ここは自分のマウス、トラックボール、トラックパッドをこよなく愛する者の館です。「私のマウスが最高だ」という熱い情報お待ちしています。Linux での動作状況についてもお伝えしていきます。
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リポート:石井聡氏
「Linuxで是非使いたいmouseはもちろんKensingtonのOrbitです。TurboMouse,ThinkingMouseも捨てがたいですが、やはりここはOrbitでしょう」
私の元に届けられた1通のメール。さっそく私は Kensington のホームページにアクセスした。製品情報のトップページに現れたのが、その Orbit であった。「あの Kensington が、ト、トランスルーセントをっ?」驚いたが、よく解説をみると、これは USB 仕様の新製品。石井氏が自信をもってご推薦の Orbit は別のページにあった。
流麗なデザイン。トラックボールとは思えぬ落ち着いたたたずまい。「Cool!」。私は「トラックボールはゲーム用」という古色騒然たる偏見をいよいよ打ち捨てる時が来たと確信した。私は石井氏に「Orbit は寡聞にして存じあげず……」と書いた。不覚であった。石井氏はお答えになった。
「悲しいお言葉。かなりの身びいきも入っていますが、OrbitほかKensingtonのインプットデバイスは秀逸です。その取扱説明書には正しい使い方まで書いてありますし。もちろんMacOS上ではドライバを用いて各ボタンに機能を割り当てることも自由ですし、なんといってもOrbitはCool!です」
「なんたってかっこいいです。PowerBookG3につりあうmouseなんてほかにないですよ。(かなりの身びいき)もちろんTurboMouse(4ボタントラックボール)やThinkingMouse(4ボタンmouse)なんていうのも捨てがたいですが。デスクトップならTurboMouseかなぁって思います」
熱い。熱すぎる。私は新しいページのタイトルをもう考え終わっていた。不要な修飾はいらない。マウスと人間との間に夾雑物はいらない。「Love Mouse!!」。これだけでいいのだと。
Kensington の評判は昔から聞いていた。マウスとしては高級品の部類に入るのであろう。かつて私はこう考えていた。確かに使いよいのであろうが、さりとてマウス「ごとき」に大枚をはたくのもばかげているのではあるまいか、と。私が考えを大きく変えたのは、PS/2 マウスの売り場を訪れた時である。Microsoft のホイール・マウスが、およそ1万円近い値をつけて売られていたのである。「こ、こんなものが、なぜ1万もするのだ」。かつて知人が持っていたこのマウスを使い、「さすが Microsoft。しょうもないマウスを作るな」と思っていただけに、その実売価格を見て驚愕したのである。痛憤が体を駆け抜けた。「良識あるマウス・メーカーを心から支援せねばならぬ」と体の奥深くで何かに火がついた。
Kensington と出会ったのは、先日の MacWorld Expo の日本ポラロイドのブースであった。恥ずかしながら、私はこの時、初めて Kensington に触れた。稲妻に打たれた。「これがマウスなのか。これがインタフェースというものなのか」。即座にショップのブースへ走った。購入すると他人の目もはばからず、その場でパッケージを開き、やにわにこのマウスを掴んだ。「おっ、おうぅぅぅ」。私は果てた。
さて、この Kensington Mouse (2 buttons) だが、PowerBook G3/292 & Linux での動作を確認した。次のようにすればよい。
コンソールなどで「mousemode 15 4」を実行。これで左クリックが「3ボタンの左」。右クリックが「3ボタンの真ん中」。左+右が「3ボタンの右」として機能するようになる。しかし、このままだと Intel 系の PS/2 マウスと挙動が異なり違和感がある。そういう場合は、X 上で「xmodemap -e "pointer = 1 3 2"」と実行すればよい。これで右クリックが「3ボタンの右」に、左+右が「3ボタンの真ん中」に配される。WindowMaker をお使いなら、WPrefs ツールで簡単に切り替えられる。
[3/4/99 追記] この2ボタンマウスをお使いの長谷川光さんから、次のような事例報告をいただきました。
「mousemode 15 4ではなく、
mousemode 3 -1
mousemode 3 4
と連続して打って(rc.localに書いて)使っています。そうすれば、『xmodemap -e "pointer = 1 3 2"』は必要ありません」とのことです。
思い出深いマウスである。購入はかれこれ2年半ほど前になろうか。MkLinux を使い始めたのを契機に、どうしても3ボタンマウスが欲しいと思い物色していた。当時、すでに ADB 仕様の3ボタンマウス自体が市場に少なく、なかなか見つからなかった。友人とジャンキーな店を散策していた時に偶然、見つけたのが、このマウスである。
かなり安い買物だったと記憶している。3千円台であったか。稀少価値のある ADB 3ボタンの上、なんとコードレス。しかし、しばらくは面白がって使っていたものの、長く使うとどうしても肩がこる。小指が引きつり、親指の付け根が不要に緊張する。要するにデカいのである。マウスは親指と小指だけでは支えきれない。どうしても薬指の力を頼ることになる。しかし、この Mouseman Cordless は幅が広く、薬指をマウスの駆動に供与できないのだ。ADB 分岐ケーブルを購入して Linux と MacOS で2つのマウスを使っていた時期もあるにはあったが、気がつくと私は Apple Bus Mouse II に戻っていった。
素晴らしい製品を生みだし続けている Logitech 社のために言っておけば、私は、この会社のマウスを多数、所有している。たまたま Mouseman Cordless が私に合わなかっただけのことだ。私は Intel マシンでは Logitech の細身の3ボタンマウスを2台、常用しているし、先頃は USB の Wheel Mouse も購入。この Wheel Mouse がまた手のひらにしっくりとくる素晴らしい造りである(クリック感が少々、安っぽいが)。残念なことに、この USB Wheel は、まだ Linux との相性があまりよくない。設定を詰めて、ぜひこの Wheel をデフォルトで使いたいと思っている。
さて、幸運にも、この Logitech Mouseman Cordless を入手できたならば、さっそく Linux で使って欲しい。設定は簡単だ。「mousemode 3 4」を実行するだけである。これで X 上で完璧に3ボタンマウスとして動作する。
リポート:Nakashin
どれだけ賞賛してもし足りないであろう。いや、私が賞賛したところで何になろう。この Happy Hacking Keyboard は、もはや伝説の存在と化している。
長い間、私はこのキーボードをデスクトップで PB2400 を使う際に使用していた。PB2400 とともに持ち歩いたこともある。現在はデスクトップ Linux マシンで毎日使っている。無駄のないコンパクトな作り。計算しつくされたキーの傾斜。必要なときは指先に吸いつき、無用の時は速やかに指先から遠ざかる、このうえない打鍵感。PC/AT、Mac、SUN のいずれのマシンでも使える柔軟性。
いや−−やはり賛辞はよそう。きりがない。それに、このキーボードを使いたい人は、すでに使っているであろうから。