 の標準の X サーヴァが TrueType サーヴァであるのに対し、VAIO は NeoMagic に特化された非 TrueType サーヴァであるため、XF86Config の Font パスに入っている TrueType フォントのディレクトリが障害をもたらしていることによる。TrueType を指している部分をコメントアウトすると、あっけなく XGA(1024x768@16bpp)モードで起動した。この TrueType 問題は、X-TT のパッチを当てた xfs を作るか XFree86 ver.3.3.3 に移行すれば片つくはずだ。
さて、続いて注目の Applixware のインストールである。これも難なく終了。このソフトは libc5 でコンパイルされているため、libc6 ベースの TL3.0 上で裸で立ち上げるわけにはいかない。そのため、libc5 ベースのソフト向けに runlibc5 というアプリケーションが用意されている。コマンドラインで runlibc5 applix と打てばよい。少々繁雑だが、これは後でスクリプトを書けばよい。
この Applixware のデキは、予想を超えていた。TrueType フォントも直接扱えるため、標準の状態で美しいフォントが出る。扱い方も、GUI ベースのソフトに馴染んでしまった体に優しいつくりである。備える機能はあまりにも豊富であるが、これとて Win アプリに毒されたわがままなユーザには少ないくらいかもしれない。Wnn6 もなかなかに賢い。変換キーのバインドに慣れが必要だが、カスタマイズも柔軟にできそうである。
もう一つの商用アプリ dp/NOTE であるが、これは、それなりの作りであると言わざるをえない。文書の上をマウスでなぞっても選択できないとか、GUI と CUI の中間的な仕様であり戸惑う。それよりは、試供版として CD-ROM についてきた VJE-delta + VJE-pen のほうが、まだ割り切りがよい。VJE-pen は、まさに DOS 版の VJE-pen と同じフィーリングで、たいへん懐かしい印象をもった。VJE-delta との相性も(当然ながら)とてもよい。これは、現在 PPC 版の出荷準備が始まっている。ぜひ PowerBook G3 にも導入しようと思った。
好感をもてたのは、OMRON 社のサポートである。Wnn6 を最新版にアップデートする際に、トラブルが起こった。すぐさまサポートに電話をかけたが、受付時間を過ぎていたため技術担当がおらず、営業担当の方が応対に出た。必ずしも技術的に詳しいというわけではないはずの立場の方だったが、非常に真摯に、またざっくばらんに応えてくれた。正直いって、これまでの「タテマエだけ」のどのサポートセンターよりも好印象を受けた。
一通り付嘱のソフトを試した後、カーネルの再構築、各種設定等のカスタマイズを行った。約半日。私の手元には、仕事においてほぼ支障のないレベルのモバイル Linux マシンが誕生した。
ここにきて、Corel から非商用ユーザに限り WordPerfect が無料で提供されるというニュースが届いた。i386 系マシンでは、着実に「日本語クライアント OS」としての地歩が固まりつつあるのを実感する。もちろん、こういう市販の「お仕着せ」が普及することに対して、Linux らしさ(とは何かについて議論もあろうが)がなくなると懸念する気持ちもないではない。しかし、実際に使ってみれば、こうした押しとどめようのない潮流を無視することもできないなと感じるのも確かである。メインの OS としての MacOS が(しばらくは)揺るぎないのはもちろんであるが、PPC ノートマシンで本当に使える Linux 環境が、もうそこまで来ていることを信じたい。その意味で、名実ともに i386 系に追いつくであろうカーネル 2.2 ならびに LinuxPPC Rel 5 はたいへん注目される。
以下は余談です(懐古趣味モード)。
VJE-Delta は、私も MacOS 上で愛用しています。かつては、一太郎 ver.2 時代(もちろん MS-DOS 上。よく飛んでましたが、当時はこれしかワープロありませんでしたよね。徳島の素人女子大生を集めてプログラム組ませた、とまことしやかに言われてましたっけ)からの流れで ATOK を使っていたものですが、3年前に VJE に乗り換えました。乗り換えてからは、「不気味なエラー」やら「画面の一部が白くなる」とかなくなり、「フリーズ」も激減しました。VJE も Mac 版は相当、ヴァージョンが古いので、8.5 にしてから若干、調子が悪いのですが(日本語入力ができなくなることがある。一回、VJE を終わらせて復活させると元に戻る)、ATOK のようにプログラムを固まらせたり、システム自体をおかしくすることはありません。AI 入力と称するものは全然、信用してないので、文節も短く切るクセがついており不便はありません。
悲しいのは、ATOK 5 以来のキー操作が身についてしまっていることです。Ctrl-K,L で文節切り直し、Ctrl-N で部分確定、Ctrl-U,I,O,P で字種変更などは、もう指がそうなっちゃっているわけです。それで、VJE-Delta のキー配列も ATOK 仕様ですし、Linux では Canna の操作も全部 ATOK 仕様です。
システム不調な方に対して、まっさきに「ATOK は使っていないだろうな」と確認するというのは、ほぼ常識であると私は思っています。MacOS がヴァージョン・アップするたびに不具合が騒がれるのも ATOK ですしね(母数が大きいというのもあるでしょうが)。それはそれとして、Just システムは Just システムで、何やら一太郎の Java 版を出すような計画があるようで。出たとしても使わないでしょうが、日本の企業の眼が Linux をまともな市場として取り上げ始めたことに対しては諸手を挙げて賛同したいと考えます。
日本語ワープロという領域を確立したという点で、一太郎+ATOK には、たいへん感謝しています。卒論も一太郎ちゃん+花子ちゃんで仕上げましたし(修論のときは幸い、TeX が使えましたが)。ただ、一太郎ちゃん、ぜんぜん「進化」できませんでしたね。うちの奥さんには、こういうまがい物だけはつかませまいと、パソコン初心者の段階から Mac とクラリスを使ってもらってます。市販のマニュアル本を一冊渡しただけですが、今ではワープロ、表計算、ドロー、ペイントを自在に操り、私より見事な書類を次々と生み出しています。私が Illustrator 持ち出すような文書もクラリスで作っちゃう。インタフェースが優れていて無理がないので、もうこれ一つで何でもできるんだなぁと私自身、感動したわけです。
ところがある日、友人から「一太郎文書」という毒物を渡されてしまいました。「これ、クラリスで開けないの?」「うん」「でも、これ使わないと、データを一から入れなくちゃならないの」「あ、そう。じゃ、PCカード積んであるから、そこに一太郎インストールしてやろうか」。で、一太郎ちゃんと再会したわけです。くだんのご友人も、一太郎ちゃんに相当苦しめられたらしく、印刷すると体裁はそれなりに出るんですが、文書自体(ちょっと複雑な表)はメチャクチャ。どこがどうやって入っているのか、皆目わけがわかりません。奥さんからは、頻繁にヘルプの携帯がかかってくるようになる。これなら、クラリスでデータを一から作り直したほうが早かったなと。「ああ、やっぱり一太郎ちゃんは、一太郎ちゃんのままだったんだな」とひとりごちたわけです。
私ですか? 私はワープロソフトはほとんど立ち上げません。このホームページも含めて、文書作成はほとんど Jedit2 で済ませます。そもそも、ワープロのあれだけの機能が必要な局面って、ほとんどないでしょう? あんまり複雑なのは手で書いちゃうし(笑い)。最近、Office 98 を導入しまして、あの重さはともかくフォーマットが決められてる文書は、仕上げだけ Word、Excel を使ってます。クラリスに比べて良くも悪くも「日本的文書」にカスタマイズされてますね(縦書きの時にページが下にふれるとか)。別にベッドのサイズにあわせて足を切れと言うつもりはありませんが、少なくとも官公庁で使うような、ほとんど“習俗”とも呼べる「日本的書式」の存在自体が過去の遺物であり文書電子化の軛であると私は思います。一方で、どんなに電子化が進んでも「紙」メディアはなくならないだろうなとも思いますが。なればこそ、シンプルな設計思想という観点で、ワープロソフトには、もうひとふんばりしてもらいたいものです。機能詰め込むだけじゃなく(って、誰に向かって言ってるんだろう)。
ともあれ、LinuxPPC 版の VJE-Delta には、VJE-Pen という軽量ワープロが添付するそうです。かつて(今も?)評判の良かったソフトだけに、こっちもたいへん期待しています。
Now you are comfort with the Newest Kernel!! -2-
BootX の作者である Ben H. さんが、新たに Chips&Tech チップを使ったマシン(PB2400/3400/旧 G3)で 16bpp 表示ができるようにパッチを当てた 2.1.130 カーネルを公開されました( http://calvaweb.calvacom.fr/bh40/vmlinux.gz )。12/4、5 に本欄で紹介したものでは、まだ不具合が残っていたようです。
PB2400cにて BootX + F. RiccardiさんのXpmacが利用可能になりましたので、 報告いたします。
たった今、2.1.130のソースをダウンロードしてchipsfb.cを観てみたのですが、
これは2.1.127のものと全く同じでした。
そこで、今一度2.1.121のchipsfb.cと見比べてみた所、2.1.130(2.1.127)の以下の部分を修正すればよさそうに見えたので、実験してみたところ見事に成功いたしました。
これでBootXから"video=chipsfb:vmode:10,cmode:16"でブートして、F. Riccardiさんの速いXpmacが使えるようになります。
このchipsfb.cは2.1.125以上であれば利用でき、私は2.1.125,2.1.127,2.1.130,で夫々確認いたしました。
私の環境では2.1.125が最も相性が良いのでこれを使っています。
(引用以上)
これまで PB2400 ユーザは、2.1.115 より新しいカーネルとは、どうも仲よくできなかったわけです。私など 2.1.103 のままで使い、新しいスナップショットが出る度に試しては落胆するという状況が続いてきました。その大きな理由は、要するに C&T を使っている開発者が(ほとんど?)いないわけです。
それでも Ben H. さんは linux-pmac の ML で、「なんとかフィクスしてよ〜」というユーザの声に答えて努力してくれています。「2.1.125 のソース残ってない?」「データ見せて」云々。熱いもの、感じますね。
最近、「PB2400 への情熱が薄れたのではないか」というメールを頂戴しますが、決してそんなことはありません。近々、情報を取りまとめて公開したいと思います。試してみてどうだったか、メールでご報告ください。 おっと、肝心なこと忘れてました。カーネルを換えたらソースを取り寄せて pcmcia-cs のリコンパイルが必要です(というか、本当は逆ですね)。当然、モジュール類もコンパイルし直さなければなりません。でも、Ben H. さんのパッチはありませんねぇ。どうしよう。まれに /lib/modules/2.1.130/ 以下に、/lib/modules/[これまで使ってたカーネルのヴァージョン]/ 以下のモジュールを移動すれば動くこともあるかもしれません。また、モジュールがなければないで立ち上がることは立ち上がると思います。とりあえず HD のバックアップとって、vmlinux を BootX のフォルダにコピーして、「いっちゃえ、いっちゃえ」で起動するという猛者がいてもいいんですが ;) 。
あと一カ月もすれば、glibc2 版の LinuxPPC Rel 5 がリリースされるでしょうが、そこに入るかも知れません。
2.1.130 for PB G3s
BootX でおなじみの Ben H. さんの Web サーヴァから、PB G3 向けの 2.1.130 プリ・コンパイルド・カーネルが入手できます( http://calvaweb.calvacom.fr/bh40/vmlinux.gz )。アップル・トーク関係、時計、ADB まわり等 PMU がらみの不具合をフィクスされたようです。確かにこれまで、MacOS 8.5 のネットワーク・ブラウザやセレクタからは Linux box が見えず、IP を指定しないとつながらないんですね。これが直っていると便利。
Is VAIO friendry with Mac?
ついに VAIO 505RX を入手しました。いやはや、これは凄いマシンです。
XGA のディスプレイはあまりにもシャープで明快。
キーボードもカッチリとして長く打つほど小気味よし。
Win98 も周辺ソフトが Sony ナイズドされていて過不足なし。
重量は軽く、本当に片手で持ちながら使えます。(PB2400c では少々無理のあった「うちわ」もできます ;) )
肝心の Linux。TurboLinux 3.0 日本語版ベータ(DOS/V Power Report 誌の付録)を入れてみましたが、これが実によくできています。デフォルトでバリバリ日本語が使えます(これなら、professional が出たら、即買いですね)。
最新の 2.1.131 カーネルだろうが、GNOME(この最新版、PPC では、GTK+ のインストールではまって、結局頓挫してるんです)を全部ソースでコンパイルしようが、Worning もほとんど出ません。何と気持ちよい状態でありましょうか(ああ、堕落しそう……)。
デヴァイスまわりも、これといって問題はありません。やはり素直な作りです(というより、この VAIO が他のノート機に多大な影響を与えてデファクト・スタンダード化したわけですから、当たり前でしょうか ;) )。X サーヴァは RedHat が出した Neomagic アクセラレーション機能付きのバイナリがあり、インストール段階で、ほぼ完璧な XFConfig を吐き出します。ログイン直後に startx するだけで、XGA(1024x768@16bpp)でキビキビと動きます。近々、XF86 3.3.3 の SVGA サーヴァに換えようと思います。
あとは CD-ROM ですが、これもカーネルで ATAPI CD-ROM と SCSI デヴァイスのスイッチを入れて pcmcia-cs とともに再構築すれば、挿すだけで認識。ポートリプリケータ経由で Logitech の 3 ボタンマウスも HappyHacking Keybord も OK です。
USB マウスだけは、まだダメです(できている方はいるそうです)。UUSBD というドライヴァが開発中で(本当の目的は iMac で使うことみたい)、ソースを取り寄せましたが、まだ相当バグを抱え込んでいるようです。
もちろん、BeOS 用に 600MB 空けてあります;)。無料版の Solaris 7 も入手していたのですが、どうやらこれは最初のパーティションでないと動かないようで...(???)。そうなると Win98 を消せばいいんですが、Sony のマルチメディア・ツールがなかなかいい味出しているためにまだ消すに消せません。
もちろん Mac 使いにとっては、とてもメイン・マシンにできるわけではありませんが、本当の意味での「サブ・マシン」として十分に遊べますし役に立ちます。パーソナル・ユースの Linux マシンとしても活躍できそうです。Apple にもこういう密度の濃いカッチリした作りのマシンを期待したいものですが、この筐体は使えば使うほど良くも悪くも「日本製」なんですね。返す返すも PB からの Sony 撤退が口惜しい……。
今後、PB で Linux を使うためのリファレンス環境として使っていきたいと思います。
i386 版の Applixware は日本語版がパシフィック・ハイテク社から出ています。これ、私もショップにいくたびに手にとってしまうんですが、「OS 本体がタダなのになんだかなぁ」と躊躇して、まだ入手していません。もちろん Linux には Mule という素晴らしい環境があります。これはこれで慣れると便利なのですが、CUI ベースのため、どうしても初心者にとっては敷居が高いといえるでしょう。そういう意味で Applixware のように「おまかせパック」的アプリケーションは歓迎されると思います。
PPC 日本語版については、やはりパシフィック・ハイテク社にがんばってもらいたいところですが、あれだけ売れている TurboLinux さえ PPC 日本語版は出ていないことを考えると、どうでしょうか。要するに一番ネックになるのは、現時点で「商売になるかどうか」だと思います。もし、ご要望があれば、このページで皆さんの意見をとりまとめて、何らかのアクションでも起こしてみましょうか? 「Applixware PPC 日本語版」に関する色々なご意見お待ちしています。
(ご要望が多ければ、私、微力ではありますが、一肌脱ぐのもやぶさかではありません)。 i386 マシンで英語を使うなら、他に StarOffice というフリーウェア(だったと思う)もあります。欧米で Linux が急速に普及している一因も、こうした「Windows から移りやすい環境」が整いつつあることにあります。Linux がサーヴァ用 OS ではなく、クライアント OS としても十分、使えるという認識がかなり醸成されているわけです。
実は最近、Software Design 誌 12 月号についてきた「Plamo Linux」を i386 ノート機にインストールしてみました。Slackware ベースで、ノート環境、日本語環境もバッチリ揃うという「おまかせパック」です。インストール時間は、わずかに30分ほど。あっという間に、ほぼ完全な「日本語 Linux」のできあがり。日本語でメール読み書きして、Web サーフィンして、Mule するくらいだったら、これだけで何も不足はありません。おまけに「Linux 版 Sharlock」とも呼べる「Namazu」という日本語全文検索システムがついてます。評判は聞いていたのですが、実際に使ってみると、これがまた便利のなんの。これだけの環境を PPC 上で整えようと思ったら、設定まで全部、自分でやると1カ月くらいかかるんじゃないでしょうか。
もちろん、Linux の楽しさは、悪戦苦闘しながら自分流にカスタマイズしていくところにもあります。ただそれは富士山に登るのに、どこまで「他力」でいくのかと同じ議論で(北海道に住む人が全部「自力」で行こうとすれば、どうなることでしょう)、人それぞれがあっていいのだと思います。Plamo Linux を使ってみると、デフォルトで「ベーシックな日本語環境までは作るよ」というあり方は、大いにアリだな、と思います。Windows 使う半数以上の人は(ゲーム人間は除く)、これに Applixware でも入れればクライアント OS として完璧に使えるんじゃないでしょうか。
ここまでくるのに、それこそ多くの方の貴い営為があったであろうことは想像してあまりあります。PPC でも、こうした動きが出てくればいいな、と強く思います。もちろん自分自身、このページを使って、「できるだけ簡単に、日本語クライアント OS として使える環境を作る」ための情報を提供していきたいと思っています。
こと PowerBook に関していえば、ようやくそうした議論ができる土壌が整ったのだと思います。何しろ、わずか1年ちょっと前には、Linux 自体が動かなかったわけですから。
ところで、少し前のヴァージョンから、メディア・ベイ関係では CD-ROM とフロッピーがマウントできるようになっています。私のところでは CD-ROM はマウントできましたが、今のところ音楽 CD はなぜか鳴りません(プレイはできても音が出ない)。これは sndvolmix あたりをいじってみようと思っています。
リリース・ノートによると PB2400 で画面がブラック・アウトするバグがフィクスされているようです。PB2400 ユーザの方は BootX 1.0b6 + 2.1.127 を試してみることをお勧めします。
Roadmap to R5
11/11 (日本時間のきょう?)に LinuxPPC inc から新しい製品のアナウンスがあるようです。何でしょうね。
そして、これは先週の話ですが、LinuxPPC が R5 までのロードマップを示しています。R4.1、4.2、4.3 とベータ・テスティングを行い、12 月をめどに R5 を出すようです。すでに 7 日から、R4.1 を公開しています。
最終的には RedHat 5.1 にならって glibc2 を採用。従って現在のバイナリはすべて動かなくなります。コンパイルし直すか、簡便なアップデータ(fix)が出るので試すことになります。また、デフォルトのウィンドウ・マネージャは GNOME (もしくはWindowMaker など)に一本化するか、あるいは KDE 等を含めてユーザの選択可能にするか検討するようです。
いずれにしても、R4.1〜4.3 はかなり不安定なヴァージョンになるでしょうから、予備の HD などで試すのがよいかもしれません。もう少し時間が取れたら、しっかりご紹介したいと思います。
BeOS R4!! (with J)
日本のパソコン界では、これからしばらく話題は BeOS でもちきりになりそうです。Be 社が Release 4 を発表しました。それも日本で! 日立の BeOS プリインストール・モデル発表にぶつけてきましたよ。
R4 からは、かねてからの予定通り、日本語入力ソフトが添付します。ガセ社長も日本市場にかなりの期待を寄せているようですね。私も個人的に好きな、ぷらっとホームも俄然、飛ばしてます ;)。ヒューヒュー!
以下、久し振りの“Linux と関係ないモード”です。Linux しか興味ない人は読み飛ばしてくださいな。
実は私、自称 OS フェチでして、BeOS は確か最初の版から全部 CD を持っています(はずですが、あちこちに散乱したために、にわかには消息不明)。今年中には R4 も届くでしょう。なぜか。学生時代に作った UNIX のプログラム(今となっては古臭い AI 記述言語 ;))を移植するために、力もないのにデヴェロッパ登録しているのでした、ははは。自宅の PM 7600 も、BeOS が動かなくなるという一点で G3 化を躊躇してきたほどです(単に金がないだけだろうとツッコまないで)。
この BeOS、当初は PowerPC をフル回転させる夢の OS として開発されてきましたが、R3 からどうも雲行きが変わってきました。そして今回の R4 で、完全に Intel プラットホーム向けの色合いが固まった感じがあります。コンパイラもずっと Code Worrier を使って PPC と Intel でほぼ完全ソース互換だったのが、Intel 版だけ egcs になるそうだし。しか〜も! Intel 版は、どうやら、これまで以上にポータブル・マシンで動かすのが簡単になるようです。pcmcia サーヴィスもサポートします。
これで、私が Linux & BeOS マシンとして Intel ノート機を購入する可能性が俄然、高まったというわけです(だからどうした)。VAIO 君、待っててね(おいおい、サイフが空だぞ)。
なぜ、G3 で動かないのか。Be 社の Web ページには、その理由が皮肉たっぷりに書かれています。“G3 チップが悪いんじゃないよ。悪いのは Apple だからね”(超意訳)。日本での記者会見でも、ガセ社長、Apple に対して結構イヤミかましてます。
さて、こうした「ガセ」ネタ(笑い)も、おいおい取り上げたいと思いますが、PB で動かないことが確実なようですので、PowerBook Army の本旨からはずれそうな場合は、私の別の Web サイト( ただし、これ1月から全然アップデートしていません。関係ないけど、このページのカウンタ、1億マイナス1まで計れるんですよ〜)で取り扱っていくかもしれません。
また、こうしたソフトウェアの常識ですが、readme ファイルは必ず目を通し、「うまくいった」「不具合がある」等、有益と思われる情報はできるだけ作者の方にフィードバックしましょう。
私の PB G3/292 で試してみました。効果は絶大です。これまでの挙動がウソのように改善されました。異次元の速さです。WM として KDE、Enlightenment 0.14、WindowMaker 0.20.2 を使ってみましたが、いずれも快適に使えます。rxvt 、Xterm 等のスクロールももたつきがなくなり、ようやく G3 の本領発揮という実感です。
実は 10/16 の本欄で、「X の描画速度は PB2400 @ 16bpp のほうが G3/292 より断然、速いです」と申し上げましたが、これはまったく“素”のままの Xpmac による体感であり、かなり誤解を招く表現でした。この点に関して及川さんからも指摘を頂いておりました。このほど、及川さんの労作を試すことができ、あまりにも拙速な物の言い方であったと深く反省しております。
ちなみに、及川さんによれば、Geert さんが開発している XF68_FBDev のアクセラレーション部分にも同じコードが使われており、LinuxPPC オンリーでお使いの場合は、こちらを使ってもよいとのことです。
ずっと前に試して以来だったので、その変貌ぶりに驚いています。テーマも豊富に用意されていて、そのいずれもが美しく落ち着いた仕上がりです。スクリーンショットも用意してみました。
あわせてなかなか