PowerBook G3 Series FAQ集(Draft-'99.07.05)

※これは原稿であり、間違った記述や表現の不統一などが見られます。また、アンカーをまだ採用していません。
順次Bronze keyboardにも対応させていきますので、今しばらくこの状態でご利用ください。

 


I.外観・外部スロット・外部ポート

II.内観・内部構造 

III.メモリ・HDDなどの増設

IV.Mac OS

V.トラブルシューティング

VI.周辺機器など

 


1.PowerBook G3 Seriesの構成、正式名称は?

A.PowerBook G3 Seriesには10機種存在します。具体的には以下のモデルです。

ということで、以上の10機種を総称して PowerBook G3 Series と呼びます。このサイトではPowerBook G3 Seriesのみを対象としていますのでPowerBook G3('97.11発表の製品)に関する質問は、いただいても分かりません。

2.各機種の構成を知りたいのですが?

A.アップルのPowerBookサイト(http://www.apple.co.jp/powerbook/)に詳しく掲載されていますのでご覧ください。

3.PCカードの構成を教えてください。

A.本体左横に設置されているPCカードスロットにはタイプI,IIのカードであれば同時に2枚、タイプIIIのカードであれば同時に1枚を挿すことができます。
上下段双方のスロットは32 bit Card Bus対応スロットとなっており、USBカードなども利用することができます。
また、下段はZVポート対応となっており、DVDデコードカード、画像入力・出力カードなどが利用できます。

Bronze keyboardではPCカードスロットは1基に変更されました。機能的には旧機種の下段スロットと同様です。

4.拡張ベイの構成を教えてください。

A.拡張ベイは左に3.5"、右に5.25"の2基を有していて、それぞれバッテリスロットと兼用しています。
左側のスロットはPCIの信号が出ているため、PCIカード拡張ボックスなどのPCIバスを利用できる機器を接続できます。また、右側のスロットは5.25"のため、CD-ROMモジュール、DVD-ROMモジュールなどを挿入することができます。
サードパーティからは、Zipモジュール、SuperDiskモジュールが発売されています。
また、FDDモジュールを左側のベイで利用するときは不具合が起こる場合があります。詳しくは「PowerBook G3 Seriesについて」というインストールされているSimpleText書類をお読みください。

Bronze keyboardでは拡張ベイスロットとして利用できるのは右側のみとなりました。また、PCIの信号は物理的に来ていないため、PCIスロット拡張シャシィなどは利用できなくなりました。バッテリは今までどおりデュアルベイ仕様です。

5.PowerBook G3 Seriesに搭載されているポートを教えてください。

A.まず、左側に内蔵モデムポートを搭載している機種があります。搭載していない機種は、233/12",233/13"です。
また、後部のポートカバー内にはノート型コンピュータとしては十分すぎるほどのポートが搭載されています。
具体的には、サウンドイン・アウト、ACアダプタ、ADB、シリアル、EtherNet(10 BASE-T)、SCSI、Sビデオ、外部モニタです。ただし、上記機種にはSビデオ端子は搭載されていません。
また、その横には赤外線ポートを搭載しています。
右側の拡張ベイにはPCIスロットを搭載しています。さらに、右側にはケンジントンロックポート(セキュリティスロット)があります。

Bronze keyboardではACアダプタスロットが外に出ており、サウンドイン・アウト、USB、EtherNet(10/100 BASE-T/TX)、SCSI、Sビデオ、リセットボタン、外部モニタ、内蔵モデムです。その横には赤外線ポートを搭載しています。
PCIスロットは省略されました。

6.PowerBook G3 Seriesで搭載可能の内蔵バッテリの数は? また、バッテリについて教えてください。

A.PowerBook G3 Seriesは2基のバッテリスロットを搭載しています。これは拡張ベイスロットと兼用しています。ですから、特に拡張ベイモジュールを必要としていなければバッテリは同時に2個利用できます。
PowerBook G3 Series用純正バッテリはリチウムイオンで、単体で3.5〜2時間以上の連続使用ができます(環境による)。
また、バッテリについているLEDは充電時には自動点灯し、どの程度まで進んでいるかを把握することができます。バッテリ運用時に横にあるボタンを押すと残量を表示します。

Bronze keyboardに付属するバッテリは50W/hと強化されたものでMac OS 8.6の省電力機能と併用して5時間程度の連続使用が可能とされています。デュアルバッテリで運用すれば10時間程度使用できます。

7.スピーカはいくつ搭載していますか? また、サウンドの種類は?

A.PowerBook G3 Seriesは2基のスピーカを搭載しています。サウンドはステレオで処理されます。SRSなどは搭載していません。

8.スーパーウーファーはついていますか?

A.ついていません。

9.本体についているボタンの機能を教えてください。

A.液晶モニタすぐ下にはTFTモデルでは4つ、DSTNモデルでも機能は違いますが4つのボタンを装備しています。
TFTモデルでは左から順に消音、音量、輝度、電源ボタンとなっています。消音ボタンは起動音までも消すことができます。音量,輝度ボタンはそれぞれを調整します。電源ボタンは通常の電源操作のほか、ハングアップ時やハードウェアリセット時にキーコンビネーションとして利用する場合があります。
DSTNモデルでは音量ボタンが画面濃度ボタンに変更されます。
また、本体左側にはPCカードイジェクトボタンが装備されています。奥が上段、手前が下段スロットです。

Bronze keyboardでは、電源ボタン以外のボタンは省略されています。消音、音量、輝度ボタンはFキーと兼用になりました。fnキーと併用するかしないかは「キーボード」コントロールパネルで設定できます。
PCカードイジェクトボタンは、イジェクトアームに変更され、手動排出になりました。Mac OSが稼働している際のイジェクトには注意が必要です。

10.トラックパッドはクリック&ドラッグ対応でしょうか?

A.可能です。ご自分の好みに合わせて3つの段階が用意されています。「トラックパッド」コントロールパネルで調節してください。

11.本体のラバー部分に傷が付いてしまいました。その部分のみの交換は可能でしょうか?

A.非常に傷が付きやすいラバー部分ですが、残念ながらケースと一体化していますので、その部分のみの交換はできません。
気になるのであれば、ケースごと交換するよりありません。2,3万円はかかります。

12.フロントケース部の白リンゴは光りますか?

A.14.1"モデルであれば、バックライトが漏れるようで、光ります。ただし、暗いところでなければ確認することはできないでしょう。

13.ディスプレイハウジングの上部にある穴はなんですか?

A.内蔵マイクです。いたずらで楊枝などを挿さないようにしましょう。

 


 

1.PowerBook G3 Seriesが搭載しているCPUはなんですか?

A.PowerBook G3 SeriesはIBM社及び、モトローラ社のPowerPC G3が搭載されています。
PowerPC G3はPowerPC 740,PowerPC 750の総称ですが、アップル社はバックサイドキャッシュ非搭載のモデルに関して具体的なCPU名を公表していないため、断定できません。

2.PowerBook G3 Seriesの最大搭載メモリ、Appleの保証最大メモリは?

A.現在搭載できる最大量は、384MBです。Appleは自社サイトでは256MB以上積めますよ、と宣伝しているのに保証は192MBまでです。
もちろん、メモリインターリーブには対応していません。iMacも同様です。

Bronze keyboardでは384MBまで正式にサポートされました。

3.バックサイドキャッシュの搭載・非搭載、搭載の場合の容量を教えてください。

A.233/12"、233/13"の2機種はバックサイドキャッシュを搭載していません。
233/12" TFT、233/14"は512KBのバックサイドキャッシュを搭載しています。バックサイドキャッシュクロックはCPUクロックに対し、2:1の設定です。
250/13"、292/14"、266/14"、300/14"、333/14"、400/14"は1MBのバックサイドキャッシュを搭載しています。バックサイドキャッシュクロックは333/14"、400/14"がCPUクロックに対し、5:2であり、その他の機種は2:1です。

4.ロジックボードのバスクロックは何MHzですか?

A.250/13"、292/14"は83MHzです。
それ以外の機種は全て66MHzです。
バスクロックによって利用できるメモリの種類は違いますが(83MHzに対応している100MHz用は高い)、その速度差は人間では分かりません。安い方を利用してかまいません。

5.なぜ後期モデルではバックサイドキャッシュが低速化されたのでしょうか?

A.1つはコストダウンのため。もう1つは発熱防止のためです。バスクロック83MHzモデルは異様に熱くなります。

6.CPUボードはモジュール化されていますが、今後アップル、もしくはサードパーティからPowerBook G3 Series用アクセラレータカードは出てくるのでしょうか?

A.有名な話ですが、PowerBook G3 SeriesのCPUカードはMac ROMが搭載されています。そのため、アクセラレータカードを出す場合にはアップル社の許諾が必要になってきます。
アップル社は互換機路線を廃したことなどから、Mac ROMのライセンスの可能性は非常に低いと見られます。
アップル社自身、アクセラレータカードのためにドータボード化したわけではないようなので、特に出すつもりもないようです。

7.PowerBook G3 SeriesとiMacのドータボードの仕様は同じなのですか? もし同じ場合、入れ替えは可能ですか?

A.確かに、部品の共通化などの観点から共通のものが利用されています。
しかし、先述のMac ROMの問題などもあり動作しません。
カード自体は一緒のものですので、メモリは共通です。

8.内蔵モデム非搭載モデルに内蔵モデムを搭載することはできますか?

A.スロット自体は用意されていますのでもちろんできます。
ほかのPowerBook G3 Seriesから抜いてくるか、iMacから抜いたものが利用できるほか、部品として手に入れることができればそれをインストールして利用することが可能です。

9.PowerBook G3 Seriesにはファンが内蔵されていると聞きましたが、どのあたりにあるのですか? また、いつ回るのでしょうか?

A.内蔵ファンはレフトスピーカの下部あたりに設置されています。
回るタイミングはあなたの利用している環境にもよりますが、PowerBook G3 Seriesの主な発熱要因は、CPUではなく、グラフィックスアクセラレータですので、簡単に知ることはできません。
ベッドや布団の上で内蔵モデムを利用してある程度ウェブブラウジングなどをしていれば回りだします。内蔵モデムもかなり熱くなるようです。
また、ハードウェアリセットのキーアサインを長くプレスしているとファンが回りだします。ただし、通常使用時はハードウェアリセットは行わないでください。

10.PowerBook G3 Seriesに搭載されているVRAMのサイズを教えてください。また、増設はできるのでしょうか?

A.PowerBook G3 SeriesのVRAM構成は2パターンあります。233/12"、233/12" TFTは2MB、233/13"、250/13"、292/14"、233/14"、266/14"、300/14"は4MB、333/14"、400/14"は8MBのVRAMが搭載されています。
増設は、できません。

 


 

1.メモリを増設したいと思います。PowerBook G3 Seriesは2つのスロットがありますが、同一のものですか?

A.同一ではありません。ヒートシンクを外してすぐに見えるものはユーザが増設できるスロットです。2inchまでの高さのメモリを刺すことができます。
CPUボード裏側を増設する場合はCPUボードを一旦抜かなければなりません。慎重に取り扱ってください。こちら側には1.5inchハイトのメモリを利用することができます。このスロットのメモリを増設するためにCPUカードを抜くとアップルのメーカ保証を失います。心配であれば、ショップやサービスプロバイダに依頼してください。
増設自体は簡単です。マニュアルにも記載されていますので参考にしてください(表側のスロットのみ)。

2.メモリは何を利用すればいいのでしょうか?

A.PowerBook G3 Series用、もしくは、PowerBook G3 Series,iMac用SO-DIMMを利用してください。増設するスロットによって高さが違うのは前述の通りです。購入の際気をつけてください。

3.HDDを換装したいと思います。どういったHDDが利用できますか?

A.PowerBook G3 Seriesでは2.5inchのIDE準拠HDDを利用してください。IBM社製のHDDは全て「ドライブ設定」でイニシャライズできます。また、Macとの親和性も高く、信頼性も高いため、ほとんどのショップで勧められます。
もちろん、他のメーカでもご利用になれますが、「ドライブ設定」が利用できず、フォーマッタの購入が必須になる場合がありますから気をつけましょう。
先の2機種では17mm厚まで、Bronze keyboardでは12.7mmまでのHDDがインストールできます。

4.HDDの換装を自分でしたいと思います。どのようにすればよいですか?

A.PowerBook G3 SeriesでのHDDの交換は簡単です。ただし、トルクスドライバが必要になってきますので別途用意してください。
HDDケースの取り外し方まではマニュアルにイラストつきで解説してありますのでご覧ください。盗難防止のため簡単にはずせるようになっています。
あとはケースのネジをはずして入れ替えればOKです。元の順序で組み直してください。

5.キーボードをはずしたあと、再度つけ直したらがたついたりきしんだりします。どうすれば元に戻りますか?

A.キーボードを元に戻す場合は若干コツがいります。奥側のつめを入れたら手前の中央部分を先に戻してください。その後両はじを押さえてロックします。ロックが不完全ですとキータッチの際ぶれたりしますので、きちんとロックを確認しましょう。

5.キーボードを一度はずしてから、やけに本体が熱くなったり、熱暴走したりします。どうなってしまったのでしょうか?

A.PowerBook G3 Seriesはキーボードを利用して放熱しています。キーボードとロジックボードの間にはヒートシンクが1枚入っています。それぞれが接触していないことが考えられます。ヒートシンク自体はCPUに直接触れていますので、まずそこの点をチェックしましょう。
さらにキーボード中央部が持ち上がっていませんか? この場合もきちんと放熱されませんので再度確認してみましょう。

 


 

1.PowerBook G3 Seriesが要求するMac OSの最低バージョンはいくつでしょうか?

A.市販されているMac OSであれば、Mac OS 8.5が必要になります。初期モデル・後期モデルの前半では、Mac OS 8.1にPowerBook G3 Series用イネーブラが入ったものがインストールされています。現在流通しているPowerBook G3 SeriesはMac OS 8.5です。

Bronze keyboardはMac OS 8.6が必要です。専用のファイルがいくつか加わっていますが、イネーブラはありません。

2.Mac OS 8.5は大きな変更がいくつかあり、アップグレードを躊躇しています。Mac OS 8.1(PowerBook G3 Series専用)を使っていてもかまわないでしょうか?

A.あなたがDTP関連などMac OS 8.1以下でしかできない業務をされていない場合、必ずアップデートしましょう。
Mac OS 8.5(正式名称はMac OS 8 バージョン8.5)は、PowerBook G3 Seriesに対する大きなバグが解消されています。第1,2世代に限らず発生するスリープ後のATIチップが動作しない、などのバグです(これは別途配布のATI Driver Update 1.4.7を併用すべき)。
この問題はAppleのTILの記載は間違った情報ですので気をつけましょう。スリープ後のトラブルは第2世代でも発生しています。

 


 

1.起動音がしません。スピーカが破損してしまったのでしょうか?

A.おそらく消音ボタンが音になっています。起動後再度押してオフにしてください。
また、ボリュームが0になっていないか確認してください。
これらがOKで起動音がしないならハードウェアの故障が考えられます。

2.バッテリが充電しません。故障でしょうか?

A.まずACアダプタから正常に電源が供給されているか確認しましょう。コンセントが故障していないか、また、ACアダプタの一部が断線していないか確認してください。
次にハードウェアリセットを試みてください。それでも充電が進まない場合、PMUボードやバッテリ本体、ロジックボードの破損・故障が考えられます。

3.CD-ROMを挿入すると扇風機が回っているような音がします。これは異常でしょうか?

A.PowerBook G3 Seriesが搭載するApple 20x,24xCD-ROMモジュールは20,24倍速のため、アクセス時はものすごい騒音を出します。正常です。
もしトルクスドライバを所有しているなら本体裏側各所のネジをあまり力をかけることなく増し締めしてみましょう。意外に騒音は収まるかもしれません。

4.内蔵モデムポートのカバーがやけに緩いのですが、正常でしょうか?

A.かなり気になるとは思いますが、正常です。

Bronze keyboardではリアポート内に移動したため、その心配はありませんが、頻繁に内蔵モデムを利用される方には少し不便かもしれません。

5.液晶モニタ下部の発色がやけに淡い気がしますが、正常でしょうか?

A.これは下部にバックライトがあるためであり、正常です。

6.液晶部がやけに揺れます。何とかなりませんか?

A.後部にあるポートカバーを開け、両はじに2つずつあるトルクスネジを、トルクスドライバを用いて増し締めすればある程度改善されます。
ヒンジが破損している場合もありますので、その場合には交換が必要です。

7.PowerBook G3 Seriesが故障したようです。どこで修理してもらえますか?

A.Macintoshの修理はいくつかの方法からユーザが選択できます。
まずは、持ち込み修理。各地に点在するApple正規認定サービスプロバイダ・あなたが購入した販売店に持ち込んでください。
次は引き取り修理。これは保証期間中と、アップルケア期間中に利用できます。アップルのウェブサイトからこのサービスを行っているサービスプロバイダの電話番号をまず調べておく必要があります。
どちらにしても、故障した要因や、その時の状況をあなたは相手に詳しく話せるよう、把握していなくてはなりません。

 


 

1.拡張ベイ用のMOドライブはありますか? あるとしたらどこから発売されていますか?

A.MO Driveベイはどこの企業からも発売予定がありません。PowerBook G3 Seriesの拡張ベイにおさまる薄さのMOドライブユニットが存在しないからです。

2.拡張ベイ用のZipドライブモジュールやSuperDriveモジュールはありますか? あるとしたらどこから発売されていますか?

A.VST社から発売されています。国内では、ゲートより発売されています。

3.PowerBook G3 SeriesのPCIスロット用PCIカード増設ボックスがありますが、国内の取扱い先はどこですか?

A.Magma社PCI拡張シャシィですね。国内では、オービット ミューズテクス事業部が取り扱っています。ただし、Bronze keyboardでは利用できません。

4.純正のFDDモジュールは手に入りますか?

A.すでに生産は終了し、流通在庫のみの展開となります。また、Bronze keyboard用の純正オプションは提供されません。どうしてもフロッピーを利用する必要がある場合は、2.で紹介したSuperDriveモジュールか、USB FDDを購入してください。