作製のきっかけ
歴代のPowerBook (以下PB)はチルトスタンドが装着されていましたが、PB1400とPB2400にはありません。PB1400は前方にCD-driveが飛び出てくるので角度をつけられないようにしたとかで、これは仕方がないとは思います。しかし、PB2400はバッテリーの挿入口があるのみですので、装着されなかった理由は何故だか分かりません。組み込む場所が無かったか、重量を2kg以下にする至上命令のためか、コスト削減のためなのでしょうか?普通の外付けキーボードは元々ある程度角度があり、更に角度を大きくできるようになっています。キーボードは水平だと、どうしても手首が折れて手のひらが浮きがちになりますし、視認性も悪いですね。結果として、疲れ易く打ち間違いが増えるようになるものと思われます。それで普通のキーボードには全て角度がついているのでしょう。一言でいって水平だと打ちにくいわけです。
これはPB500やPB3400シリーズなどと比較した際の弱点となるわけで、PB2400をこよなく愛する者の義務としてこれを克服する術はないかとあれこれ考えていました。
最初は本や発泡スチロールの角材を敷いたりしていましたが、どうしても場所をとってしまったり、PBを動かす際にそれらがずれてしまうので長続きしません(1時間以内)でした。何よりも美しくなかったのが難点でした。そこで、Fred Meyerという食料品から家具、日曜大工用品まで何でも売っている大きなスーパーマーケット(これがなかなか広いのです)に行き、何かいいものはないかとあまねく探し、やっとイメージに近いものを見つけたというわけです。
作製方法
PowerBook Army・日本語会議室・PowerBook factory・PB2400の気になる点について[http://www.powerbook.org/conference/02_factory/]でのコメント(Part 1)の通り簡単です。参考までに、これらの材料はアメリカの製品ですがGrippers(オセロの駒様の足)とQuikStik Easy-Tac(接着剤入り粘土)と名前がついてます。同じものはないかもしれませんが、皆さんも同様の材料を準備して作ってみてはいかがでしょう。「足」の粘着テープの強度によっては「粘土」は不要かもしれませんが、装着・脱着を相当回数繰り返すためにはやはり「粘土」は必要かと思われます。探せば「足」や「粘土」には様々な色があるかもしれませんので各自のお好みでどうぞ。僕は薄い青色の「粘土」がOS8の画面に合っているような感じがして気に入っています。Photo 1(材料)
一番左が、オセロの駒用の「足」(直径1.8cm、高さ0.5cm)の横から見たもので、白いシールをはがすと粘着面が現れます。次が「足」の裏面です。中央の縦長のものが接着剤入りの粘土です。中央やや右はコメットスタンドmarkIIの完成品で、それぞれ上面と横面です。三段重ねした「足」に「粘土」を適量(少量)載せて延ばし、中央をカッターで掘ったものです。一番右は二つくっつけたもので、持ち運ぶときにあちこちくっつかないので便利です。尚、下は大きさの目安としてのペンです。
最近は三段重ねの改良型 (mark II?)を作製し使用しています。改良型は、ただ接着剤入り粘土を多めに載せ、後で中心部をカッターなどでドーナツ状に掘る(元々の足にかぶせるため)だけです。初期型はどこにでも貼れるのはいいのですが、改良型のように元々の足にかぶせたほうがやはり美しいですものね。裏面は殆ど人目には触れませんが、愛機へのこだわりです。ね、Nariさん(極私的PB2400頁 [http://www.powerbook.org/2400/] 特選大人の裏画像参照)。
Photo 2(裏面)
裏面もすっきりです。
少し使っていると粘土が外にはみ出てきますのでカッターで切り取ってやって下さい。改良型の装着は本体を裏返してやっています。まあ、軽いPB2400のことです、朝一回(設置時)ぐらいは簡単でしょう。この三段重ねのMark IIでチルトスタンド使用時のPB520と同程度の角度になります。初期型か改良型かは好みの問題でしょう。
Photo 3(背面) Photo 4(横面) 背面も見た目も良いでしょう? 角度がついているのが分かります。
僕はこの程度の角度が好きです。
使用感
4週間ほど使っていますが、いたって快適です。「作製のきっかけ」にも書きましたが、水平状態に比べると感覚的に格段いいような気がします。数値化できないのが残念です。僕は二段より三段重ね(1.5cm高)が気に入っています。もう手放せませんね。通気が良くなるせいか、本体の温度が心持ち低くなったような気がしないでもない(表面温度の実測はしていません)です。
Photo 5(正面)
角度がついているのがどうにか分かるでしょうか。
ちなみに、左が僕(うり坊)で、右が最愛の妻(うさぎ)です。
長所、短所、改良すべき点
まず長所ですが、快適・簡単・安い・軽い、です。何より、キーボード入力が快適になります。安上がり(GrippersとQuikStikの両方で4ドルあまり)なのは良い点でしょう。好みの角度・高さに調節できまが、これは他のPBにはない特徴ですね。重さは二本合わせて4グラム程度と軽いです。本体に比べれば誤差の範囲内ですね。
見た目も美感を損なわずなかなか良いと自分では思っています。本体の温度が心持ち低くなったような気がしないでもないのも長所としておきましょう。
短所は、なくしやすそうなこと(まだなくしていませんが)と、改良型は装着時にPB2400を裏返さなければならないこと、ぐらいかな。
今後の改良すべき点。今のところ一応現状に満足していますが、ただ、長期間使用した時の耐久性はどうかということは気になります。へたってきたらまた作ればいいのですが・・・。また、PBの前方の角が直接机に触れるようになりますが、強度的に問題ないようですし、特に滑ったりしません。気になる人はゴム製の足なんかを貼ったほうがいいかもしれません。