PowerBookのCPU
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 今あなたの使っているPowerBookに搭載されているCPUはいったい何かご存じですか?

 どのPowerBookになんのCPUが入っているかを簡単に書くと、初代シリーズのントリーモデルとして発売されたPowerBook100には68HC000。このCPUは初代Macintosh(起動時に出てくる「あの形」をしたMacintosh)と同じで、正確に言うとその省電力のタイプの物。ただしこの頃のPowerBookにはFPU(浮動小数点ユニット)やPMMU(ページメモリ管理ユニット)などは付いていない。

PowerBook140,145b,150,160,165,165c,180,180cには68030というCPUが積まれていて、68000から2倍の処理速度とPMMUを積んだ形になった68020を命令キャッシュやデータキャッシュを強化した物がそれにあたる。

PowerBook 520,520c,540,540c,190,190cには、68LC040。,550cには68040が積まれている。68040になってからソフトウェア的にFPU(浮動小数点ユニット)を内蔵している。前述のLCの付いた機種はそのFPUが入っていない物で、省電力なものになっているが、LCの付いていない550cは浮動小数点を必要とするソフトが動く代わりに消費電力が増えてPCMCIAモジュールを付けると電力が落ちるという事があったようだ。68040の場合で単純な演算処理速度の場合68030(FPU付き)と比べると最大10倍のスピードが出るという。(91年MacWorld12月号参照)

 時代は流れて、PowerPCが発表されてデスクトップ機には今までの68040からPowerPCを搭載する様になった。最初のPowerPCは601と言うものが出て、このCPUはMacintosh Classic(68000/8Mhz)と比べると120倍ということらしい。(94年MAC LIFE4月号参照)でも、この頃のMacOS(7.5.2)は68000シリーズのエミュレートで動作していたので、本当の意味では何倍なのか良く分からない。

そして、PowerBookに搭載されたPowerPCはこの601の消費電力を減らした省電力設計の603eという物が搭載されていて、その消費電力は68LC040の半分ほどになっている。しかし、バッテリーの持ちが良いのかと言うとそうでもなくて、使用時間は同じくらいである。この頃からようやくApple以外のNewerなどのサードパーティーなどからアップグレードボードの出荷も始まりPowerBook 5xxシリーズはそのおかげで今だに現役として多くの人に使われている。しかし、残念ながらCPUボードの「ゲタ」が生産終了となり、Sonyが作っていた5xx用のキャッシュ(だったと思う^^;;)なども生産終了となったことによって昨年5xxシリーズのアップグレードも幕となった。ちなみに、PowerPC603e搭載のPowerBookは、5300,5300cs,5300c,5300ce,1400cs,1400c,2400,3400である。詳しくいうと603ev,603erなどあるようだが、その辺りはあまり詳しくないのでまたの機会にさせて貰う。

 ようやく本題に入れそうだが、ここで問題が出てくる。CPUが68LC040だからといって必ずしも絶対に駄目という事ではなくて、インターネットをするのであれば、表示が遅いマシンながらMacOS8.1にすればOpentransport1.3のおかげで、ネットワークに関してはかなり快適になるしマルチタスクの恩恵にも与れる。通信を必要としなくて、印刷だけとかのスタンドアローンであればMacOS7.5.3でも相当快適だと僕は思う。要するにCPUが遅いからと言ってもそれに見合ったバージョンのOSを使っていればやれる事の範囲は違えど、使用目的によっては十分と言う事だ。なにも闇雲に最新機種が良いかと思えばそうでも無いし、約7年も販売されているPowerBookシリーズも徐々に時代を経て色々な顔が揃ってきたから、その中であなたが気に入ったデザインの機種を買うのも一つの楽しみだと思う。

 さて、今日のここまで書いた事を一言でまとめるとすれば、『PowerBookはスペックが全てではない』ということです。ま、最近PowerBook2400を買って喜び勇んで持ち歩いているYASがいう事ではないんですけどね。でも、540cはちゃんと使ってますよ!(^^;)


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