各メーカより、「静冷台」と「インタークーラーG3」という同カテゴリの製品を同時期にモニタを依頼されましたので単一レポートではなく、比較レポートとします。
ぼくのマシン環境ですが、マシンは、300/14"、バックサイドキャッシュクロックは200MHzにソフトウェアで変更しています。省エネルギー関連の項目は全てOFFです。他は一般的です。
テスト時の作業内容は、ときどきPHSを使用、メールチェック、ホームページ閲覧、サイトの更新などです。
まず、「静冷台」ですが、本名は「The functional object 静冷台for PowerBook G3 Series」といい、5Kgのアルミから削りだした2.8Kgの台です。デスクなどで使用する場合は、制震・制振効果があるとうたっています。ぼくが試用しているものは試作品であり、製品版とは大幅に違っています。まず重さが1Kg程度であり、そして、裏面のスリットが非常に多く入っています。まるでヒートシンクのようです。
開発元はiDeeです。
「インタークーラーG3」はPowerBookではすでに2400c Series用に販売されているもののPowerBook G3 Series用です。この製品は2400c Series版とは違いファンが2台ついており、現段階では交互に動作しています。
開発元はバード電子です。
この2製品は同一カテゴリに位置しますが、放熱方法は明らかに違います。
「静冷台」は、まず自身に熱を移動させある程度まで落とします。その後はスリットの作用により空気対流をおこし、熱を逃がします。
それに対し「インタークーラーG3」は、ファンを使って強制的に温度を下げます。また、パネル上にも大きな穴がいくつかあり、そこでも放熱させています。
では、具体的な放熱効果を、「G3 Strip」と、体感で解説しましょう。
まずはデスクでの状況です。通常「G3 Strip」が示す値は、摂氏68度です。体感でも裏面は熱いです。
「静冷台」を使用していると「G3 Strip」が示す温度レジスタは、摂氏62〜64度です。体感では、本体裏面はぬるいです。「静冷台」本体は裏面よりもわずかに暖かくなります。熱いというほどではありません。
「インタークーラーG3」を使用中に「G3 Strip」が示す温度レジスタ値は摂氏64度です。本体裏面はひんやりとしています。「インタークーラーG3」本体はほのかに暖かい程度です。
基本的に、CPUの温度低下は同一の値です。ですから、ファンの効果はほとんど表面にのみ影響していることが見られます。
デスクの上では、放熱は同等と考えることができます。ただし、長時間の利用では、「インタークーラーG3」を利用していた方が本体表面上は低温を保ちます。CPUはどちらでも変わりません。4〜6度の低下です。
両製品ともくさび形をしており、キーボード作業の補助になります。
実際、これは楽です。ただし、全体的にも少し上がります。雑誌などを利用した場合よりは低いので特に問題もありませんけど。また、雑誌などでは平らになってしまいますからね。
「静冷台」が特徴として上げている静粛性ですが、確かに音楽CDや、HDDが回っている際の音は皆無に近い程度まで抑えられます。。CD-ROMは今手元にないのでテストできません。
それに対し、「インタークーラーG3」のファンはとても気になります。少なくともHDDよりはうるさいです。また、2つのファンが交互動作しているのですが、スイッチングの時の音がかなり耳障りです。ただし、製品版では交互ではなく同時に運転される可能性もあります。また、ファンの個体差かもしれません。
大きな声を出し、ゆうせんがかかり、レジも動作していましたが、かなり目立ちました。自宅などでの使用ではかなり気になるはずです。
また、どちらのファンが動作しているか一目で分かるように、LEDがついているのですけど、意味ないですね。場所がちょうど本体でいうスピーカのあたりにあるので確認しようがありません。
総じて言いますと、「静冷台」も「インタークーラーG3」も、CPUベースでの温度低下はほぼ同一の能力です。
「インタークーラーG3」は本体表面の温度をかなり下げることができますが、騒音がかなり気になります。
「静冷台」は、静かな代わりに、本体表面の温度低下は大きくありません。
どちらを使った方がいいかというと、環境と、ご自身の考えによると思います。「静冷台」は静粛性とともにそのもののデザインを追求しています。それに対し「インタークーラーG3」は実用本位です。
ですので、ホームユースでは「インタークーラーG3」の音は気になるかもしれません。
価格は、「静冷台」の定価が23,800円であるのに対し「インタークーラーG3」は予価ですが、18,000円程度の見込みです。「静冷台」の価格の高さが気になります。また「インタークーラーG3」も製品を目にすると、安いな、とは感じさせません。
個人的に痛いのは、「インタークーラーG3」がベッド上では動作しないことですね。裏側はむき出しなんで、ファンが引っかかってしまうんです。
後は、内部を冷やすのなら、ファンの位置が悪すぎます。ちょうどバランスよく配置されているのですが、右側はちょうどHDDのあたりにあり問題はありません。が、左は別にこれといってないというか、内蔵モデムカードのあたりですので特に熱くなりません。できれば、アルミ板の上部に来るよう配置してほしかったです。
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